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戦略コンサルタントの仕事内容・働き方・キャリアパス・スキルを解説

戦略コンサルタントの仕事内容・働き方・キャリアパス・スキルを解説!

戦略コンサルタントの仕事内容・働き方・キャリアパス・スキルを解説!

BIG4に代表される戦略コンサルタントは、いまでも人気の職業の1つです。本記事では、事業会社で戦略コンサルタントへの転職を考えている人、新卒就活生に対して、戦略コンサルタントの仕事内容、やりがい、キャリアパス、必要なスキル、どんな人が向いているか?などを独自の視点も絡めつつご紹介していきます!

目次
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戦略コンサルタントの仕事内容は?

コンサルタントって何をしてるのか?をよく質問されます。簡単に表現すると、この1枚の画像で説明できてしまいます。

コンサルタントの仕事内容を説明
コンサルタントの仕事内容

クライアントが知らない情報を集め、インプットする

定性分析にしろ定量分析にしろ、クライアントが見たことない・得たことがない情報を見つけるのが戦略コンサルタントの最も大事な仕事です。それができれば、もう「勝ち」です。そのような情報を手にした後は、マネージャーや上の人、クライアントと議論していきます。営業ではないですが、「泥臭く足で」情報を探しにいくのが戦略コンサルタントです。具体的にどのように情報を持ってくるか?の例を3つほど軽く紹介します。

  • クライアントが持っているぐちゃぐちゃのデータがデジタルで名寄せできないときに、手作業で名寄せをしていく力技で!
  • クライアントの競合のお店の前で待ち、インタビューを実施。
  • 海外の生情報をプレゼントする。つまり、現地の新聞の三行広告の情報を1ヶ月分取り寄せ手打ちで整理で。

1人でもくもくと考える。みんなで考える(風)

次に、インプットした情報をもとに1人でもくもくと考えます。その際にちょっとしたコツというか、具体的になにをしているのか?に触れたいと思います。

ワードに言語化する

物事を考えると言うのは、「ワードに言語化すること」にほからならないです。「1人で考える」というふわっとした言葉ではなく、「マイクロソフトのワードに文字を書く、ひたすら書く」と定義づけします。

ここでよくやってしまうのが、最初からパワーポイントを使ってしまうことです。パワーポイントではなくワードなのが味噌です。

考え始めるエネルギーと考え続けるエネルギーを保つ仕組みで考え抜く

「よし!これから考えるぞ!」という仕組み、スイッチを自分で作るのも仕事に直結します。例えば

  • スターバックスラテを右手に持ち、資料などを開かず、ただただワードのみを開く。または、ノートとペンのみ
  • 「考える」を邪魔するネット環境が通じにくい、移動中の新幹線や飛行機の中で考え切る
  • 眠くなるから、昼飯の時間をずらして、そこで一気に考え抜く。考え抜いたら、ご飯を食べる。

みんなで考えるは幻想

みんなで考えるなんてものは「幻想」です。会議の人数が4人だろうが6人だろうが、自分とあと1名の「2名」で議論していると考えてください。テーマによって、相手を決め、その人に対してクローズドクエッションのスタンスで議論を進めてください。もちろん、「1人で考える」前に決してみんなで議論しないこと!

アウトプットして、議論を前進させる

コンサルタントのアウトプットは、プレゼンテーションというイメージがありますが、決してアウトプットとは「華麗なプレゼンを披露する」ことではありません。アウトプットとは、議論を前進させること。1人で考え、議論を進めた結果「炎上」したとしても、それも1つのアウトプットです。

戦略コンサルタントに必要なスキル

戦略コンサルタントに必要なスキルで紋切り型として言われるのが、ロジカルシンキングやデータ分析、エクセル、ワード、パワーポイントなどのドキュメント作成スキル。加えて、仮説思考、クライアントとのコミュケーション能力などが挙げられます。しかも、コンサルタントの中には資格として中小企業診断士の資格を持っている人もいます。このような内容と被る部分は多少ありますが、独自の視点も含めて戦略コンサルタントに必要なスキルを紹介します。

ケツから考えるタイムマネジメント・タイムスケジューリング・ロジ能力

戦略コンサルタントとしての成功する鍵の1つは、「ロジ」です。ロジとはミーティングの調整や、先方との日程調整など、日本語に直接対応する表現はないですが、プロジェクトに必要な準備、調整、手配などを指す言葉です。

