MENU
最新著書『コンサルが「マネジャー時代」に学ぶコト』ご購入はこちらから

女性コンサルタントのリアル:キャリア・恋愛/結婚・年収について

コンサルティング業界は、ハードワークかつ男性が多いイメージが強い一方で、近年は女性コンサルタントの数も着実に増えています。とはいえ、恋愛や結婚、出産などのライフイベントをキャリアとどう両立させるかという悩みは根強く存在し、男性中心の企業文化の中で苦労する場面も少なくありません。

そこで本記事では、女性コンサルタントとして活躍している人たちが抱えるリアルな悩みや、結婚・出産を経てもキャリアを築ける理由、そして男女共通で求められる必須スキルなどを分かりやすくまとめました。さらに、業界の平均年収や女性ならではのメリットもご紹介しています。「激務の中でプライベートは充実させられるの?」「男性社会でどうやって存在感を出すの?」といった疑問や不安をお持ちの方は、ぜひ最後までご覧ください。

なお、質問形式でラフに読みたい人は以下の記事をお読みだください。

目次
考えるエンジン無料相談はこちらから

女性コンサルタントが抱える悩み

コンサルティングファームで活躍する女性は増えているとはいえ、まだまだ男性中心の業界であることに変わりはありません。そのなかで、女性コンサルタントたちは仕事面だけでなく、恋愛・結婚・出産などのライフイベントにおいても様々な悩みや不安を抱えがちです。以下では、よく聞かれる代表的な悩みを整理してみました。

1. 恋愛との両立が難しい

  • 激務による時間の制約
    若手の20代アソシエイト期は特に忙しく、プロジェクトごとに残業や出張が重なるため、パートナーに十分な気遣いができずに破局してしまうケースも。
  • 仕事の話をしすぎて引かれてしまう
    コンサル特有の論理的思考や仕事中心の話題に偏り、「仕事の話ばかりする女性」と思われてしまうことも。気遣いが不足すると、新しい出会いのチャンスがあっても上手く活かせない場合があります。
  • 1人で生きていけるがゆえの未婚率
    高収入かつ仕事にやりがいを感じている女性は、無理して結婚する必要を感じにくい側面があります。その結果、結婚を先延ばしにするうちにタイミングを逃してしまうこともあるようです。

2. 結婚のタイミングと社会的プレッシャー

  • 「20代後半で忙しすぎる」問題
    体力的にもキャリア的にも伸び盛りの20代後半は最も激務になりやすく、結婚相手との時間が取りづらいという現実があります。
  • 30代前半での焦り
    プロジェクトリーダーやコンサルタントとして昇進を遂げた30代前半は結婚のメイン層でもありますが、同期でも結婚していない人が半数近くいるという状況も。恋愛に対する焦りや周囲からの結婚に対する圧力を感じるケースが多いようです。
  • 男性とのタイムリミットの差
    女性は妊娠・出産にタイムリミットがあるという社会的認識があるため、男性よりも早い段階で「結婚しないの?」とプレッシャーを受けやすい面もあります。一方で結婚を意識せずに仕事に邁進する女性もおり、その温度差が葛藤につながることがあります。

3. 妊娠・出産とキャリア形成の両立

  • 育休・産休制度は整いつつあるが…
    近年、多くのコンサルファームで女性管理職を増やす動きが活発化し、産休・育休を取りやすい環境が整いつつあります。ただし、UP or OUTの昇進ルールが厳しい会社だと、1年の育休があるだけで期間全体が延びてしまい、復帰後のキャリア計画にズレが生じることも。
  • アソシエイト時代の出産はリスクが高い
    入社1~2年目で産休に入ると、そもそも激務のアソシエイト職に戻りにくい現実があります。会社にとって育成中の段階で子育てを両立するのはかなりの負担となり、実際に両立できている人は少数派です。
  • ベストタイミングはプロジェクトリーダー期?
    昇進して自分の働き方をある程度コントロールできるようになった頃が、妊娠・出産の理想期との声も。ただし、これはあくまで一例であり、もちろん個人の状況やパートナーの意向によって大きく異なります。

