ケース面接対策とは?戦略コンサルティングファーム内定への道のり
コンサルティングファームのケース面接とは?
コンサルティングファームの面接は、一般の面接とは違い「特殊」で、世間ではよく、“ケース面接”と呼ばれるシロモノ。このページでは、具体的にどのような対策をすれば、良いか?の全体像を「ちょっと細かいかな?」というくらい丁寧に載せています。ので、コンサル転職の道中も、見て頂けると良いと思います。
ケース面接の流れ
ファームで多少異なりますが、コンサルティングファームのケース面接の流れは、こんな感じです。
- 部屋に通されると、少し“能面”っぽいマネージャーが登場し、2-3分、アイスブレイクをしてくれる
- その後、「じゃー、ケースやりますね」と、始まる
- その後、その題材で30分間議論し、撃沈 or ワクワク
- 礼儀として、「質問ありますか?」と聞かれて、面接終了
- 結果は2-3日後に、エージェント通じて教えてもらう。基本、FBは無い
ケース面接で評価されるポイント
ケース面接では「答えのない」テーマについて、いかに限られた時間の中で他の人にわかりやすく、納得感がある「答え」を作り出して伝えられるのか?を見られています。
別の言い方をすれば「地頭の良さ」を見ていると言えます。
ケース面接では、自分が出した「答え」に深掘りをしてくる面接官(=現役コンサルタント)と冷静に論理的なコミュニケーションが取れることが重要になります。
1次面接
1次面接では「足切り」の位置づけで、以下の2点を中心に評価されます。
- 数字に強いか?
- “全国に電信柱は何本あるか?” のような一見求めづらいことを「フェルミ推定」を使って短時間で割り出すことができるか?
- ロジカルシンキング、ロジカルな話し方ができるか?
- 物事を結論と根拠に分け、その論理的なつながりを捉えながら物事を理解する思考法「論理的思考」ができるか?
2次面接
2次面接では本当の「見極め」として、以下の3点を中心に評価されます。
- 「考える力」をしっかり持っているのか?
- 経歴に応じたその業界の知識を持っているのか?
- そのコンサルティングファームとのフィット感はあるか?
ケース面接で失敗しがちなこと
まず、一番多い、そして大きな失敗例は
学歴も、経歴も十分だし、ノー勉でいけんだろ。
と、気楽にコンサルティングファームを受けてボロボロに落ちてしまうケースです。
先にご紹介したように、ケース面接で評価されるポイントを押さえてきちんと対策しましょう。
こちらのページでも対策方法について簡単にご紹介しますが、ケース面接で失敗しがちなことや、ケース面接対策の優先順位については別記事で詳しくご紹介しています。
ご参考:(BCG) 戦略コンサルティングファームの面接準備と模擬ケース
BCGでは「面接準備と模擬ケース」というBCGの採用について解説してくれているページがありますので、こちらも覗いてみてください。
ケース面接で実際に出題される問題-7つのパターンとは?
「考えるエンジン講座」受講生+弊社が運営する転職エージェント「251CAREeR」受講生及び候補者の皆さんに、ケース面接を受けていただいた際には、面接官とのやり取りをスクリプトに起こして頂いています。そのケース面接スクリプトを分析したところ、大きく7つのパターンしかないことが判明しました。
ケース面接の出題パターンはフェルミ推定を中心とした7つ。
ケース面接に出題される7パターンのうちでも出題頻度が異なります。出題頻度が高い3パターンでほぼ9割以上カバーできますので、この3パターンをまず、徹底的に対策することをお勧めいたします。
ケース面接で出題頻度が高いベスト3
- フェルミ推定
- フェルミ推定をしてからその売上を2倍にする
- 売上を2倍にする
ケース面接の例題と実際のやりとり
ケース面接に出題される7つのパターンの例題とその実際のやりとりは別記事でご紹介しておりますので、こちらも併せてご覧ください。
ケース面接の対策の3ステップ勉強法
ケース面接対策ステップ① フェルミ推定を攻略する
1次面接の「足切り」も兼ねて、ケース面接の序盤にフェルミ推定の問題が出されることが多くなっています。
このコトバが全てを物語っております。
フェルミ推定を制する者は、コンサル転職を制す