意外に入社したてのコンサルタントは、スライドライティング、インサイトなど腕を上げることを意識してしまいます。例えば、ミシュランの超有名なお寿司屋さんを想像してください。お店の大将の腕は1流なわけです。しかし、1流のお寿司屋には当然超1流の魚が入ってきます。何が言いたいかというと、コンサルタントとしての腕をあげようあげようと頑張るもの良いですが、インプット(=ここでいう魚)を超1流にしましょう。そこで、インプットを超1流にするために必要なのがロジです。

  • 「このタイミングで、マネージャーと30分話すためには、ここまでこれを終えていけない。だから〜」という思考
  • 「このタイミングで、この分析をするためにはクライアントからデータを少なくともこの日までにもらわないといけない。だから〜」という思考

自分のインプットを超1流にするために、タイムマネジメント・タイムスケジューリング・ロジ能力は必要です。

相手に伝える技術・コミュニケーション能力

当然、必要な能力です。コミュニケーション能力といっても様々ですが、特にコンサルタントとして1番大事なのが「エレベータートーク」です。エレベータートークは、たまたまエレベーターで一緒になったクライアントに上から下までの降りる時間おおよそ1分間でその間に要点を整理して話す技術。エレベータートークは、有名な言葉だと思いますし、検索するとたくさんでてくるので調べてみてください。

クライアントの業界知識にアンテナを張り続ける力

戦略コンサルタントがプロジェクトにアサインされたら、担当クライアントの業界知識をインプットします。そのインプットを継続的にするために、業界知識に対してアンテナを張ってください。どの程度の感度でいれば良いか?というと、「クライアントのニュースを知らなかったら”さようなら”」ぐらいの感度です。Googleアラートとか設定して、そのニュースをみたり調べる癖をつけておく。別の角度でいうと、プロジェクトにアサインされる前に、バーっと記事検索して内容を整理整頓しておくことも大事です。

定性分析・定量分析などの分析力

どちらの分析にしても、分析力は命です。定性分析と定量分析の違いをざっくりと説明すると

  • 仮説を作るのが定性分析
  • 仮説を証明するのが定量分析

別の言い方をすれば、定性分析=インタビューで、定量分析=エクセル分析のイメージです。そして、どのタイミングでどのような分析をしたらいいのかというと、定性分析→定量分析の順です。定性分析の前に定量分析をすると死にます。先に、定性分析=インタビューを最低限レベルでもいいのでやってしまってから、定量分析と進んだ方がプロジェクトとして成功しやすと経験上思います。

大量の情報を効率的に処理する能力

大量のインプットを得る仕組みを作っても、それを効率的に処理する能力は必要です。ただ、これはつきつめると結局1つめに説明した「ロジ」につながります。いつ、どこで、どのタイミングでどのように処理するか?常に頭で考えて情報を取捨選択、整理整頓してください。

チームプレイング能力

コンサルタントの仕事として1人で考える重要性を先ほど説明しましたが、とはいえチームで動くわけですし、1人だけで仕事は成功しません。なので、チームで動く能力もとても大事です。

別の言い方をすれば、雑用でも価値がある!と考えるメンタリティを持ってください。例えばチームメンバーのために、お弁当を買ってくる、ジュースを買ってくるといったことも価値がある!と考えた方が戦略コンサルタントとして成功します。

クライアントリレーションシップ〜クライアントと仲良くなる力〜

クライアントと仲良いというのはそれだけで武器になります。自前のチャームを使ってもいいですし、今時であればソーシャルスキル、SNSを利用して距離を縮めるのもいいでしょう。「クライアントと仲良くするためには、どうしたら良いだろう?」と自問自答しながら、クライアントと接してください。

クリエイティブシンキング能力

ここでいうクリエイティブシンキング能力とは、「時にポジティブ、時にネガティブ」にという考え方ができる能力です。

ポジティブな話でいうと、事例調査や新規事業に対して、「必要なあの情報は絶対にGoogleにある!」とか「この新規事業は絶対に当たりと思って調査しまくる!」ってことです。一方で、ネガティブな話でいうと、お客さんからもらったデータを見て「なんか違うんじゃないか?」とか「なんか嫌なことが起きそうだな」とか、ホラーストーリーを考えることです。