4. 上司やクライアントとの男性社会における人間関係

  • 女性コンサルタントを苦手とする上司も存在
    体育会系の風土が強く、男性ばかりの環境で働いてきた上司などは、女性メンバーへの接し方に戸惑いを見せる場合があります。露骨に「女性と働くのは嫌だ」と言われるようなケースは稀ではあるものの、コミュニケーション面で気を使うことも。
  • 仕事上の期待と扱いのギャップ
    性差を意識してほしくないと思う女性もいれば、一方で「女性だからこそ優遇されているんじゃないか」という周囲の目線を感じる人も。好意的なサポートと感じるか、余計なお世話と捉えるかは人それぞれで、板挟みになることがあります。

5. 体力勝負以上に必要なメンタルタフネス

  • 体力的には大差ないが、激務によるストレスは大きい
    コンサルの仕事は頭脳労働が中心であり、男女差よりも個人のストレス耐性やメンタルタフネスのほうが重要です。女性だから体力が持たない、というよりは男女ともに心が折れそうになる場面があり、そこをどう乗り越えるかが鍵になります。
  • 周囲からの「女子だから○○だろう」という思い込み
    先入観や ステレオタイプ が原因で、「深夜まで働くのは難しいのでは?」「体力がないのでは?」といった誤解を受けることも。実際には問題ないのに配慮されすぎて、思いきり仕事を任せてもらえないようなジレンマを抱える人もいます。

女性コンサルタント恋愛・結婚・出産事情

コンサルタントとしての日々は、プロジェクトワークに追われる激務のイメージが強く、「本当に恋愛や結婚、出産はできるの?」と不安を感じる方も多いでしょう。実際に、20代はアソシエイトやコンサルタントとして最も忙しい時期でもあり、仕事中心の生活となる場面が多くなります。しかし、多くの女性コンサルタントがライフイベントを乗り越えながらキャリアを続けているのも事実です。ここでは、恋愛・結婚・出産をめぐる実情やタイミング、働き方などについて整理してみます。

1. 結婚のタイミングは人それぞれ

  • 入社前に結婚しているパターン
    学生結婚など、入社前にすでに結婚している方はごく少数です。結婚直後に子どもができ、コンサルタントを辞めてしまうケースもあるため、周囲からすると「珍しい存在」とみられることが多いようです。
  • 20代後半で結婚するパターン
    同じ職場(コンサルファーム)内で出会い、そのまま社内結婚に至るケースが見られます。忙しい現場を共に乗り越えるうちに信頼関係を深める人も多く、社外に比べると仕事への理解度も得やすいのが特徴です。
  • 30代前半で結婚するパターン
    コンサルタント・プロジェクトリーダーとしてキャリアが安定した頃が、もっとも結婚が多い印象。20代に必死で働いていたらあっという間に時間が過ぎ、「気がつけば30代前半」という女性コンサルも少なくありません。社内外を問わず、出会いのきっかけは多種多様です。
  • 30代後半で結婚するパターン
    一見遅めに見えますが、実は意外と多い選択肢。コンサルタントとして収入もあり、自分一人でも十分生きていけるため、「30代半ばを過ぎてからゆっくり人生設計を考える」という人もいます。

結婚というライフイベントはあくまで個人のペースや相手の事情にも左右されるので、「20代で必ず結婚しなければならない」というわけではありません。仕事が忙しいからこそ、タイミングを見計らっているうちに少し遅めの結婚となるケースも珍しくないのです。

