【中途採用】コンサルファームにマネージャー採用された方が活躍する方法
【中途採用】コンサルファームにマネージャー採用された方が活躍する方法
コンサルティングファームに未経験で採用される「キツさ」とは?
BCGでもよく言われていたのが「中途でコンサルタント入社が最もキツイ」ということ。
そりゃ、キツイ。
何せ、僕のような活きのいい生意気な若者はアソシエイトを2年、3年やりこみ「コンサルタント(職)」に昇進する。その僕らと未経験な方が同じプールに入り、比較されるわけだから圧倒的に大変なわけだ。当たり前だ。
違う表現をすれば、中途採用のコンサルタントはざっくり3年間で、アソシエイト(=ジュニアコンサルタント)業務をできるようになりながら、マネージャーに昇進するチャレンジをしなければならない。
もし「未経験でマネージャー採用」されたのであれば、これ以上に厳しい道のりが待っている。
なので、心して入社してほしいし、そんな方が「考えるエンジン講座」の無料相談にきたら、いつも以上に親身にアドバイスしてしまうほど中途コンサルタント入社の戦いは激しい。
コンサルティングファームのマネージャーとは?
活躍するためのカギ・心得をお話しする前に、コンサルファームのマネージャーとはどんな役割を果たさなければならないかについてご紹介しておきます。これができるようになってこそ、マネージャーだと胸を張って言えるようになるということを知っておいてください。
マネージャーの具体的な役割
- プロジェクトの「スコープ」という名の「論点」=解くべき問いを設定し、タスクに落とし込む。
- タスクも自由自在。分析ヘビーにするか?はたまたインタビューヘビーか?まで、当然、決められる。
- メンバーのアサイン権限(または、MDと相談して決める)を持ち、当然、誰が、どのモジュール(タスク)をやるか?も決める。
- プレゼンも先頭切って行い、経営陣にバシバシ、刺激あるメッセージを突き付け、時には炎上させながらも、議論を進めていく。
- 炎上した際は、「腕まくり」をして、メンバーのポンコツスライドを蹴散らし、まさに「ゼロ」から、パッケージ(資料)を作り上げる。
- その先に、「ファーム」としてではなく「個人(バイ・ネーム)」として、プロジェクトのフォローを依頼される。に続く。
中途でコンサルティングファームに入社する方の心の準備
中途でコンサルティングファームに入社。といっても、ポジションによって心の準備や持ち合わせておくべきスキルは異なってきます。ので、コンサルタントとして入社する方、マネージャーとして入社する方それぞれにアドバイスを送りたいと思います。
中途でコンサルタントとして入社する場合
まずは、中途でコンサルタント職入社する皆さんにアドバイスするのがこの3つ。
- 年齢での上下関係はないのでプライドは仕事ができるようになるまで、心の中にしまっておく。
生意気な人が多いのがコンサルティングファーム。 - 新卒でコンサル入社した方にご飯をご馳走でもなんでもして、ありとあらゆることを「ぱっと教えてもらえる」関係を作る。
生意気な人も多いが、とんでもなく出来る若者が多いのがコンサルティングファーム。 - コンサルタントでパフォームできなかったとしても、あなたのキャリアは傷つかない。
入社時点でコンサル経験者。故に、焦らない。自分で自分の首を絞めない。
この3つは本当に大事だ。
もちろん、考えるエンジン講座を受けるとかそういう分かりやすい努力は当然やればいいだけの話だけど、この3つは結構入る前に心に決めておく必要がある。
未経験+中途でマネージャーとして入社する場合
でだ、でだ、でだ、そして、その先、更に大変になってくるのが、こちら。
事業会社から未経験で「コンサルティングファーム」に入社し、マネージャー採用された皆さん
コンサルティングファーム入社後言われる「アンラーンしなさい」
やっぱり転職し、新天地なので「郷に入っては郷に従え」な気持ちが沸き立つし、コンサルティングファームの皆さんは口を揃えて、アンラーンしなさい。と言うかもしれません。
アン(un)とつくため、否定的な意味に見えるかもしれませんが、自身の思考の癖を取り除くことで、より新しいことを取り入れやすくなることを意味しています。
しかし「アンラーンしなさい」という言葉が本当に僕は嫌い。
どころか、まさに誰かへのアドバイスとしては「何も言っていない」「言われて、どうすんだよ」って思う、最たる例。まさに、ダメな打ち手だと思っています。
というのは、僕は世田谷学園出身なんですが、それゆえ、日常的に座禅というものがありました。授業としてね。で、その時に言われるのが「無になりなさい」
その度に思ってました。「無になるって、意識的に無理じゃね?」と。
かなり高度な技である。
それと同じ感覚を持つのが「アンラーンしなさい」。
定義は置いておいて、感覚的には「今までの経験を忘れて新しい世界に準ずる」的に思えますよね。ただ、
打ち手としては最悪の「なにもいってねーじゃん」
なのです。
違和感を感じても、まずは暗記して100%再現できるようにする
だから「アンラーンしなさい」と言われたら、中途でコンサルタントの人も、マネージャーの人も、ってか、全人類、こう思ってください。
「それを聞いた時、違和感を感じたり、それ違う?僕の今までの哲学と違う。と感じたりしても」そのまま暗記して100%再現できるようになってから文句を言う。
アンラーンするとは、そのまま暗記して100%再現できるようになってから文句を言う。
と思えば、プラクティカルなはずだ。
これが中途で未経験でコンサルタントになられた熱き皆さんへの最高のアドバイスとなります。
コンサルファームでいきなりマネージャーとして活躍するカギは「暗記」
「暗記」というと学生時代を想起する方が多いかもしれませんが、大人になってもこの「暗記」は相当大事です。
「暗記」は、勉強だけのお話ではなく「働き方」にも言えること。コンサルティングファームに入社できたくらい優秀な皆さんですから、簡単なことだと思われるかもしれませんが、意外とできない人が多いのも事実です。
学生時代「理解しないと意味がない」と言って暗記をいい加減にしてしまった経験、ありません?
