戦略コンサルタントとは?コンサルQ&A-理解度60%
戦略コンサルタントとは?コンサルQ&A-理解度60%
戦略コンサルタントへの道99
はじめに
コンサルタントへの転職を目指し、転職準備のために考えるエンジン講座をご受講いただいた受講生の方々が “まさに、むじゃきに” なげつけてくれた多くの質問。その中から厳選した99個をピックアップして、お答え致しました。
「戦略コンサルタントへの道99」とは
おかげさまで「考えるエンジン講座」を開講してから年間で250名以上の方に受講頂き、母校であるBCGをはじめ、マッキンゼー、ATカーニーなどトップファームへ生徒を送り出すことができるまでになりました。その中で、過去の受講生の方々が “まさに、むじゃきに” なげつけてくれた質問を、ランダムにピックして、お答え致しました。
99まで無事に辿り着いたとき、「戦略コンサルタントとは何か?」が理解できることでしょう。
但し、全て、私の「独断と偏見」で語りますので、「そうじゃないと思う!」と思われる方もいるかと思いますが、その辺はご容赦ください。
弟はマッキンゼー、イトコが経営共創基盤、大親友はカートサーモン、生徒は殆ど全てのファームにいますので、外れてはないと思っています。
コンサル用語/BCG用語
皆さんに、より、コンサルの“リアル”を感じて頂くために、コトバもコンサルが使っているコトバを使っておりますので、都度、補記しておりますが、代表的な用語を記載させて頂きます。
コンサルティングファームの略。
プロジェクトのことを指す。ITでいうプロジェクトリーダをケースリーダと呼ぶ。
提案書、討議資料など、パワーポイントの資料のことを呼ぶ。決して、オラクル・サップの“パッケージ”ではないことにご注意を。
コンサル界の頂点の“役職”。(厳密には少し間の呼び名)
BCGでは、アソシエイト⇒コンサルタント⇒プロジェクトリーダー⇒プリンシパル⇒パートナー
広義には“コンサルタント”
狭義にはBCGの役職の意味での“コンサルタント”
パワーポイント1枚を指す。なので、パワーポイントを書くことを「スライドライティング」と呼ぶことも
それでは、みなさまお楽しみください!
戦略コンサルタントとは 元BCGコンサルが答えるQ&A【理解度60%】
今回はQ.50~Q.59までの質問にお答えしました。これを読めば「コンサル理解度60%」レベルに到達。
Q50. ケース面接は対策して、何とかなるものなのですか?
過去の「考えるエンジン講座」受講生の結果から見ると、“なんとかなる”と思っています。
例でいえば、べインを落ちた後、「考えるエンジン講座」をして、マッキンゼーに見事内定。
「考えるエンジン講座」受講中、前半にデロイト、アクセンチュアを受けて落ちた方が、最終的にマッキンゼーに見事内定。
ケース面接は「考えるチカラ」を持っているか?を見ているものだと思っています。
そして「考えるチカラ」は鍛えれば習得できる“スキル”です。
やみくもに対策本を読み漁るという方法では「対策」にはなりませんが、「考えるエンジン講座」を受講して必要なスキルを習得した方々が“ちゃんと”結果を出していることを鑑みれば、対策方法が正しければ“なんとかなる”ものだと思います。
Q51. 高松さんがコンサルに転職したときに“ファーストキャリア”がコンサルではなかったことのメリット・デメリットは何だと、思いますか?
新卒では戦略コンサルには人生100回やっても入れないと思う。
東大 物理学 専攻 のフィールド
なので、ファーストキャリアといわれてもピンと来ない。まぁ、弟が新卒でマッキンゼーだから、俺のDNAにもきっと・・・。でも、自分が経験した道だから!ってだけですが、「中途」がいいと思う。
あ、そういえば、こういう発言を「ポジショントーク」というらしい。うちの生徒でマッキンゼーに転職された方が使っており、私も使います。少し、ポジショントークをすると、「中途」がいいと思う。
一つは、現パートナーのうち、9割以上が中途であること。
もう一つは、クライアントは大企業であり、その大企業のなんとも言えぬ「文化」を知っていること。
例えば、上司が帰るまで“帰りづらい”ということなど、典型的。
これは、新卒のコンサルタントには理解できない。
Q52. コンサルタント中で、起業意欲のある人はどのくらいいるのでしょうか?
殆ど、いません。
それは、コンサルタントは「計算が立つ」わけで、一方で、起業には「計算ではそうだけど、やりたいからやる」的なエネルギーが必要だから。
向き不向きでいえば、コンサルタントは起業には向いていない。
Q53. コンサルティングファームに入社されて「失ったモノ」はありますか?
Q54. コンサルティングファームにおける「新卒」と「中途」の役割・期待をそれぞれ教えてください。
新卒も、中途もどちらも「パートナー」になることを期待されていることは変わりませんし、役割自体は変わりません。ただ、”特性” という意味では、新卒は「分析」が強く、中途は「インタビュー」が強いとよく言われています。
Q55. 日常生活のセルフマネジメントは?
人によりますが、私の場合は「東洋医学」ですね。足裏マッサージにはじまり、鍼や、経絡治療。これで、カラダもココロも健康を保っていたように思えます。
一番、御世話になったのは、神楽坂の「エコパオ」(http://www.ecopao.com/)
ここの「経絡治療」本当に効きます。
Q56. コンサルティングファームを比較するときの軸は?
ずばり、教えましょう。それは、
パートナー(コンサルの一番上の位)の顔ぶれ。
それを見て、「この人と、めっちゃ、働きたい」と思える人がいるか?を軸にするといいと思っています。
と思い、探してみたら、結構、探しにくい。
Q57. ケース面接で「今のキャリアでの経験」を活かす方法はありますか?
無いかも。純粋に「考えるチカラ」を試しているから。しかし、そのチカラが見え隠れする、
面接官が今の業務から、“喰いつく”話ができるか?
は大事かもしれません。
それはコンサルタントになりしとき、クライアントが前職の業務から、“喰いつく”話ができるか?が見えるからです。
Q58. コンサルタントのシゴトは何で評価されますか?
少し、論点を狭めると、
コンサルティングファームは“何で”自らのシゴトを評価するのか?
なにせ、クライアントの売上にすぐに貢献できるケースはしてないし、成果報酬もしてないから、いったい何で自分たちのシゴトを評価したらいいのか。。。分かる?答えは、
リピート率!
クライアントがまた、次のプロジェクトを買ってくれるか(発注してくれるか)で測るのだ。
Q59. 面接でこれをやったら「落とされる!」という事はありますか?
第2位:目に「負」が宿る
自分の意見を否定されると、人は“イラっ”とする。それが、エリートだとなおさら。
第1位:「質問」に最短で答えてない(=論点に答えていない)
面接官が「論点がズレています」と3回言ったら、アウトです。
うちの「考えるエンジン講座」の最初の講義で教え、講義中、ずぅーーーーーと鍛えるのが実はこの「論点に答える」ってやつなのさ。