2. 「出会いがない」は思い込み? 忙しい中でもチャンスはある

激務のため恋愛の時間がないと感じるかもしれませんが、実際には趣味を通じて出会った人や社内恋愛で結婚する人が多く見られます。

  • 社内恋愛のメリット: 同じプロジェクトに入り、お互いの仕事への理解が深まることで、忙しくてもサポートし合える関係になりやすい。
  • 社外の出会い: 趣味のコミュニティや友人の紹介など、意外な場面で良縁がある場合も。仕事の話をしすぎて相手に引かれてしまうこともあるため、「仕事モード」と「プライベートモード」のバランスに気をつけたいところです。

また、コンサルタントとして一定の収入やキャリアがあるため、結婚は後回しでも十分生活が成り立つのも現実です。その結果、未婚率が高くなる傾向も見られますが、それは必ずしも出会いがまったくないことに直結するわけではありません。

3. 妊娠・出産に対する会社のサポートは拡充中

かつては「産休育休を取ったらキャリアが止まるのでは?」と心配する声が多かったものの、近年ではコンサル業界も女性管理職を増やしたいという流れが強まり、産休・育休制度は年々整備される傾向にあります。ただし、コンサルファーム特有の「UP or OUT」の昇進ルールがある場合、タイミングには注意が必要です。

  1. 産休・育休期間は実働期間に含まれない
    3年以内に昇進しないと厳しいという仕組みがあるファームでは、1年育休を取ると、単純に期間が延びることになるため、復帰後のプロジェクト選択や働き方を調整しないと昇進のペースにズレが生じる可能性があります。
  2. アソシエイト時代の早すぎる出産は復帰が難しいケースも
    入社1〜2年目ではまだコンサルタントとして自立しきれていない時期です。育児と激務を両立しようとすると大きな負担がかかり、復帰後のプロジェクトアサインも難しくなる場合があります。

とはいえ、十分に成長してから産休・育休を取るコンサルタントは珍しくなく、会社としても優秀な人材を流出させたくない思いがあるため、積極的にサポートしてくれることが増えています

4. 理想は「コンサルタントで結婚、プロジェクトリーダーで出産」

多くの女性コンサルタントが実践しているタイミングとして、「結婚はコンサルタント昇格あたり、妊娠・出産はプロジェクトリーダー時代」というパターンがあります。

  • コンサルタントとしての基礎が固まる20代後半〜30代前半に結婚
    最初の数年は仕事に慣れるので精一杯。ある程度コンサルの働き方を理解し、自分でスケジュール管理や折衝ができるようになってからの結婚は、夫婦のすれ違いを防ぎやすいメリットがあります。
  • プロジェクトリーダーで妊娠・出産
    企業としては女性管理職を増やしたい思惑があり、子育てと仕事を両立できる制度整備を進める動機にもなります。会社にとっても、「管理職で育児休暇を取っても再び戻ってくれる女性」は貴重であり、サポート体制が手厚くなる傾向があります。

もちろん、これはあくまで理想の一例であり、30代後半で妊娠・出産をする人もいれば、早い時期に子どもを産んで短時間勤務で復帰する方もいます。経済力があるぶん、ベビーシッターを活用するなど外部サービスを取り入れながらフル稼働を続ける人も珍しくありません。

5. 「かわいさを忘れない」「結婚がすべてではない」

最も大切なのは、自分が望むライフプランを描き、それを会社やパートナーとの話し合いのなかで実現していくことです。たとえ激務の業界であっても、かわいらしさや女性らしさを忘れずにいれば、恋愛・結婚の機会も意外と豊富に転がっています。さらに、独身であってもコンサルタントとして十分収入を得られるため、「無理に結婚する必要もない」という考え方ができるのも一つの自由。
逆に、周囲の状況や世間一般の「結婚すれば幸せ」という常識に流されると、自分の幸せとは別の道を歩んでしまう可能性もあるかもしれません。キャリアもプライベートも、どちらも楽しみながら、自分のペースで進むのがコンサル系女子の強みといえます。

