新卒コンサルの道-外資コンサル女子が答える!-新卒入社編 vol.2
新卒コンサルの道-99の質問に外資コンサル女子が答える!
新卒入社編 vol.2
「新卒コンサルの道」とは
はじめに
外資系コンサルティングファームBCG(ボストン・コンサルティング・グループ)に新卒で入社した女子 “ファンタジスタ品川” さんが、コンサルティングファームに新卒入社してどのようなBCGライフを送ったか?をQ&A方式で答えていただきました。
外資系コンサル新卒入社女子、”ファンタジスタ品川” とは?
海外大学から、新卒でBCG(ボストン・コンサルティング・グループ)に入社の素敵女子。
その後、6年?くらいBCGで戦い、突如、医者の道に。BCG時代の私のお気に入りであり、今でも何かと頼りにしている人物こそが「ファンタジスタ品川」
海外大学で専攻していたのは・・・「生化学」。あ~なるほど、だから「医者」目指してるんだ!という納得感以上に、「え?理系なの?」という思いが充満しております。そんな、彼女が今回の主人公。
もう少しちゃんと聞こうとファンタジスタに聞いたら、
最初の大学での専攻は生化学でした。生化学とは、生体内の化学物質(タンパク質やコレステロールなど)の機序を、勉強します。 わたしは、セレノシステインという21番目のアミノ酸を含んだタンパク質についての研究室にいました。(タンパク質はアミノ酸で構成されている。ヒトタンパク質のアミノ酸は20種だが、セレノシステインは21番目のアミノ酸) 超ちなみにですが、その研究室はボスがロシア人で、旧ソ連系の国出身の研究員ばっかりでしたw
だとさ。
「新卒コンサルの道」情報
こちらのコンテンツをより、お楽しみいただくために全体構成や、コンサル用語/BCG用語については別途提供していますので、併せてご覧ください。
新卒コンサルの道-外資コンサル女子が答える! 新卒入社編 vol.2
外資系コンサルティングファームBCG(ボストン・コンサルティング・グループ)に新卒で入社した女子 “ファンタジスタ品川” さんが素朴な疑問に答えました。プロジェクトリーダーに言われたひどい言葉ベスト3は?あまりあるストレスをどのように発散するのですか?他Q21~40まで!
Q21. プロジェクトリーダーに言われたひどい言葉ベスト3は?
プロジェクトリーダー。それはアソシエイトまたはコンサルタントにとって、直属にあたる上司。彼らはパートナー、クライアント、そしてアソシエイト/コンサルタントの板挟みになってしまう立場なためかしら、アソシエイトやコンサルタントにきつい物言いをすることが多いわね。
ということで、プロジェクトリーダーに言われたひどい言葉!
ベスト(?)3:「一人だと怖いから一緒に来て」
これは高松さん抜けた後、継続していたプロジェクトの際。
高松さんの大師匠の加藤さんというパートナーと引き続きお仕事をさせていただいていたの。でも、高松さんの代わりにきた新しいプロジェクトリーダーが、高松さんのパフォーマンスを大きく下回ってしまっていたのよね。だから個別ミーティングでは加藤さんの壮絶なインプットを受けていたの。だから、そのミーティングの空気はストレスで充満されていたのよ。その空気を吸っているだけで、禿げるかと思ったほど。
その結果、、、なんと私を道連れにしようとするという漢気っぷり!まあ~あきれちゃったわ。
ベスト2:これ、明日の8時までに見せてね
普通に見えるわよね、これ。夜20時~24時まで続いたミーティングの終わり際に言われるの。毎日まいにちマイニチeveryday…!
しかもさっと終わる内容のものではなく、全業界のメジャープレイヤーリスト化、のような手間と時間がかかるものばかり。
この一言を聞くたびに、胃が痛くなったものね…。
ベスト1:時間がなかったのかな?それとも理解できなかったのかな?
これは高松さんの大師匠、加藤さんに言われた一言。この一言、すごいと思わない?罵倒や嘲笑では決してないの。
でも、
サボったの?それともバカなの?
っていう思いがストレートど真ん中に伝わるのよ…!!本当に。
ほんと、ありがたい。加藤さんはプロフェショナル中のプロフェショナルの大師匠なのに、この距離感で働けるのがBCGの魅力だと思う。ペーペーの我々に真正面から叱咤激励をくれるなんて、最高だと思いませんか?
Q22. あまりあるストレスをどのように発散するのですか?
ストレスの発散って、とっても大切よね。それができないと、溜まり続けていつかあふれ出ちゃう。
私の場合は、腹立つ上司にイラつくことがストレスの素になることが多かったわ。。。その時はひたすら飲んでしゃべって発散!!!もしくは、友人と趣味の囲碁を打ちにいってたわね。
相手を打ち負かせて発散するんじゃないの。仕事と関係ないところでめちゃくちゃ思考するのが一種の発散になるの。もちろん、負けたら悔しいんだけどね。
お勧めよ、囲碁。
Q23. コンサルでやったミス!!!!!ベスト3を教えてください。
まあ!痛いことを聞くわね…!ファンタジスタたるわたしがミスなんて、ミスなんて、、、、たくさんあるわよっ!!