先ほどもご紹介しましたが、別記事のコンサルティングファームの選考で実施されるケース面接では「実際にどのようなケース問題が出るのか?」の通り、出題されるお題はフェルミ推定を含む7種類があります。フェルミ推定は出題頻度が高く、押さえておくべきです。
ケース面接例題と回答例からフェルミ推定でハマりがちな罠を知る
フェルミ推定を対策する上で、まずは、みなさんがハマりがちな罠を知ってください。「考えるエンジン講座」内でまだ「フェルミ推定」の解き方を教えていない時点で解いていただいた生徒の回答を例にご紹介しています。
フェルミ推定本で学ぶ
もちろん、フェルミ推定の本と言えばこちらの2冊。
「フェルミ推定の技術」と「フェルミ推定から始まる問題解決の技術」
ケース面接対策のフェルミ推定ならこの2冊だけで構いません。
これ以外の本は不要です。この2冊を繰り返しやり、暗記してください。
考えるエンジン講座の受講生が「フェルミ推定から始まる問題解決の技術」(=ピンクボン) を活用してコンサル転職を成功させたインタビューも読んでおくと、いいかもしれません。ケース面接はどのようなものか?ピンクボンはどんな感じで役に立ったか?を語ってくれています。
フェルミ推定本を読み込み、暗記した上で、過去問をやる。模擬面接をやる。って感じになりますが、ぶっちゃけ、過去問や模擬面接をやるより、この2冊を繰り返しやるほうが圧倒的に受かります。
なので、まず、この2冊を今、購入しましょう。
『ロジカルシンキングを超える戦略思考 「フェルミ推定の技術」』
先の見えない世の中において、“積み上げる”ロジカルシンキングよりもパワフルであり、“もれなくだぶりなく”なMECEよりも、答えの無いゲームに強い思考法。それが、フェルミ推定です。
ロジカルシンキングの次は “フェルミ推定” の時代です。
コンサル転職でのケース面接に必須のフェルミ推定ですが、ビジネスパーソンにこそ絶対に必要な、ビジネススキル。本書から最強の戦略思考を手に入れてください。様々な視点から導き出した「フェルミ推定の技術」を詰め込んでいます。
高松 智史 (著)
出版社 : ソシム
発売日 : 2021/8/18
単行本 : 324ページ
『「フェルミ推定」から始まる問題解決の技術』
「フェルミ推定」は、市場規模推定や売上推定を算出する為だけの思考法じゃありません。成長戦略、新規事業などに幅広く応用できる、いわば戦略思考の原点とも言えます。そして、その考え方を丸っと凝縮して一冊にまとめたのが本書です。
今までの「ロジカルシンキング」や「問題解決」書とは全く違う、プラクティカルでわかりやすい、新しい問題解決本がここに誕生しました。
高松節が炸裂しまくりの、最高に読みやすくセクシーなビジネス書。ビジネススキルの新境地としてのフェルミ推定を、ぜひ堪能してください!
高松 智史 (著)
出版社 : ソシム
発売日 : 2022/2/26
単行本 : 320ページ
フェルミ推定の対策方法を動画で学ぶ
フェルミ推定の対策をする上で注意すべきことについての動画もご覧ください。
フェルミ推定について学べる動画-考えるエンジンちゃんねる
「フェルミ推定」の対策やってはいけない5つの罠!あなたはハマってない?
ケース面接対策ステップ② 面接官と議論できる「考える力」「話し方」を鍛える
コンサルに限らずですが、是非とも、ケース面接対策を通じて、鍛えて欲しいのが、
プロフェッショナルの話し方
です。
ケース面接では、自分が出した「答え」に深掘りをしてくる面接官(=現役コンサルタント)と冷静に論理的なコミュニケーションをとらなければいけません。面接官とは「プロの話し方」をしなければならないのです。ケース面接の評価は「ケースに対する答え」ではなく、面接官との「議論の仕方」で決まります。
コンサルティングファーム転職に必要な本を読む
この世には、ケース面接対策本、コンサル思考、コンサル業界に関する本まで「コンサル」の関連本が山のようにあります。そこで、世の中に溢れる「これ、コンサル関連本?」と思われるタイトルの本を全て “購入し”、自ら読んで、
- 「ケース面接対策」という意味で、この本を読んだ本が良いかどうか?
- 読むのであれば、どのページを読めば良いのか?