ポジティブ⇔ネガティブをどちらも行き来できてこそのクリエイティブシンキングです。

自分の立ち位置を読む力

役職はファームや会社によって違いますが、大枠で捉えると下から、アソシエイト→コンサル→プロジェクトリーダー→プリンシパル→マネージャーとなります。その中でジュニアメンバー、特にアソシエイトやコンサルの人は自分の立ち位置を読む力はとても重要になります。

アソシエイトの場合

アソシエイトの人が「クライアントのために働く!」と考えてしまうと、クライアントとの距離が遠いのでモチベーションを保ちにくくなってしまいます。もちろん大義名分では、クライアントのためと考えつつ、役職が1つ上のコンサルのために働くということを意識すると良いです。少しでも上の役職の人が、考える時間を増やせるか?の精神が大事!クライアントはマネージャーと対面(といめん)にいるぐらいの感覚で。

コンサルの場合

コンサルポジションの人は、「強めの仮説」をクライアントミーティングの時に提示する役回りが良いです。プロジェクトリーダー以降になると、クライアントとの信頼を失うことはできません。そのため、コンサルポジションの人が、野球で例えるならストライクかボールか、デッドボールになるかならないかギリギリラインの仮説を投げてください。炎上させるぐらいの気持ちで。外れた球は、上の役職の人たちが拾ってくれます。

もちろん、アソシエイトと同様に1つの上の役職のプロジェクトリーダーのために働き、少しでも上の人が考える時間を作れるか?という点もお忘れなく。

視点を変えて物事を見る力〜ズームイン/ズームアウト〜

コンサルタント業界は朝令暮改の世界です。朝言っていたことが、夕方には変わっているということはまぁまぁあります。そのことに対して、マネージャにストレスをぶつけるのではなくて、「あ、変わったんですね。面白いですね!」という風に視点を変えて、楽しむ方が良いです。特に分析をした結果、仮説が変わったと考えるだけでなく、分析をする前に「仮にこういう結果がでたら、今まで通り進むよね。」「万が一こういう結果になったら、全然違う仮説、ストーリーが出来上がりそうだ。」ということを考えておくのも良いです。

プライドを閉じ込める力

プライドはもう捨てましょう。コンサルに転職時の年齢が、例えば28歳だった場合に、自分より年下がマネージャーということもありえます。そこでプライドが邪魔してくると、成長を加速できない可能性がでてきます。なので、ぜひともプライドを捨てて、捨てるのが難しければ閉じ込めておく。エクセルとかわからなかったら、年下でもどんどん聞きましょう。

忍耐力

  • 金曜日の23時にタイムシートを記入していたら、酔ったマネージャーから後ろから椅子を蹴られて、「もう帰るのか?」と言われた。
  • 夜中の3時にシミュレーションをつくって、ダメと言われゼロから作り直し。気持ち悪くなって「トイレで吐いてきました」と言ったら、元気になったねと返答された。
  • 杉田さんとの最初のプロジェクト。社内ミーティングでプレゼンをしたら、「お前にそんなことを期待していない」と言われた。

今となっては良い思い出ですが、全部に共通しているのはすべてファーストケースということです。最初のケースでこんな洗礼を受けても、8年間BCGに入れました。忍耐強く頑張ってみてください。

戦略コンサルタントの年収・給与について

年収・給与に関しては、いろんなサイトにまとめてあるので、そちらを参照してもらうのが良いです。新卒なら企業のHPを見るのが早いですし、転職者であればdodaやライトハウス、オープンワークなどの会社口コミでだいたいの肌感は掴めると思います。

ただ、言っておきたいのはあくまでのそのような値は参考値で、その人のこれまでのキャリアで年収は大きく変わります。他のファームでマネージャー経験がある人は、1000万・2000万・3000万と高額オファーがくるかもしれません。逆に未経験であれば、相場レベルのオファーになるかもしれんません。年収だけを追い求めたとき、どのくらいになるかな?とエージェントに探してもらい、受けてみると、見えてくることもあります。なので、自分から積極的に動いて、「いまの自分の市場価値」を確認しちゃうことをおすすめします。

戦略コンサルタントに向いている人とは?

