コンサルタント転職の志望動機作成術・アピールポイント【受かる例文付】
コンサルタント転職の志望動機作成術・アピールポイント【受かる例文付】
コンサルティングファームに “受かる” 志望動機とは?
「どこのコンサルティングファームも同じに見えるんですけど」問題。
よくわかります。
ということで、コンサルタントに受かるための志望動機を書こう!という方へのアドバイスを11個ご紹介します。
コンサルタント転職対策に重要な「志望動機」
コンサルティングファームのケース面接対策には3つの塊があるとよく話しており、①フェルミ推定、②ビジネスケース、そして、③が今回のテーマ
その他!諸々。その中の一つ、志望動機!
今回のテーマは「志望動機」でございます。
ということで、今回はあんまり語られないコンサルティングファームへの転職対策に欠かせない「志望動機」について語っていきたいと思います。
① コンサルタント転職で「志望動機」が重要な理由を理解する
「ケース面接で決める」というのが基本方針なので「あなたのファームに絶対に入りたいんす!」と熱く語ればポイントになるわけでもない。
なぜか?というと、そもそも、「めっちゃ入りたいのなら、試しに入れてあげようか!」ってことがないから「志望動機」とか「志望度」をどうこう言う前に、まずはケース面接で力を発揮してもらいましょう!と思っているからね、面接官は。
でも、志望動機は重要になる。それはなぜか? これを理解しなければなりません。
② 志望動機で何を見られているのか?
志望動機の語り方、もう少し言うと ”ロジックの組み立て方” で「あなたの頭の良さ」を見ている。
つまりはこういうことだ=「ケース面接とは異なり、ある程度準備できる問い」=なぜ、うちのファームを志望しているのですか?に対して、ロジックが通った話し方ができないのなら「予想がつかない」ケース面接ならなおさら、できないに決まっている。と思われてしまうからだ。
だから、しっかり準備する必要があるよね。でも、こう心に刻んでほしい。
志望動機は、いかに、自分が御社に入りたいか?を示すのではなく、いかに、自分が賢いか?を示す為にある。
③ 志望動機でのアピールポイントは?
コンサルティングファームの問いは「なぜ、御社に行きたいか?」というよりは「どう説明したら、面接官にすっと、ケース面接前にドタバタせずに “あー、なるほどね。だから、コンサルタントになりたいんだね。」と思わせられるか?なのだ。
ここを間違っている人が多いと思う。いかに、さくっと「なるほどね」って思ってもらえるか?の戦い。
だって、志望動機をやりとりしたあとの、ケース面接こそが主戦場に他ならないからね。
④ 志望動機では「なぜ入社したいのか?」を2つに分解する
じゃ、どうすれば、いいか?ですが「御社になぜ、入社したいか?」は2つに分解すると説明しやすいですよ。
志望動機例文:「なぜ入社したいのか?」
この流れですよね。
御社を志望する理由を大きく、なぜ、コンサルタントになりたいか?と、その中でも、なぜ御社を志望しているか?の2つで説明させていただきます。
これである。
その上で、議論として熱としての入れ方は「前者」です。前者のロジック、リアリティを高めましょう。
⑤ 志望動機を作成する際の注意点・心得
「御社になぜ、入社したいか?」は不思議な質問であることを認識して、志望動機を作り込むといいですよ。ということを伝えておきます。
今回の転職活動で面接を受けるコンサルティングファームのHPを見て愕然としませんか?
だって、
どこのファームも同じに見えるんですけど。
そうなんです、どこもかしこも同じことが書いてあります。ある意味「どこのコンサルティングファームも同じことをしている」とも言えます。
けど、ある意味では、
コンサルタントをしたこともない皆さんにとっては、どこのファームも同じです。入社前に差は捉えにくいと思います。
というのが、事実ですし、相手の面接官も重々承知しております。
こういう意味でも「コンサル面接の志望動機」というのは面倒なのだ。
⑥ 志望動機に必要な「フレーズ」
なので「なぜ、コンサルタントになりたいか?」ってところは、面接官が納得するロジックを作った上で、この枕詞を叫んで、そのファームを志望する理由を叫ぶのがいいのです。
志望動機例文:必ず入れたい”フレーズ”
本当にこのフレーズが入っているか、入っていないかで、印象が違います。頭の良さの見え方が変わります。
本当の違いまでは捉えきれていないと思うのですが、ホームページやエージェントなどから聞く話の限りでは…
これ、本当に大事ですので、必ず付けましょう。
⑦ 志望動機で必ず伝えるべきこと
そして、もうひとつ、大切なことをお教えします。必ず伝えましょう。
第一志望であることを。
コンサルティングファームはある意味、群雄割拠であり、ヒエラルキーがあります。
ですので、コンサルティングファーム側もある意味、
どうせ、あのファーム受かったら、あっち行っちゃうんだろうな。
とどこかで思っています。
だからこそ、ちゃんと最初に「第一志望」であることを伝えましょう。
⑧ 志望動機の話し方・作り方の黄金ルール
とすると、纏めるとこういうことになります。志望動機の話し方、作り方の黄金ルール。
では、これまでの話をまとめて、こんな感じで話せばいいじゃん。ってのをご紹介しておきます。
志望動機例文:黄金ルールを踏まえ、志望動機に賢さと戦略を詰める
本日は改めてお時間をいただき、ありがとうございます。第一志望のファームなので緊張していますが、宜しくお願いします。
まず、御社を志望する理由を大きく、なぜコンサルタントを志望しているか?と、その中でも、なぜ御社を第一志望としているか?で語らせてください。
はい、この始まりの中に、すべての賢さ、戦略が詰まっていますよね。
話し方については、ボクの著書『コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト』だったり、「フェルミ推定の技術」の5章を読み直して、話し方をしっかり整えてください。
今までの話があるから、わかると思いますが
こっそり、第一志望と伝える点にも注目。
⑨ 志望動機で語ってはいけないこと
そして、最近、増えている「地雷」についてもお話しましょう。
「戦略コンサルタントを志望する理由は」は地雷になります。
うちの「考えるエンジン講座」の生徒もその地雷を踏んで落ちちゃったんですけど、この「戦略コンサルタントを志望する理由は」ってのを軽々使わない方がいいです。
というのは、2つ理由があります。
志望動機の地雷:1つ目=戦略コンサルタントを希望?