女性コンサルタントとしてのメリット

コンサルティング業界は一般的に激務で男性比率が高いイメージがありますが、近年は多様性を重視する動きが加速し、女性の活躍も増えています。そんな環境の中で、女性コンサルタントとして働くことにはどのようなメリットがあるのでしょうか。実際の現場で感じられるポイントをまとめました。

1. かわいがられやすいからこそ広がる人脈とサポート

男性に比べて女性はコミュニケーション重視型であり、柔らかな物腰や相手を気遣う雰囲気を自然に醸し出しやすい傾向があります。すると、クライアントや上司・同僚から「話しやすい」「一緒に仕事しやすい」と好印象を持ってもらいやすく、結果として仕事の場面で協力を得やすくなることが多いのです。

  • 上司からのサポート:ちょっとした相談ごとでも親身になってもらえたり、プロジェクトで有益な情報を先に教えてもらえるなど、コミュニケーションが円滑に進む場合が多い。
  • クライアントとの関係構築:硬い話だけでなく、雑談を織り交ぜながら意見を引き出すことで、信頼関係が深まるケースも少なくありません。

こうしたかわいがられ体質は、業務領域を超えた幅広い人脈づくりにもつながり、コンサルタントとして成長するうえでもプラスに働きます。

2. 女性ロールモデルを増やしたいという企業側の後押し

社会全体として「女性活躍推進」が叫ばれている現代、外資系をはじめとするコンサルティングファームでは、女性管理職を増やしたいという強い動きがあります。これは女性コンサルタントにとって、キャリアアップの機会が増えるというメリットにつながります。

  • 厚遇されやすい環境づくり:育休・産休制度の拡充や時短勤務の導入など、女性が長く働ける制度を積極的に取り入れるファームが増加中。
  • 上層部からの期待度:優秀な女性コンサルタントを重要ポジションに登用し、社内外にアピールしたい企業の意向が、本人のキャリアアップを後押しするケースも多い。

もちろん実際には企業やチーム次第の部分もありますが、「女性リーダーを育成したい」「女性役員を増やしたい」という風潮は、長期的なキャリアを築くうえで心強い追い風と言えるでしょう。

3. プライベートでも女性少数派が歓迎される場面が多い

コンサルタントは趣味の時間を取りにくいといわれる一方で、女性が比較的少ない趣味のコミュニティ(ゲーム・囲碁・スノーボードなど)に顔を出すと、それだけで歓迎されることがあります。

  • コミュニティでのプレゼンス向上:男性が多い場だと、女性メンバーは貴重な存在として注目されやすく、仲間の輪に入りやすい。
  • 「自分らしく」楽しみやすい:仕事を忘れてリフレッシュできる趣味が見つかれば、忙しいスケジュールの中でも気分転換が可能に。

ただし、コンサルタントとしての仕事の話をしすぎると相手が引いてしまうこともあるため、オン・オフの切り替えがスムーズにできる人は私生活でも趣味を存分に楽しめる傾向にあります。

4. 組織内で「上手に可愛がられながらも舐められない」強さが身につく

コンサルティングの仕事は論理的思考や結果重視の世界。一方で、女性ならではの柔らかなコミュニケーションを武器にすることで、厳しい指導も受け流しつつ学ぶ姿勢が取りやすいという利点があります。

  • 可愛がられる反面、舐められやすいリスクも:部下を叱ろうとしても「まったく怖くない」と言われることがあるなど、威厳を保ちにくい場面も。
  • 実力で信用を得やすい:プロジェクトで成果を出す、分析や提案で高いクオリティを見せるなど、仕事での実力を示すことで「ちゃんとできる人」と周囲の見方が変わり、舐められないラインを確立できる。

このように、コミュニケーションの柔らかさを大切にしながら、論理的な思考や成果を積み重ねることで、キャラクター性とプロとしての厳しさを両立できるようになるのも、女性コンサルタントならではのメリットと言えるでしょう。

