ラテラル転職=コンサルからコンサルの転職をするタイミングとして最良なのは圧倒的に「マネージャー」になってから。というお話と、その時の注意点。
ラテラル転職=コンサルからコンサルの転職をするタイミングとして最良なのは圧倒的に「マネージャー」になってから。というお話と、その時の注意点。
コンサルからコンサルへ転職する最良のタイミングは?
コンサルタントの皆さんも3年目を迎えると、いろいろなことを思い始めます。
ぱっと思いつくところでは、
MBBなどの“巷で言われる”戦略ファームに転職したい。
戦略ファームに!とまで明言しなくとも、今のコンサルファームだと業務がIT寄りだったり、PMO寄りだったり、偏りを感じ、もう少し「ビジネス、ビジネス」したことをやりたいと思ってしまう。
気持ちはわかりますが「考えるエンジン講座」を受けた生徒=弟子にも言っていますし、無料相談で相談してくださる方にも言っていることがあります。
それは、
今のファームで、最速でマネージャーになった後、 その年に転職活動したら大吉よ。
マネージャーになってから転職するメリット
本当に皆さんが思っている以上に「コンサルティングファームのマネージャー」には価値があります。
ですので、パワハラとかそういう類の災いの渦に巻き込まれていないのであれば、間違いなく、今のコンサルティングファームでマネージャーを目指す方がいいと思っております。 その上で、マネージャーまでの道のりの過ごし方と、マネージャーになった後のコンサル転職/ケース面接の注意点を5つほど語ります。
コンサルからコンサルに転職するみなさんに知っておいてほしいこと
面接官(=コンサルマネージャー)の本音とは?
ケース面接を受けた際に「戦略ファーム」のマネージャーは自分のファーム以外は戦略コンサルじゃない。と思っている節があるので、
そんなファームでマネージャーって、どんなもんじゃい
と思いつつ、面接に向かっている面接官が多い。
ので、最初のケース面接でホームランを打たないと落ちます。
事業会社からの中途未経験の場合は当然、コンサルタントをやっていないので「ショウガナイ」が通用しますし、その中での「アタマの使い方」を見ますが、すでにコンサルタント、それもマネージャーともなると、そうはいきません。圧倒的にコンサル力を見せつける必要があります。
「コンサルタントならでは」の面接での立ち居振る舞いとは?
圧倒的にコンサル力を見せつけるには、ケース面接が「面接官と候補者」っぽくなってしまうと分が悪いです。
これは一例だけど、
株式会社ブリヂストンの成長戦略を考えてください
と言われて、売上の因数分解を語りだしたり、打ち手を語り始めたりしたら「落ちます」。
だって、コンサルティングファームの現場でそんなことはしないし、やってないからね。
コンサルマネージャーからBCGに転職した事例
例えば、マネージャーまであと2年あるすると、その2年間のプロジェクトで「論点思考」と「戦略思考」をぐりぐり使いまくって、テーマがIT監査だろうと、PMOだろうと、業務改革、DXであろうと、使いに使いまくってないと話にならない。
使いまくっていればこその
今のファームで、最速でマネージャーになった後、その年に転職活動したら大吉よ。
なのだ。
「論点思考」と「戦略思考」をぐりぐり使いまくって過ごしていれば、ケース面接では、「いつも通りのクライアントとの議論」をやればいいので、面接官から、こう言われます。
ケース面接をする決まりになってるんで、すみませんね。。。
コンサルタント、それも、マネージャーにケース面接なんて、ね、ほんと、すみません。という感じの空気になる。
実際、過去にもアクセンチュアでIT関係のプロジェクトだけをしていたSさんが、考えるエンジンなどで「論点思考」と「戦略思考」をぐりぐり学んでプロジェクトで使いまくり、マネージャーに昇進した年に転職活動したら、全勝して、BCGにさくっと転職しました。
その時、面接でケースが出題されたのは1回目だけで、その時にホームランを打ち、そのあとはトントン拍子で進んでオファーとなりました。
コンサルマネージャーからの転職の注意点
マネージャーになるまで、せっかく2年とかプロジェクトの実践の場があるんだから「なんとなく」今までの流れで過ごすのはモッタイナイ。
ぜひ、考えるエンジンなどで論点思考を学んで、それを使いまくり、ボクに質問しながら過ごすのが、好きなコンサルティングファームに転職する近道だと思う。
そして、そして、その先に、やってほしいのが、これを言えることを意識して過ごしてほしい。
仮に、戦略ファームに転職できて、1年経った後にこんな5つのプロジェクトを提案して、やってみたいと思っていまして、1つ目は、、、
マネージャーともなると、エキスパティーズを求められますからね。
例えば、
1つ目は、横浜銀行向けに“手数料ビジネスの高度化”プロジェクト。前職の銀行経験 と今のファームとの経験を掛け算してやっていきたい。
という感じで、今までのキャリアを掛け算しまくったプロジェクトを5つ言えるようになる。業界は一つで構いません。でも、一つは作ってください。
マーケティングなどのファクションだけでは弱いです。
コンサルティングファームは「シニアマネージャーを目指せる人材」が欲しい
さぁ、整いましたね。「論点思考」「戦略思考」+「エキスパティーズ」を引っ提げて、いざ転職!ってとき、こう思うはずだ。
このファームで偉くなるのもあるんじゃね?
