ケース面接でボロボロにならない為にすべき事とは?【元BCG コンサルが解説】
ケース面接でボロボロにならない為にすべき事とは?【元BCG コンサルが解説】
コンサルティングファームのケース面接とは?
コンサルティングファームの面接は、一般の面接とは違い「特殊」で、世間ではよく、“ケース面接”と呼ばれるシロモノ。具体的にケース面接とはどのようなものなのか?などの全体像については、別途解説していますので、こちらをご覧ください。
ケース面接でボロボロに落ちたら最初にすべきこと
コンサルティングファームへの転職の際に実施される「面接ケース面接」。
学歴も、経歴も十分だし、ノー勉でいけんだろ。
なんて、気楽に受けてボロボロになるケースは少なくありません。
ということで、ケース面接前に対策できることについてご紹介します。
ケース面接に落ちたら、特に、本命を受ける前の「慣れるため」と受けたのに、
1次面接敗退してしまった
なんて人もいますが、まず、すべきことは「クレジットカードを無くした瞬間、カード会社に電話する」勢いで、
明日に迫った面接でもリスケする
明日に迫った面接でもリスケする
明日に迫った面接でもリスケする
です。転職エージェントの皆さんは
直前でのリスケは印象悪いですよ
と“ビジネス上”言ってくるかもしれませんが、全く問題ありません。
僕のエージェント「251キャリア」でもガンガンリスケしていますし、問題ありません。
但し、ちゃんと事前に連絡し「必ず、受けること」を伝える。
ファーム側からすると、“受けるかどうか分からない”というステータスが嫌なのです。事務管理上、面倒だから。
リスケできたら、「対策が甘かった」と認識して、きっちり、対策すれば、いいのです。
書類選考が通ったのであれば、きちんとケース面接対策すれば、十分受かることは可能です。がんばっていきましょう。
ケース面接でボロボロになる3大失敗例
ケース面接失敗例①大前提。準備不足
まず、知ってほしいのは、対策などを含めずに、「面接」だけで、3か月かかるということ。5社~10社は受けますし、かつ、忙しい中、面接に行くことを考えると「週1」が関の山。なので、結局3か月。勿論、受ける先を絞り、1か月でやることも可能ではあります。加えて、オファーを無事獲得してから「退職交渉&引き続ぎ期間」と(僕が強くお勧めしている)「英語短期留学」を加味して、入社日を決めるとベストだと思います。
そこまで考えて、面接の流れや基本的なことがわかってないとケース面接にも失敗してしまいます。ケース面接だけでなく職務経歴書や志望動機もちゃんと準備しましょう。
ケース面接失敗例②フェルミ推定をきちんと理解していない
ケース面接対策をしている生徒さんに僕が日頃から、伝えていること。フェルミ推定はほぼ全部のファームで出題されますので「受験勉強のように」やることを強く、強く、お勧めします。
ケース面接のフェルミ推定で
コヤツ、やるな!
と思わせられるか?が本当に勝負で、うちのエージェントから受ける場合、私から、「年休を取って、一日、フェルミ推定DAYをつくれ」と言われるほど。産まれた時から、このアタマの使い方ができている東大物理学専攻以外は本腰入れて対策しましょう。
ケース面接失敗例③「話し方」を疎かにしている
ケース面接では、自分が出した「答え」に深掘りをしてくる面接官(=現役コンサルタント)と冷静に論理的なコミュニケーションをとらなければいけません。面接官とは「プロの話し方」をしなければならないのです。ケース面接の評価は「ケースに対する答え」ではなく、面接官との「議論の仕方」で決まることをお忘れなく。
「話し方」を疎かにしてしまえば面接官に
この人は、コンサルの素質ないな!