各戦略コンサルティングファームにはそれぞれ文化があります。ここでは各ファーム共通のカルチャーを拡大解釈をしてみて、コンサルタントに向いてる人について考えてみました。(便宜上向いている人と書いてますが、もちろんいまできてなくてもこれから考え方・行動を変えればOK)

責任感と積極性があり、オーナーシップをもてる人

別の言い方をすれば、同じ船に乗ってる感を出せるか出せないか?です。例えば、作業を振られた時に「この作業終わらせればいいんでしょ?」という考えが見えて、それがマネージャーに伝わるとマネージャーは興醒めします。マネージャーも孤独です。一緒に真剣に頑張って考えてくれる人の方が、インプット/アウトプットの質がどうあれ、嬉しくなります。

作業っぽくなってしまうと、評価も上がらないです。なので、「僕は作業屋ではありません!」をアピールできる人がコンサルタントには向いてます。要するに、「さては、もう帰ろうとしているな?」と思われないように行動できるかどうかです。

言い訳をしない人

言い訳は絶対にNGです。言い訳をするんだったら、「代替案」など未来の話を含めてください。例えば、事例調査でメッセージをサポートするものが見つからなかった時に、「3時間探したのですが、出てきませんでした。どうしましょう」と発言するのではなく「事例ではなくインタビューコメントで一旦サポートしませんか?まだ探しますが、3時間探しても出てきませんでした。」と言える人。

構造化が好き・MECEじゃないと違和感を感じる人

構造化もMECEは本質的ではない!と思いつつ、とはいえ戦略コンサルタントにはクライアントに対して説明責任があり、構造化もMECEの仕事上ついてまわります。なので、覚えておくと良いことを軽く3つほど紹介して次にいきます。

  • 構造化したものが、MECEに見えるかどうか?
  • 3つ以上並んだら、なぜその順番かを説明できる?
  • 議論の単位を意識するした構造になっているか?

期日(デットライン)を守れる人

当たり前だとは思いますが、期日は大事です。期日を守ることの上にくるのは、「コンフィデンシャリティ」しかありません。それぐらい期日は守りましょう。アウトプットの質が気になると思いますが、このさい「期日にまでにとりあえず出せばいい」と考えましょう。「いいものを遅れて出すか?」 vs 「悪いものを期日に出す」の二項対立です。コンサルタントなら後者。期日を守りましょう。

マルチタスクができる人

戦略コンサルタントの仕事は基本的にマルチタスクです。インタビューのセッティングをしつつ、分析しつつ、ミーティングデスクの予約するなど。戦略思考や、論点を立てる力ももちろん必要ですが、複数のタスクを処理できる人はコンサルタントに向いてます。

1~2年目の戦略コンサルタントのキャリアパスをどう作っていくか?

戦略コンサルタントにこれからなる方もすでになっている方も戦略コンサルタントがどのようにファーム(会社)内でキャリアを作っていくのか?はとても気になる点かと思います。ここでは、ファーム内のキャリアに関して「二項対立」を考えてみました。AとB(A vs B)ならAをとるよね、Bをとった方が良いよねといった感じです。

テーマで選ぶのか vs マネージャーで選ぶのか

最初にして最大の選択は「テーマで選ぶのか vs マネージャーで選ぶのか」です。まず、戦略コンサルタントになりたての人、1年目、2年目の人が最優先で考えるべき論点は、いかにして戦略思考をした働き方ができるのか?という点です。戦略案件などのアサイン実績を積むことを欲しがってもあまり意味がありません。自身の上につくマネージャーが仮にポンコツだったら、戦略思考は身につきませんからね。戦略思考を鍛えるための最短ルートをいく環境を整えましょう。

つまり、できるマネージャーがいるプロジェクトかどうかで選ぶこと。それをおすすめします。

戦略ケースをやるか vs インプリケース(実行支援)をやるか

さきほど、戦略思考を鍛える/習得するためにマネージャーが優秀かどうかでプロジェクトを選びましょうと言いました。では、戦略ケースとインプリケースどちらを選ぶのか?という二項対立も自ずと答えが出てくると思います。優秀なマネージャーが戦略ケースにいるのであれば、それに越したことはないでしょう。
しかし、戦略ケースにいるマネージャーがポンコツだったら、インプリケースをしている優秀なマネージャーがいる案件を選んでください。繰り返しですが、習得すべきは「戦略ケースのアサイン実績」ではなく、「戦略思考」をいかにできるようにするか?です。