暗記は「暗記してやるぜ」メンタリティさえあれば暗記できる
日頃、コンサルタントとしての思考技術、考え方、働き方など教えていると「使えませんでした。」「使う場面が、、」という人がちらほら出てきます。この言葉が出ちゃうこと自体、コンサルファームで活躍する日は遠い。。。
こんな人たちには毎回こう言っています。
覚えてないからよ。覚えてないんだから、そんなん使えるわけないじゃん
で、こんな感じで指摘すると、健やかに「暗記が緩かったです!」て言うナイスな人も多いけど、そこから
そこ理解できてませんでした、、、
と言い訳する人もいる。
暗記は「暗記してやるぜ」メンタリティさえあれば暗記できるからね。意識の問題よね。
あげくの果てに暗記苦手なんです。っていう人もいる。ならば、時間をかえてやればいいよね。暗記イズキングなんだけど、思考とかは暗記しないとゆるっとしてしまい、結果、身につかないんよね。ほんと。その最たる例が、「前回の講義はどこまでいった?」って聞いて、ここまでです!って言われて、次の出したら、「それやりました!」ってひと、もうね、暗記どころか、「やったことさえ忘れる」んよね。ほんと、ほんと、もう、頼むぜ。って思う。
こんな調子だと、マネージャーどころかコンサルティングファームの中で働くことも相当厳しくなっちゃうんだよね。
なので、入社して言われたことに対して、違和感を感じたり、「それ違う。僕の今までの哲学と違う。」と感じたりしても」そのまま暗記して100%再現できるようになってから文句を言う。ってスタンスでいれば活躍の道がひらけてくるはず。
もう一度言います。
暗記は「暗記してやるぜ」メンタリティさえあれば暗記できる。意識の問題。
さいごに
「論点思考」や「コンサルとしての動き方」を悩んでいる人は多い
コンサルタントはハードで、ややもすると人生を蝕んできてしまうので、仕事は “ぱっと”うまくなり、健やかな生活を手に入れましょ!
然は然り乍ら、コンサルティングファームに入ると悩むし、圧倒的に「論点思考」がないと健やかにならないので、ぜひ「考えるエンジン講座」に。というか、まずは無料相談でいろいろお話しましょう。
デロイトのインダストリーや、デロイトモニター。ライズコンサルティングなどに社員研修をしていますが、やっぱ、みんな「論点思考」や「コンサルとしての動き方」に悩んでおられる。
ので、皆さん、ぜひ、さくっと学んで、さくっと偉くなってしまい、じっくり人生に真正面から向かいましょ。
ビジネスは人生の下位互換。
ビジネスの悩みが人生、プライベートに影響してはならない。
さぁ、丁寧に強くなりましょう!
(参考動画) 社会人全員がハマっている!「暗記する時に注意すべきこと」
YouTube「考えるエンジンちゃんねる」で暗記について語っていますので、こちらも併せてご覧ください。
コンサルタント推奨書籍
コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト
「戦略思考」 =「解、答え、意見、メッセージ」を作り出す考える技術を、「暗記する」=「考える際に自分に問う、声に出して唱える」フレーズを覚えるだけで身につけられる 「思考技術」の本です。
コンサルが「マネージャー時代」に学ぶコト
10万部を超えた『コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト』の続編であり完結編にして、過去最高傑作。400ページにもわたる至高の “熱き講義形式” ボン。
コンサルタントが『マネージャー時代』に学ぶコト、学ぶべきことを詰め込んでおります。
「暗記する」戦略思考
「戦略思考」 =「解、答え、意見、メッセージ」を作り出す考える技術を、「暗記する」=「考える際に自分に問う、声に出して唱える」フレーズを覚えるだけで身につけられる 「思考技術」の本です。
「答えのないゲーム」を楽しむ思考技術
限られた情報からどのようなプロセスでいい示唆や仮説を導き出すか?本書ですべて解説します。「思考って、技術=スキル、後天的に身に着けられるんだ!」って、確信できるはず。この1冊で「考えること」が楽しくなる!
コンサルタントとしての働き方をテキストで学ぶ
現在コンサルタントとして従事されている方向けのオンライン教材です。自身のBCGでの8年間を振り返り、コンサルタントとして「知っておけばよかった」と思うことをまとめました。コンサルタントの成長カーブに合わせた働き方や、コンサルタントとして必要な頭の使い方を、”スキル” として習得できる内容になっています。
戦略コンサルタントを目指すなら、マネージャーになるまでの働き方を習得しましょう!