MENU
最新著書『コンサルが「マネジャー時代」に学ぶコト』ご購入はこちらから

コンサルに必要なスキル「チャーム」でOUTを回避する

コンサルに必要なスキル「チャーム」でOUTを回避する

コンサルに必要なスキル「チャーム」でOUTを回避する

目次
考えるエンジン無料相談はこちらから

コンサルのUP or OUTの差は「愛嬌(=チャーム)」

コンサルティングファームで ”OUT” していった人たちは、どれだけ能力が高く、優秀な人材でも愛嬌(=チャーム)が足りていなかったパターンが多いです。そもそもコンサルティングファームに入社した時点で、優秀な人材であることは確かなので、能力的な差はわずかなものです。
にもかかわらず、2年後3年後に大きく差が出てしまう要因は愛嬌(=チャーム)があるかないかなのです。

能力じゃなくチャームでOUT?そんな・・・

と、理不尽に感じてしまうかもしれませんが、例えば、みなさんの周りの人が全て不愛想だったらどうでしょうか?一緒に仕事がしたい人か?ということを突き詰めていくと愛嬌(=チャーム)はとても重要な要素なのです。

コンサル特有の「UP or OUT(=アップオアアウト)」とは?

コンサルティングファームで言うところの「UP or OUT(=アップオアアウト)」とは「昇進するか、退職するか」という外資系特有の「風潮」を表す言葉です。

これは「昇進できないとクビになってしまう」ということではありません。
多くのコンサルティングファームでは入社して2、3年目で昇進できると言われている中、これを逃すと自主的に退職する人がいるという様子を表現しています。

OUT=クビなのではなく、2、3年目で昇進できない場合、仕事の幅が広がらず、昇給も見込めないため、自ら辞めてしまう人が多い様子を表現しています。

コンサルに必要な「チャーム」とは?

みなさんは、“コンサルにとって必要な”「愛嬌(=チャーム)」とはどんなものだと思いますか?

チャームを、辞書で調べてみると

魅力、人を引きつける力、(女の) 器量、色香、なまめかしさ、(まじないの) 魔力、魔法、護符、魔よけ、お守り。

と、記載されています。

コンサルで言うところの「愛嬌(=チャーム)」とは「可愛げ」「なんか許される」といった印象を与えるもの。そう、「人をひきつける力」「人にかわいがられる力」です。

コンサルタントは「クライアントにかわいがられる」だけでなく「プロジェクトでのチームの中で、かわいがられる」ことが大事です。皆さんの周りにいる「なんか、アイツがいると、スムーズに進むよね」的な、”アイツ”が持つ能力を「チャームがある」言っています。それには、「生意気」という路線もあるし、「物理的に“かわいい”」というのも含まれますが、BCG時代もチャームの重要性は強く感じていて、在籍時、言いすぎではなくロジカルシンキングよりも大事にされていると感じました。

コンサルに必要な「チャーム」を因数分解してみた

愛嬌(=チャーム)がない人はどうすれば身に付くのか?

まずは、優秀なのにOUTになってしまう状況から脱するために、自分自身の課題を見つけることから始めてみてください。

ここで、自分の課題を見つけやすくするためにチャームを因数分解するとどんな要素で表現できるのか見てみましょう。「チャーム」は3つの要素から構成されています。

チャームの3要素
  1. 物理的な強さ
  2. 距離の “つめ方”
  3. つめた時のパンチ力

この因数分解は著書「変える技術、考える技術」のP.134でも触れているのですが、3つの要素から構成されています。具体的な事例は本を読んでいただくとして、ここではこの要素を簡単に説明します。

コンサルに必要な「チャーム」1:  物理的な強さ

物理的な強さとは、簡単に言えば「外見」のことです。

単純にかっこいいとか可愛いとかということもありますが、清潔感があるか?笑顔が素敵か?目つきは悪くないか?という努力でも解決できる部分。忙しいからと髪がボサボサのままではないですか?髭はきちんと剃られていますか?疲れたままの顔で人に話しかけていませんか?

意識して改善できる部分もたくさんありますので、変わるチャレンジをしてみてください。

コンサルに必要な「チャーム」2:  距離の “つめ方”

距離の “つめ方” は、自分が相手に踏み込んでいく ”つめ” だけでなく、相手を自分に踏み込ませる空気を持っているか?ということも重要です。

なにもかも完璧な人はいませんが、なにもかも完璧だと繕ってしまう・完璧だと思われたい人は多いと思います。

もし困っているのに相談できずにいるなら、いますぐ素直に相談してみてください。一人で頑張っている姿も美しいですが、困っている一面を正直に見せる姿も美しいものです。

自分の「隙」を見せることもチャームの要素なのです。

コンサルに必要な「チャーム」3:  つめた時のパンチ力

つめた時のパンチ力とは、少しの「意外性」です。相手との距離が縮まったときに魅力的だと感じさせるには、標準的な理解力に加え、15度くらいズレた面白い発言や行動が必要です。常識の範囲内の「そうしちゃう?」的な言動ができる ”遊び心” を意識してみてください。

「チャーム」を発揮してOUTを回避しよう

できることから始めてみる

ここまでご紹介した因数分解された愛嬌(=チャーム)の要素を思い出しながら周りを見回してみてください。すべてを備えている人もいれば、1つに特化して優れている人もいるでしょう。その人たちをお手本だと思って自分なりに実践してみるのです。実践していくうちに、それは少しずつでも自分のものになり「チャームのある人」に近づいていけるはずです。

難しく考える必要はありません。

物理的な強さを身に付けるために服を新調したり、手鏡を持ち歩いてみたり、シャワーだけでなく湯船につかる習慣をつけてみてもいいでしょう。 距離を縮めるために自分のキャリアパスの相談、どう成長したらいいかの相談、プライベートの相談を周りにしてみてもいいでしょう。相談をされることで、相手はあなたの人となりを理解し、距離が近づき、『なんとかしてやりたい』と思うようになるのではないでしょうか?

まずは行動。みなさんがチャーミングになって素敵なコンサルライフと人生が拓けていくことを祈っています。

参考動画:「チャーム」を因数分解してみたよ

ビジネスパーソンにとって、いや、人生にとって大切なチャームについて話しております。

参考書籍:「変える技術、考える技術」

変える技術、考える技術

「凡人」だったボクが「天才」と呼ばれるようになった技・スキル・Tipsを余すとこなく書ききった1冊。BCG学んだ「考え方」「働き方」のような社会人としての基礎だけでなく、人生のなかで本当に大事なことをこの1冊に詰め込んだ。

無料相談はこちらから

考えるエンジン無料相談はこちらから

関連記事

コンサルに必要なスキル「チャーム」でOUTを回避する

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次