と思われてしまいます。どんなにフェルミ推定を対策しても正解ならいいわけじゃないのです。
参考動画:「ケース面接」対策やってはいけない5つの罠
ケース面接対策でありがちな罠については、動画でも詳しくご紹介していますので併せてご覧ください
ケース面接を想定して対策すべきこと
受ける先を絞り、あと1か月後に迫るケース面接を想定して、優先順位の高い順に対策すべきこと&僕が皆さんに出来ることをご紹介していきます。
ケース面接対策【優先順位1】フェルミ推定対策
フェルミ推定を制する者はコンサル転職を制す
ケース面接対策をしている生徒さんに僕が日頃から、伝えていること。フェルミ推定はほぼ全部のファームで出題されますので「受験勉強のように」やることを強く、強く、お勧めします。
ケース面接のフェルミ推定で
コヤツ、やるな!
と思わせられるか?が本当に勝負で、うちのエージェントから受ける場合、私から、「年休を取って、一日、フェルミ推定DAYをつくれ」と言われるほど。
産まれた時から、このアタマの使い方ができている東大物理学専攻以外は、ここから紹介する2つは絶対にやりましょう。
①「フェルミ推定の罠」を読む【無料公開中】
無料公開していますので、今すぐ、読みましょう。
②「フェルミ推定」を本で学んでケース面接対策
ケース面接対策のフェルミ推定ならこの2冊だけで構いません。
『ロジカルシンキングを超える戦略思考 「フェルミ推定の技術」』
先の見えない世の中において、“積み上げる”ロジカルシンキングよりもパワフルであり、“もれなくだぶりなく”なMECEよりも、答えの無いゲームに強い思考法。それが、フェルミ推定です。
ロジカルシンキングの次は “フェルミ推定” の時代です。
コンサル転職でのケース面接に必須のフェルミ推定ですが、ビジネスパーソンにこそ絶対に必要な、ビジネススキル。本書から最強の戦略思考を手に入れてください。様々な視点から導き出した「フェルミ推定の技術」を詰め込んでいます。
高松 智史 (著)
出版社 : ソシム
発売日 : 2021/8/18
単行本 : 324ページ
『「フェルミ推定」から始まる問題解決の技術』
「フェルミ推定」は、市場規模推定や売上推定を算出する為だけの思考法じゃありません。成長戦略、新規事業などに幅広く応用できる、いわば戦略思考の原点とも言えます。そして、その考え方を丸っと凝縮して一冊にまとめたのが本書です。
今までの「ロジカルシンキング」や「問題解決」書とは全く違う、プラクティカルでわかりやすい、新しい問題解決本がここに誕生しました。
高松節が炸裂しまくりの、最高に読みやすくセクシーなビジネス書。ビジネススキルの新境地としてのフェルミ推定を、ぜひ堪能してください!
高松 智史 (著)
出版社 : ソシム
発売日 : 2022/2/26
単行本 : 320ページ
これ以外の本は不要です。この2冊を繰り返しやり、暗記してください。
ケース面接対策【優先順位2】ケース面接(ビジネスケース)対策
「フェルミ推定」をマスターしたら、次はビジネスケース!を対策していきましょう。
ケース面接まで1か月とか時間がない!とかでなければ「考えるエンジン講座」を受けて「考える力」を僕が1対1対で、ぐりぐりと伝授したい。
時間がある方は「無料相談」にいらしてください
時間がないけど、コンサル突破したい。となると、下記2つをやりましょう。
① オンライン教材で学んでビジネスケース対策
オンライン教材「悪魔のケース対策」はケース面接で出てくるケース面接問題の7パターンを余すところなく解説しています。
ので、先ほどご紹介したフェルミ推定本「フェルミ推定の技術」と「フェルミ推定から始まる問題解決の技術」とコンボすれば、かなり、鍛えられます。
② ケース面接スクリプトレビューを作成してビジネスケース対策
もし既に実際にケース面接を2-3度受けた方は、面接官とのやりとりを文字におこし=スクリプトを作りオンライン教材「悪魔のケース面接」の解き方とどう違うか?を自己チェックしましょう。
参考スクリプトがありますので、こちらも併せてご覧ください。
③「戦略思考」を身に付ける
コロナ禍を経て、フェルミ推定に加えて、論点思考、戦略思考があるか?も選考の際に評価対象となっている傾向があります。背景についてはショート動画でも語っています。
論点思考については「考えるエンジン講座」が得意とするところですので、不安がある方は一度、無料相談へいらしてください。戦略思考については、僕の著書『「暗記する」戦略思考』を。
『「暗記する」戦略思考』概要
「暗記する」戦略思考とは何か?