女性コンサルタントの年収

コンサル業界全体で見ると、平均年収は約945万円と高水準ではあるものの、各コンサルファームによって大きな差があるのが実情です。FCON(外部サイト)の調査結果によれば、トップ3割のコンサルファームでは平均年収が1,000万円を超える一方で、下位4割の平均年収は800万円未満となっています。以下は主なポイントです。

  • M&A系コンサルの高収入
    ランキング1位に輝いたM&Aキャピタルパートナーズは平均年収が3,161万円と際立った高さ。その他にもストライク(1,438万円)、日本M&Aセンター(1,243万円)などM&A領域のコンサルファームも上位に入っています。
  • 戦略系コンサルの上位ランクイン
    2位ドリームインキュベータ(1,776万円)、3位ボストンコンサルティンググループ(1,483万円)を筆頭に、カーニー、ローランド・ベルガー、ベイン・アンド・カンパニー、マッキンゼー、アーサー・D・リトルといった戦略コンサル大手もすべてトップ20入りしており、平均年収は1,351万円とかなり高水準です。
  • FAS・中規模総合コンサルも上位に
    KPMG FAS、PwCアドバイザリー、デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリーなどのFAS(ファイナンシャルアドバイザリー)領域や、クニエ、ライズ・コンサルティング、シグマクシスといった中規模の総合コンサルも20位以内に入る結果となりました。

女性コンサルタントの場合でも、このように企業規模や領域、専門分野によって年収には大きな開きがあります。平均年収1,000万円以上を狙えるファームも少なくありませんが、一方で下位層では800万円未満の水準であることも事実です。自分がどの領域やファームでキャリアを積みたいかを考える際の一つの指標として、年収ランキングを参考にしてみるのも有益と言えるでしょう。

男女共通でコンサルタントに求められるスキル

コンサルティングの現場では、男性・女性にかかわらず高い専門性や柔軟な対応力が期待されます。以下に挙げるスキルは、一般的に「戦略コンサルに必要」と言われるものを簡潔にまとめたものです。詳細については、当社の別記事にてより深く解説していますので、興味のある方はそちらも併せてご覧ください。

  1. 論理的思考・ロジカルシンキング
    複雑な問題や情報を整理し、因果関係や優先順位を明確にする力。仮説思考やロジックツリー、フレームワークを活用し、短時間で結論に導くために不可欠です。
  2. タイムマネジメント・ロジ能力
    プロジェクト進行に伴うミーティング設定やクライアントとの日程調整など、必要な準備やタスクをいつ・どの段階で・どう進めるかを逆算して考えるスキル。自分のインプットやアウトプットを最大限に引き出すための基礎となります。
  3. コミュニケーション能力(エレベータートーク含む)
    論理的に話すだけでなく、端的かつ魅力的に伝える技術が重要です。特に短い時間で要点をまとめる「エレベータートーク」は、クライアントや上司への報告や相談で活かされます。
  4. 業界知識へのアンテナ感度
    プロジェクトの対象となるクライアント企業や業界の動向を常に把握するため、ニュースやレポートをチェックし、必要があればインタビューなどで情報をアップデートし続ける姿勢が求められます。
  5. 定性・定量分析スキル
    定性分析(インタビュー、観察など)で仮説を設定し、定量分析(データや統計、エクセルを用いた分析)でその仮説を検証する流れを的確に回せる力が必須。分析の順番やアプローチを誤ると、プロジェクト全体が停滞するリスクが高まります。
  6. 大量の情報を効率的に処理する能力
    常に膨大な資料やデータに触れるコンサル業界では、どの情報を最優先で扱うか、どのように整理・活用するかを迅速に判断する必要があります。
  7. チームプレイング力
    コンサルは個人プレーのようでいて、実際は複数人のメンバーと連携してプロジェクトを進めます。雑用のように見える作業でも積極的に取り組み、チーム全体の生産性を高める考え方が大切です。
  8. クライアントリレーションシップの構築
    単に提案書や分析結果を出すだけでなく、クライアントとの信頼関係を築くことで、より実効性の高いプロジェクトにできます。小さなコミュニケーションの積み重ねを大切にしながら、距離を縮めていくことが重要です。
  9. クリエイティブシンキング
    新しいアイデアを生むときにはポジティブな視点で大胆な可能性を検討し、一方でリスクや懸念点を洗い出すネガティブな視点も必要。両者を行き来することで、現実的かつ革新的な解決策を導きやすくなります。
  10. 自身の立ち位置を読む力
    アソシエイト・コンサル・プロジェクトリーダーなど、ポジションによって求められる行動や思考は異なります。特にジュニアメンバーは「1つ上の役職をいかに助けるか」を意識し、役割を明確にすることが成功への近道です。
  11. 視点を切り替える柔軟性(ズームイン/ズームアウト)
    プロジェクト方針が急に変わることも珍しくないコンサル業界。「なぜ変わった?」とストレスを抱えるのではなく、「仮説が変わったなら面白い」と前向きに捉えつつ、必要な情報収集や調整を行う柔軟性が必要です。
  12. プライドをコントロールする力
    転職や昇進で、年下のマネージャーと組む場面が出てくるのも珍しくありません。こうした状況で不要なプライドが邪魔をしないよう、わからないことは素直に聞く姿勢を保つことが成長の鍵です。
  13. 忍耐力・メンタルタフネス
    納期直前の徹夜やクライアントからの厳しい指摘など、コンサル特有のハードシーンは頻繁に訪れます。そこで折れずに踏ん張り続けるメンタルの強さも、生き残るうえで欠かせません。