自分のバックグラウンドと「同じケース vs 違うケース」

転職活動や就職活動をしている時、「いろんなケースをするために自分はコンサルタントになったんだ!」と強い気持ちでいたと思います。しかし、あえて言うのであれば自分のバックグラウンドと同じケースを選べるのであれば、それを選ぶべきです。なぜなら、業界知識や共通言語がすでにあれば、素直に、安心して、余計なストレスなくケースに臨めます。加えて、業界知識を持っていればすぐにマネージャーに貢献できますし、空いた時間でマネージャーが戦略思考の部分を教えてくれる可能性があります。

マネージャーが見えてきた方の戦略コンサルタントのキャリアパス

戦略コンサルタントに入りたての人のキャリアパスと、マネージャーが見えてきた人のキャリアパスは少し違くて、また別の二項対立があります。ここでの最大の論点は「いかにして自分の畑を作り、マネージャーとしてのポテンシャルを示すか?」になります。

面白いテーマだけど違う業界 vs 同じ業界だけどテーマは選ばない

マネージャーは、特定の業界のお客さんだったらイケますよ!というのを少なくとも示さないといけないです。そのためには、自分の畑をつくる必要性があります。当然畑を作るのであれば、同じ業界でテーマは選ばずの方が良いです。結局お金を持っているのはお客さんなので、その軸を先に立てておくとスムーズです。

1人のマネージャー(MD)に囲い込まれる vs 囲い込まれず複数人のマネージャー(MD)と仕事をする

1つ前とつながっていますが、1人もしくは2人ぐらいのマネージャに囲まれてキャリアを築いていったほうが結果的に良いかなと思います。

30歳以上で戦略コンサルタントに転職する場合のキャリアパス

30歳以上で戦略コンサルタントに転職した場合、下から2番目ぐらいの役職につくことが多いです。そのような方々の最大の論点は「とにかく戦略コンサルタントとして生き残る」です。長期戦になることを前提に、「戦略思考」を5~6年ぐらいかけて習得しようぐらいの気持ちで良いと思います。では、どうやって生き残るか?と言うと、これまでの二項対立に当てはめると

  • 同じ業界だけどテーマは選ばず
  • 1人もしくは2人のマネージャーに囲いこまれてキャリアを築く
  • 運が良ければ、マネージャーでプロジェクトを選ぶ
  • 運が良ければ、自分のバックグラウンドと同じケースを選ぶ

になります。

戦略コンサルタントの労働環境・働き方

みなさんもご存知の通り、コロナ禍を経て社会全体の働き方が少々変わってきました。コンサルタント業界でもそれが起こっています。ホワイト化が進んでいるファームもあると聞きますが、コロナ前後で働き方に大きな影響を与えているのがリモートワークです。ここではリモートワークだからこそ、これまでの働き方からさらに意識していかなければならない働き方を教えます。

リモートワークだからこそ即レスをする

とにかく即レスをしてください。なぜかというと、マネージャーや上の人が「お前、仕事してんの?」と疑心暗鬼になってしまったら「終わり」だからです。1年目、2年目ができるアウトプットはいってしまえばポンコツです。だから、せめて働いていることを示しましょう。これ、めちゃくちゃ大事です。

勝手に報連相・進捗報告をする

リモートワークなので上の人がちょっとミーティングルームを覗きにくるとか、自席に様子を見にきてくれることがなくなりました。そうなった時に怖いのが上から「あれってどうなった?」って言われることです。

これを言われたら完全にOUTです。だから、勝手に報連相・進捗報告はまめに行いましょう。無視されてもいいので。

記事検索をして共有する

リモートワーク時代に何を持ってプロジェクトへの愛を示すか?それは記事検索や本を読んで、情報をチームに共有することです。土日を使って本を読む、Google検索で1ページ目だけでなく2ページ、3ページ、奥の奥まで検索結果をみましょう。チームメンバー誰も知らない情報を見つけたら、価値ありです。

たまにはオフラインの対面でFaceToFace

リモートワーク、リモートワークと言ってきましたが、たまにはオフラインで顔を合わせて仕事もしてみましょう。

センシティビティも合わせる

賛否はあるのですが、センシティビティも基本相手に合わせましょう。どういうことかというと、例えば人によってはマスクをする・しない、外に出たい・出たくない、コロナに対する考え方は千差万別です。そういう場面では、一旦相手に合わせましょう!