そうなんです。その気持ちになっていれば、仕上がっている証拠です。そういう人が他のファームも欲しいんです。シニアマネージャーを目指せる人材が欲しいんです。
さいごに
こんな感じでいつも話しています。
もちろん、個々のご事情もありますから、「考えるエンジン講座」を受講し、更にコンサルスキルを磨き、転職を考えたい方はぜひ、無料相談に連絡ください。色々、お話しましょう。
簡単に言えば、
焦るな。まずは「論点思考」+「戦略思考」を身に着けて、一人でケースを回せるようになることを目指しましょう。
『コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト』+『コンサルが「マネージャー時代」に学ぶコト』を読みこなし、その上で、そこには書いてない「論点思考」=考えるエンジン講座を受講し、ボクから1対1で習い、それを使いまくった期間こそが、コンサル転職対策になりますので、早めに受けにきてください。
その期間がぼやけてモッタイないから。
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戦略コンサルタントの転職支援を251キャリアで
考える力を鍛え、戦略思考を身に付ける「考えるエンジン講座」の陰で隠れておりますが、じんわりと、コンサル向け転職エージェント=251CAREeR(ニコイチキャリア)もやっております。
ケース面接対策だけでなく、コンサルタントに強い転職エージェントも利用したい!という方は、是非とも、「無料相談」の時に、おしゃって頂ければと思います。
コンサルタントとしての働き方をテキストで学ぶ
現在コンサルタントとして従事されている方向けのオンライン教材です。自身のBCGでの8年間を振り返り、コンサルタントとして「知っておけばよかった」と思うことをまとめました。コンサルタントの成長カーブに合わせた働き方や、コンサルタントとして必要な頭の使い方を、”スキル” として習得できる内容になっています。
戦略コンサルタントを目指すなら、マネージャーになるまでの働き方を習得しましょう!
コンサルタント推奨書籍
コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト
「戦略思考」 =「解、答え、意見、メッセージ」を作り出す考える技術を、「暗記する」=「考える際に自分に問う、声に出して唱える」フレーズを覚えるだけで身につけられる 「思考技術」の本です。
コンサルが「マネージャー時代」に学ぶコト
10万部を超えた『コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト』の続編であり完結編にして、過去最高傑作。400ページにもわたる至高の “熱き講義形式” ボン。
コンサルタントが『マネージャー時代』に学ぶコト、学ぶべきことを詰め込んでおります。
「暗記する」戦略思考
「戦略思考」 =「解、答え、意見、メッセージ」を作り出す考える技術を、「暗記する」=「考える際に自分に問う、声に出して唱える」フレーズを覚えるだけで身につけられる 「思考技術」の本です。
「答えのないゲーム」を楽しむ思考技術
限られた情報からどのようなプロセスでいい示唆や仮説を導き出すか?本書ですべて解説します。「思考って、技術=スキル、後天的に身に着けられるんだ!」って、確信できるはず。この1冊で「考えること」が楽しくなる!