1つは
ちょっと待て、コンサルタントもしたことないのに、なに、その中の一つ “戦略コンサル” とか書いてんだよ。
ってなってしまう地雷。
志望動機の地雷:2つ目=“コンサルタント” にはなりたくないの?
2つ目は
なになに、戦略コンサルタントにはなりたいけど、そうじゃないコンサルにはなりたくないってこと?
ってなってしまう地雷。
だから、みなさんもボクが心底思っている価値観でいきましょう。
どこのファームでも、コンサルはコンサルであって、やったことない私にとっては変わらない。
とね。
志望動機例文:“戦略” コンサルタントを希望する場合
一度、そこで、面接官を健やかにしてから、言う必要があれば、
戦略、業務、システム、組織、人事など、いろいろな領域のコンサルがあると思いますが、あえていえば、戦略でしょうか。
このくらいの慎ましやかさが大事ですよ。
だって、コンサルタントは陰キャで、斜に構えてたり、コンプレックスを抱えている 人が多いですからね。
⑩ コンサルティングファームごとの特色を知る
ベースが整ったところで、それぞれのコンサルティングファームの解像度というか、リアリティを挙げるんなら、本を読みましょう。そのファームが出している本を。
調べてみると、どのコンサルティングファームも本を出していますし、読むこと自体が勉強になりますから、読みましょう。
CDIだったら「会社という迷宮 経営者の眠れぬ夜のために」とかね。ベインだったら、「日本企業 復活の戦略 先が読みにくい時代の5つの定石」とかね。アクセンチュアだったら、いろいろあるけど「サーキュラー・エコノミー・ハンドブック: 競争優位を実現する」とかね。そんな感じで、探してください。
【ご参考】コンサルティングファームごとの関連本
上記でご紹介した本以外にも、弊社が運営する「考えるボン」サイトでコンサルティングファームごとに関連本を集めてあります。在籍している/していた人が書いた本や各ファームが監修している本など、特色が見えてくると思いますので、覗いてみてください。
⑪ 志望動機で面接官に絶対に伝えるべきメッセージ
個別にコンサルティングファームの志望動機を作る際に、面接官に伝えるべきメッセージは決して「志望度」ではない。これだ!!!
今まで語ってきた通り “やったこともない” コンサルタントなので、調べたところで、コンサルティングファームの中にいる、それもマネージャーとか、SMを唸らせることはできません。
だから、示すべきはこれなんです。
御社のことを少しでも知れるように、あの本や、この本を読み、加えて、記事でいえば、あの記事を読ませていただきました。
その記事を引用させていただくと、こう書いてありました。
そのときに、こういうことを大事にされていると思い、第一志望、いや、この会社でコンサルタントをしたいと思ったのです。
そう、示すべきは「ちゃんと、事前に時間を使い、調べたり、本を読んだりしていること」である。
まとめ
と、こんな感じで志望動機を準備してみてください。
本当に、コンサルタントは楽しい仕事ですし、ケース面接突破も、入ったあとのコンサルタントとして立ち上がることもすべて、スキル、技術ですから、身に着けることができますので、ぜひ、コツコツやってくださいませ。
うちのコンテンツでいえば、タカマツボン、考えるエンジンちゃんねる、考えるエンジン講座、悪魔シリーズで磨けますので、ぐりぐりいきましょう。
特に、考えるエンジン講座はコンサル入社する為にも相当な武器になりますので、ぜひ、受けてください。興味のある方は無料相談にきてくださいませ。 コンサル転職を目指すと決めたら、きっちり仕上げてから、戦いに臨みましょうぞ!
【11分解説動画】コンサル転職の志望動機について初めて語りました!
YouTube「考えるエンジンちゃんねる」でもお話ししましたので、動画でもお楽しみください。
戦略コンサルタントに転職しようかな?と思ったら
いかがでしたか?さいごに、戦略コンサルタントに転職をお考えの方にお役に立てる情報をまとめておきます。
戦略コンサルタントになるために必要な本を読んでみる
弊社代表のタカマツ本
コンサルティングファームに転職する際に特におすすめはフェルミ推定本!
戦略コンサルタントのための必読本
この世には、ケース面接対策本、コンサル思考、コンサル業界に関する本まで「コンサル」の関連本が山のようにあります。そこで、世の中に溢れる「これ、コンサル関連本?」と思われるタイトルの本を全て “購入し”、自ら読んで、
- 「ケース面接対策」という意味で、この本を読んだ本が良いかどうか?
- 読むのであれば、どのページを読めば良いのか?
を丁寧に解説しました。「どの本を読むべきなのか?」と迷われている方に、是非とも参考にして頂きたいです。
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戦略コンサルへの転職に必要な「考える力」を最も得意としているのが、私であり、年間500人以上が受講する「考えるエンジン講座」です。ので、是非とも、無料相談にいらしてください。
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