戦略コンサルタントで働くことの魅力・やりがい

戦略コンサルタントに限らない話になってしまいますが、コンサルティングファームの売り物は自分たちの「思考」しかありません。誰もが使いたくなるサービス、欲しくなる製品もないです。その「思考」で、クライアントが抱える課題に対して、まさに「答えの無い」ゲームに立ち向かっていきます。社内では、上下関係などは気にせずに、毎日「喧々諤々、時には罵倒」もある中での議論。

ファームによって濃淡はあるものの、「アップ or アウト」、つまりは制限時間内に昇進できなければクビという心地よい緊張感のなかで、メンバー全員が切磋琢磨して仕事をする環境です。タフな環境かもしれませが、目の前の「答えの無いゲームを」楽しむことこそが、戦略コンサルタントとのやりがい、魅力だと思います。

戦略コンサルタントで働くことの厳しさ

戦略コンサルタントで働くことの何が厳しか?というと、労働環境やらブラックなど色々と言われたりしますが、やはり、『プロジェクトからリリースされること。それもプロジェクトはまだまだ続くのに、自分だけ3ヶ月でリリース』。

これが1番辛いです。マネージャーとの相性とかではないです。野球で言うなれば、球拾いレベルでのリリース。球拾いに相性はありませんからね。戦略コンサルタントはプロジェクト単位でマネージャーから評価されます。1度や2度評価が悪くても逆転可能です。しかし、3連続で悪かったらアウトです。スーパーマリオでいうと、3回ミスしたらゲームオーバーってやつです。クビ直前のPIPというプログラムに入ってしまうこともありえますので、そうなる前にぜひ考えるエンジンの無料相談に来てもらえればと思います。

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PIP(業績改善計画)宣告危機?なコンサルタントがすべきこと PIP宣告されたコンサルタントの皆さんへのアドバイスまとめ。元BCGコンサルタントが伝えたい、PIP(業績改善計画)に立ち向かう基本方針と今すぐ意識すべき9のこと。

考えるエンジン無料相談はこちら

未経験から戦略コンサルタントになるには?戦略コンサルタントを目指す方へ

ここまで読んで頂き、戦略コンサルタントにチャレンジしてみたい!と思われた方は、次の3つをやってみると、より、コンサルを目指すか?をリアルに考えられるかと思います。

① 考えるボンを読んでみる

コンサルタントは「考える」のがお仕事。ですので、考えることが好きか?どうか?も大事。決して、得意かどうかではありません。そのリトマス試験紙として「ライトついてますか?」を読んでみましょう。

この本は訳されたのが昔なので、読みにくいですが、良書ですので、是非とも読んでもらいたい。

それ以外にも100冊ほど「考えるボン」を紹介していますので、気になった本を読んでみてください。
読むなかで、「これオモロイ!」と思った方は ぜひ、コンサルを目指してほしいです。

② 実際のケース面接のやり取り(スクリプト)を読んでみる

実際のケース面接のやり取りを読んでみると、ケース面接の雰囲気も分かりますが、「え?こんな楽しい議論できちゃうの?」 と感じられます。そう感じられたら、ぜひ、コンサルを目指してほしいです。

③ 考えるエンジン講座「無料相談」に行ってみる

僕に会えば、分かりますが、Tシャツ姿でカジュアルにコンサル業界や、ケース対策についてもですが、それ以上の「キャリア」ついて、ざっくばらんに話しますので、是非、一度、問い合わせてみてください。色々話しましょう。

  • 生徒が千人以上コンサルで働いており、
  • 弟は元マッキンゼー、従弟はIGPI(+元ローランドベルガー)
  • そして、年間500人+エージェントで100人+とお話していますから、

 と世の中で一番、僕がコンサルのこと詳しいと思いますよ。

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