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事業会社とコンサルの違い!戦略コンサルに転職してわかった5つの学び

事業会社とコンサルの違い!戦略コンサルに転職してわかった5つの学び

本記事では、まずコンサルと事業会社の違いと共通点を整理し、そのうえで実際に事業会社から戦略コンサルファームへ転職した人の生の声をご紹介します。実務で痛感した具体的なギャップや学びを知ることで、コンサル特有の働き方だけでなく、事業会社とコンサルの本質的な共通点についても理解を深めていただけるはずです。

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目次
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コンサルと事業会社の違い

コンサルと事業会社の間には、アプローチや組織運営の仕方にいくつかの違いがあります。まず、プロジェクトの時間軸です。コンサルは3ヶ月や6ヶ月といった短期のスパンでチームを組み、短期間で集中して成果を出す傾向があります。一方で、事業会社はより長いスパンを前提に事業を考え、同じメンバーが継続的に関わりながら長期的な成果を目指します。

成果の追い方にも違いがあり、コンサルはPL(損益計算書)に注目してクライアント企業の収益改善や費用削減など、比較的スピーディな結果を重視する場面が多いです。一方の事業会社は、BS(貸借対照表)の視点を大切にしながら資産や設備、人材といったリソースを長期的に活かしていくことを目指します。

また、人というファクターの扱い方も異なります。大規模な事業を動かすうえで組織のマネジメントや人材の育成が必須になるのが事業会社です。一方、コンサルは一人であっても専門的なスキルを発揮できることが多く、人材マネジメントよりも問題解決能力や専門性を磨くことに重点を置く場合が多いといえます。ただし、コンサルファームでもチーム単位での成果創出は重要なので、すべてが個人プレーとは限りません。

コンサルと事業会社の共通点

コンサルと事業会社のどちらも目指しているのは、世の中に価値を提供し、インパクトを与えることです。コンサルはクライアント企業を通じて最終顧客や社会に影響を及ぼし、事業会社は自社のサービスやプロダクトを直接お客さんに届けて世の中に価値を広めます。

経路やアプローチは違っても、最終的にはどうやって社会の課題を解決するのか、あるいは新たな需要を生み出していくのかという問いに取り組んでいる点では共通しています。自分たちの持つリソースやスキルを使って世界を少しでも良くしたいという思いが根底にあるのは、コンサルでも事業会社でも変わらないのです。

【実例】事業会社から戦略コンサルへ転職して気づいた5つの働き方/考え方の違い

ここでは、事業会社に在籍していた時とは異なる価値観や働き方に直面し、戸惑いながらも学んだこと中でも特に印象的だった5つのポイントを考えるエンジン講座の生徒さんに挙げてもらいました。どんなスキルや姿勢が求められるのか、そしてどのように成長へとつなげていくのか?転職前後のギャップをリアルに感じられるはずです。

コンサル流「論点第一主義」で答えのない課題に挑む

事業会社からコンサルへ転職して最初に痛感したのは、答えが用意されていない課題に取り組むという点でした。事業会社時代はタスクを効率よくこなすタスクベースが中心でしたが、コンサルの世界では「論点を立てて整理し、何をどの順序で考えるか」を自分で決める力が求められます。考えるエンジン講座や高松さんの指導を活かして論点思考を身につけたことで、「最初にPowerPointを開くのではなく、紙やWordで頭の中をすべて書き出す」という基本が非常に役立ちました。コンサルへの転職を考えている方は、論点第一主義を習得することで事業会社との働き方の違いをスムーズに乗り越えられるはずです。

「全体観」をもつ—短期間で成果を出す戦略コンサル流アプローチ

ファームに入社したばかりの頃、パートナー陣のハイレベルな議論についていけず焦りを感じました。しかし、彼らが常に意識しているのは「全体観」。たとえばクライアントとのミーティングでは、まず全体の構造を俯瞰し、「どこが重要論点か」「最終的なアウトプットは何か」を明確にしたうえで、今必要な議論を組み立てていきます。事業会社にいた頃は、目の前のタスクをこなすことが中心でしたが、戦略コンサルでは短期間で大きな成果を出すためにも、こうした全体観をもつ力が欠かせません。

コンサル転職で必須の「言葉へのこだわり」—曖昧さは通用しない

コンサルティングの現場では、抽象的なテーマや複雑なコンセプトを「いかに明快な言葉で伝えるか」が問われます。転職直後、徹夜で仕上げたサマリーをパートナーにほぼ書き直され、「曖昧な表現は価値を伝えきれない」という厳しい現実を思い知らされました。たとえば「AではなくB」といった対比構文をストックしておくなど、文章の組み立てをブラッシュアップすることが重要です。不思議なことに、書き言葉の精度が上がるとクライアントとの対話もスムーズになり、結果的にプロジェクトの進行も円滑になります。

「PDCAを勝手に回す」—事業会社とコンサルの働き方の大きな差

コンサルティングファームにも研修やOJTはあるものの、スピード感と自律性が求められる点で事業会社とは大きく異なります。私自身、入社早々「今の倍の速度でPDCAを回さないと置いていかれる」と言われ、自分からフィードバックを取りに行かなければ成長は止まると痛感しました。問題点に気づいたら即アクションを起こし、短いサイクルで改善する。これがコンサルでは当たり前の働き方です。転職後のギャップを埋めるためには、日頃から試行錯誤と改善を繰り返す習慣を身につけておくことが肝心です。

「仲間との切磋琢磨」で加速するコンサルでのキャリア成長

コンサルの世界は、忙しさやプレッシャーが高いからこそ、仲間との連携や情報交換が欠かせません。事業会社でもチームワークは重要でしたが、コンサルの場合は「答えのない課題」に複数の視点で挑むため、熱量の高い議論が頻繁に行われます。ハードなプロジェクトを回しながら雑談をしたり、知的好奇心をベースにディスカッションしたりする過程で、新しいアイデアが生まれていくのです。リモートワークが普及した今は、オンラインでのコミュニケーションも活用しながら切磋琢磨を続けることが、コンサル転職後のキャリアを大きく成長させる秘訣と言えるでしょう。

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最後に

事業会社とコンサルのどちらであれ、最終的に世の中へ与えるインパクトを高めることが重要です。アプローチや時間軸、組織運営の仕方に違いがあるからこそ、互いの強みを知り、生かし合うことで新たなイノベーションが生まれるのではないでしょうか。今回ご紹介したポイントが、今後のキャリア選択や働き方の参考になれば幸いです。事業会社でもコンサルでも、自分自身がどんな価値を提供し、どう成長していきたいのかを常に問い続けながら、一歩ずつ前に進んでいきましょう。

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