一言で表せば、 「プラクティカルに頭の使い方、面白い解の作り方」 が学べる本。
もう少し言うと、「戦略思考」 =「解、答え、意見、メッセージ」を作り出す考える技術を、「暗記する」=「考える際に自分に問う、声に出して唱える」フレーズを覚えるだけで身につけられる 「思考技術」の本となります。
違う表現をしますと、ベストセラーとなった 『コンサルが「最初3年間」で学ぶコト』では描かれていない、コンサルタントの武器、思考技術にフォーカスした、 秘伝の思考が学べる本です。
高松 智史 (著)
出版社 : かんき出版
発売日 : 2023/7/31
単行本 : 296ページ
ここまでが、ケース対策です。ここからは「ビヘイビア」と言われるものへの対策になります。
ケース面接対策【優先順位3】「業界知識」と「志望動機」対策
志望動機は僕がBCGを受けた2005年よりも、重要視されていますので
頭良ければ、受かるのでしょ?
と考えず、しっかり、対策しましょう。
「業界知識」を整えつつ「志望動機」も滾らせる
皆さんの「業界知識」を整えつつ「志望動機」も滾らせる対策となります。このあたりは一般的に皆さんが思っているのと同じですが、あえて言えば「業界知識」はめっちゃ大事です。
IGPIなど「今、どのような事ができるか?」を重視しています。ので、自分のキャリアを振り返り、自分の経験を棚卸しましょう。
例えば、銀行出身であれば、銀行に関する本を読む。特に「将来、銀行はどうなるか?」のような、未来予測系を重点的に読みましょう。僕がエージェントする場合は問答無用で、20冊読んでもらうほど。
やっぱ、自分の領域で語れないひとはダメだからね。
志望動機が原因で落ちてしまった例
先日、「灘→東大→メガバンク」の候補者の志望動機対策が少し甘く、コンサルティングファームからのフィードバックで…
コンサルティングを志望する理由すら答えられない状態。
「ビジネス寄りに行きたい」というだけで、それならコンサルでなくてもいろいろあるのでは?と聞いても「それは考えてませんでした」と回答して終了。
基本的に、深く考えたり、そもそも自ら疑問や課題認識をもって能動的に考えるというBehaviorが身についていない状態で、適正がないと判断しました。
と、、、辛らつな意見をもらい、落ちてしまいました。
オンライン教材で学んで志望動機対策
志望動機が原因で落ちてしまった例のように、どんなに経歴が素晴らしく、クリアしていると思われても、フェルミ推定やケース面接の「その前に」やられてしまうこともあります。
少し心配な方は、オンライン教材「悪魔の志望動機&キャリア」で更に、磨きをかけましょう。
ケース面接対策【優先順位4】ケース面接の過去問を解く
転職エージェントからケース面接の過去問をもらう
転職エージェントからケース面接問題の過去問をもらい、解いてみてください。もし、今すぐにでもケース面接の例題入手したい!ってことならこちらを参考に。
身につけた知識でケース面接の過去問を解いてみる
フェルミ推定
ビジネスケース
ケース面接対策【優先順位5】「話し方」を整える
ケース面接では、自分が出した「答え」に深掘りをしてくる面接官(=現役コンサルタント)と冷静に論理的なコミュニケーションをとらなければいけません。面接官とは「プロの話し方」をしなければならないのです。ケース面接の評価は「ケースに対する答え」ではなく、面接官との「議論の仕方」で決まります。
ケース面接で失敗した「話し方」の例
ローランドベルガーでの、ある生徒のスクリプトをご紹介しておきます。「見事に」1次面接で落ちます。そしてこの後、僕の「考えるエンジン講座」を受けて「話し方」も整い、見事にBCGからオファーを貰います。ぜひ、「話し方が整ってない」スクリプトを読み、自己チェックしてみましょう。
「あれ、おかしい!」「こうした方が良い!」と確信持てたら、大丈夫です。
考えるエンジン講座で「話し方」を整える
「話し方」を疎かにしてしまえば面接官に
この人は、コンサルの素質ないな!