戦略コンサルタントに転職しようかな?と思ったら

いかがでしたか?さいごに、戦略コンサルタントに転職をお考えの方にお役に立てる情報をまとめておきます。

戦略コンサルタントになるために必要な本を読んでみる

弊社代表のタカマツ本

コンサルティングファームに転職する際に特におすすめはフェルミ推定本!

戦略コンサルタントのための必読本

この世には、ケース面接対策本、コンサル思考、コンサル業界に関する本まで「コンサル」の関連本が山のようにあります。そこで、世の中に溢れる「これ、コンサル関連本?」と思われるタイトルの本を全て “購入し”、自ら読んで、

  • 「ケース面接対策」という意味で、この本を読んだ本が良いかどうか?
  •  読むのであれば、どのページを読めば良いのか?

を丁寧に解説しました。「どの本を読むべきなのか?」と迷われている方に、是非とも参考にして頂きたいです。

考えるエンジン講座無料相談で戦略コンサルを知る

戦略コンサルへの転職に必要な「考える力」を最も得意としているのが、私であり、年間500人以上が受講する「考えるエンジン講座」です。ので、是非とも、無料相談にいらしてください。

考えるエンジン無料相談はこちら

戦略コンサルタントの転職支援を251キャリアで

考える力を鍛え、戦略思考を身に付ける「考えるエンジン講座」の陰で隠れておりますが、じんわりと、コンサル向け転職エージェント=251CAREeR(ニコイチキャリア)もやっております。
ケース面接対策だけでなく、コンサルタントに強い転職エージェントも利用したい!という方は、是非とも、「無料相談」の時に、おしゃって頂ければと思います。

弊社の転職エージェント251CAREeRでは、当然ですが、僕とケース面接のお題で議論もしますし、事前に解いて頂き添削も行います。それを通して回答ではなく「議論」「考え方」を習得して頂きます。

戦略コンサルタントの転職対策をテキストで学ぶ

フェルミ推定、ビジネスケース、志望動機など、コンサルタントへの転職の選考で実施される「ケース面接」対策に必要なオンライン教材を提供しています。

戦略コンサルタントの転職対策を動画で学ぶ

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次