を丁寧に解説しました。「どの本を読むべきなのか?」と迷われている方に、是非とも参考にして頂きたいです。
オンライン教材で学ぶ
オンライン教材「悪魔のケース対策」はご紹介したケース面接で出てくるケース面接問題の7パターンを余すところなく解説しています。習得できれば、コンサルティングファームに入社後、“コヤツ、コンサルとして立ち上がっている” と思ってもらえること間違いなしです。
何と言っても、今回初公開!門外不出の解説を掲載した第3章の「知っておくべき7つの例題の解法」がこのコンテンツの目玉です。コンサルケース面接で出てくる7パターンの解き方をはじめて、解説しています。話し方だけでなく「答えのない」問いについて、どう考えて回答していくのか?という「考え方」についても学べます。
考えるエンジン講座を受講する
考えるエンジン講座でも、話し方については、初回ないし、2回目に徹底的に鍛えます。
また、コンサルタントになるためにも、コンサルタントとして成功するためにも最も大事なのが「考える力」です。ケース面接の評価は「ケースに対する答え」ではなく、面接官との「議論の仕方」で決まります。
なので、しっかり、「考える力」を鍛えておかないと、当然、面接官から「この人は、コンサルの素質ないな!」と思われてしまいます。
この「考える力」を最も得意としているのが、私であり、年間500人以上が受講する「考えるエンジン講座」です。
ので、是非とも、無料相談にいらしてください。
完全に話し方はスキルですので、苦手な方は「考えるエンジン講座」で考える力と同時に、話し方も鍛えてしまいましょう!お気軽に無料相談へ!
考えるエンジン無料相談はこちら
ケース面接対策ステップ③ ケース面接問題の過去問を解く
転職エージェントからケース面接の過去問をもらう
コンサルティングのケース問題は、面接官に一任されておりますので、色々な問題が出題されます。しかし、面接官としても、「同じ問題」のほうが、評価しやすいですし、なにより、ウルトラ忙しい中をかいくぐって面接するため、同じ問題のほうが、ストレスが無いのです。
加えて、同じ問題で、それがバレていたとしても、あくまで評価しているのは、回答ではなく、”議論、議論の仕方、考え方” であるため、心配ない。ので、同じ問題が結構出題されます。ので、転職エージェントから教えてもらい、対策をするのが良いでしょう!
身につけた知識でケース面接の過去問を解いてみる
ここで注意が必要なのは、過去問を貰ったとしても、「正解は何か?」「良い議論とは何か?」を理解しておかないと、意味がありません。
フェルミ推定の技術などの著書やオンライン教材で学んだことを実践!その際に気を付けるべきこととは?
戦略コンサルタントに転職しようかな?と思ったら
いかがでしたか?さいごに、戦略コンサルタントに転職をお考えの方にお役に立てる情報をまとめておきます。
戦略コンサルタントになるために必要な本を読んでみる
弊社代表のタカマツ本
コンサルティングファームに転職する際に特におすすめはフェルミ推定本!
戦略コンサルタントのための必読本
この世には、ケース面接対策本、コンサル思考、コンサル業界に関する本まで「コンサル」の関連本が山のようにあります。そこで、世の中に溢れる「これ、コンサル関連本?」と思われるタイトルの本を全て “購入し”、自ら読んで、
- 「ケース面接対策」という意味で、この本を読んだ本が良いかどうか?
- 読むのであれば、どのページを読めば良いのか?
を丁寧に解説しました。「どの本を読むべきなのか?」と迷われている方に、是非とも参考にして頂きたいです。
考えるエンジン講座無料相談で戦略コンサルを知る
戦略コンサルへの転職に必要な「考える力」を最も得意としているのが、私であり、年間500人以上が受講する「考えるエンジン講座」です。ので、是非とも、無料相談にいらしてください。
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戦略コンサルタントの転職支援を251キャリアで
考える力を鍛え、戦略思考を身に付ける「考えるエンジン講座」の陰で隠れておりますが、じんわりと、コンサル向け転職エージェント=251CAREeR(ニコイチキャリア)もやっております。
ケース面接対策だけでなく、コンサルタントに強い転職エージェントも利用したい!という方は、是非とも、「無料相談」の時に、おしゃって頂ければと思います。
戦略コンサルタントの転職対策をテキストで学ぶ
フェルミ推定、ビジネスケース、志望動機など、コンサルタントへの転職の選考で実施される「ケース面接」対策に必要なオンライン教材を提供しています。