と思われてしまいます。どんなにフェルミ推定を対策しても正解ならいいわけじゃないのです。
話し方は物凄く重要ですので、苦手な方は「考えるエンジン講座」を受けてから、転職活動再開されるのが、いいかと思います。
ケース面接対策【優先順位6】筆記試験対策
筆記試験については、言語・非言語(SPI玉手箱)・GMAT・構造把握・適性検査・TG-WE・数理問題・TG-WEBなどがありますが、有無や受験タイミングなどはコンサルティングファームによって異なります。コンサルタント経験者の場合は、筆記試験が免除になることが多いですが、未経験者の方はファームによって受験するケースが見受けられます。
筆記試験の位置づけとしては、あくまで「足切り」と思っていただけばいいでしょう。
自信のない方は、こちらの本で対策されるといいと思います。
減ってきている筆記試験。ケース面接との関係は?
筆記試験については、ショート動画でも語っていますので併せてご覧ください。
コンサルタント転職に関するみんなのお悩みとは?
コンサルタントへの転職に不安を感じて「ボロボロになりたくない!」と思うのはみんな同じです。
考えるエンジン講座の生徒さんから寄せられたお悩みについて「考えるエンジンちゃんねる」で回答させてもらっているので、同じようなお悩みがある方は覗いてみてください。
【参考動画】生徒からのコンサル転職の悩みに答えました
- ケース面接:売上を2倍にする打ち手の考え方について
- 応募書類:志望動機の構成
- エクセル・パワポなどに求められるスキルは?
- 自分の業界知識について
- 志望動機の回答時間
- 各ファームHPから直接応募するメリットある?
- コンサル転職の応募規模は?
- 転職エージェントとの付き合い方は?
戦略コンサルタントに転職しようかな?と思ったら
いかがでしたか?さいごに、戦略コンサルタントに転職をお考えの方にお役に立てる情報をまとめておきます。
戦略コンサルタントになるために必要な本を読んでみる
弊社代表のタカマツ本
コンサルティングファームに転職する際に特におすすめはフェルミ推定本!
戦略コンサルタントのための必読本
この世には、ケース面接対策本、コンサル思考、コンサル業界に関する本まで「コンサル」の関連本が山のようにあります。そこで、世の中に溢れる「これ、コンサル関連本?」と思われるタイトルの本を全て “購入し”、自ら読んで、
- 「ケース面接対策」という意味で、この本を読んだ本が良いかどうか?
- 読むのであれば、どのページを読めば良いのか?
を丁寧に解説しました。「どの本を読むべきなのか?」と迷われている方に、是非とも参考にして頂きたいです。
考えるエンジン講座無料相談で戦略コンサルを知る
戦略コンサルへの転職に必要な「考える力」を最も得意としているのが、私であり、年間500人以上が受講する「考えるエンジン講座」です。ので、是非とも、無料相談にいらしてください。
考えるエンジン無料相談はこちら
戦略コンサルタントの転職支援を251キャリアで
考える力を鍛え、戦略思考を身に付ける「考えるエンジン講座」の陰で隠れておりますが、じんわりと、コンサル向け転職エージェント=251CAREeR(ニコイチキャリア)もやっております。
ケース面接対策だけでなく、コンサルタントに強い転職エージェントも利用したい!という方は、是非とも、「無料相談」の時に、おしゃって頂ければと思います。
戦略コンサルタントの転職対策をテキストで学ぶ
フェルミ推定、ビジネスケース、志望動機など、コンサルタントへの転職の選考で実施される「ケース面接」対策に必要なオンライン教材を提供しています。