ベスト(?)3:HEY!ボストンコンサルティンググループ事件
お客様へのメールに、”弊社”と書くべきところを、”弊ボストンコンサルティンググループ”と書いて送信し、大先輩にツッコミを受けました。
お前!ヘイ!ボストンコンサルティンググループ!!っておかしいだろっ
ベスト2:打ち上げで救急搬送事件
お客様とプロジェクト達成打ち上げの際、飲み過ぎて倒れ、壁に頭をぶつけ意識を失い、救急搬送され、CT撮りました。。。未だにその飲み屋さんの壁はへこんだままだそうです。
ちなみに、翌日わたしは救急搬送されたことを全く覚えておりませんでした。
ベスト1:エジプト事件
年内最終日に送付するはずだった、役員インタビューメモを送信したつもりが、送信BOXに残ったままエジプト(1週間の旅。最高に楽しかったです!!)へと旅経ちました。。
当時上司だった高松さん、ほんとうにご迷惑をおかけしました!!!
Q24. 高松さんと働かれたとのことですが、ぶっちゃけどうでしたか?
あらっ!ファンタジスタのこと、よくご存知ね。
高松さんにとっての最終プロジェクト、わたしにとっても最終プロジェクトとなるプロジェクトで一緒に働いたの。
一言でいうと、
ビジネスに対する嗅覚にのみ、ビンビンに研ぎ澄まされた狂犬
って感じだったわぁ。
- クライアントだったり、キレッキレのパートナーだったり、彼らの論点を的確に把握するのにすごく長けている
- ビジネスマンとして彼らを無駄に不安にさせないためにどう動いたらいいかを把握しているので、とても学びが多かったわ。
ただ一方で、
- 思考を必要としない作業に関しては全く興味がない
- 非常に気分屋さん(つまり怒りっぽい!)
- しかもせっかちで心配性だから、すーぐ怖い顔で貧乏ゆすりしちゃう感じ
という狂犬ぷり。
新人A1は完全におびえていたわね。。。
Q25. 品川さんが一緒にやりましょうよっていったから、高松さんは辞めるのが半年おそくなったって本当ですか?
あなた、高松さんのファンね??わたしも高松さんのこととっても尊敬しているから、たっぷりお答えしちゃうわ!
まず、お答えから。
本当です。
高松さんは、わたしのせいでBCG卒業を半年ほど遅らせることとなりました。
BCGを卒業しようとしていた高松さんは、師匠である加藤さんに報告しようとアポをとり、10分後に加藤さんとミーティングの予定だったの。
その直前、加藤さんのプロジェクトにアサインされた私は、高松さんが加藤さんとこの後ミーティング予定だと知り、(きっとこのプロジェクトに高松さんもアサインされるんだ!)と想定し、即効高松さんに連絡。
一緒にプロジェクトやりましょう!!
その結果、高松さんは加藤さんにアサインを受けると伝え、その後半年に渡るプロジェクトが開始されたのでした。
このプロジェクトのおかげで、今まであまり深く話したことのなかった高松さんと深い縁が出来、人生でいろんな刺激を与えてくれる、素敵な先輩となってくれました。
Q26. 高松さんの師匠でもある、加藤さんとも仕事されてますが、いかがでしたか?
あなた…狂犬を生み出した親のような存在である加藤さんにまで突っ込むなんて…、、、なんて怖いもの知らずなのかしら。
加藤さんを頭の切れる人って言ってしまうのはとても浅いわね。
彼のすごさは何と言ってもその日本語力。
パートナーとして、クライアントの論点を把握し、彼なりの思いとクライアントの考えを混合させて問題解決に図るのは当然のようにこなしていたわ。
その上で、それを全くズレのない、適度な抽象度で、美しい語を用いるの。
どんなビジネスも、言葉で始まり言葉で終わる。クライアントは、加藤さんに任せれば、自分の考えを昇華し、更に美しい言葉で表現してくれるのでとても心地よかったんじゃないかしら。
一方で、その頭の良さゆえ、部下から思ったアウトプットが出てこない時
…。それはもう恐ろしかったわ…。決して声を荒げたりはしないの。でも、じわじわと真綿でクビを締めるように、逃げ場をなくす言い方で詰められて言ったわね…。。今も思い出すとヒヤッとするわっ!!!
Q27. BCGを辞めた後も同僚などと会ったりするんですか?
もちろんよっ!特に新卒同期は20人弱でとっても仲良し!年に1回は同期飲みがあったり、女子同士で女子会したり、もっと仲良しは割とまめにLINEしたりして近況報告しあうわ!
同期以外でも、仲の良かった同僚とはいまだに旅行に行ったりしちゃうし、同じプロジェクトのリーダーだった方と飲みに行ったり、BCG主催のスノボ旅行に参加しちゃったりしてるわよ。なんなら卒業してから仲良くなった方までいらっしゃるの!!
いま私は遠方にいるので、しょっちゅうは会えない方たちが多いけど、帰省した際は絶対どなたかBCG/元BCGの方にはお会いしてるわ。
BCGは縁を作る場であったわね。
Q28. 高松さんはいつかもう一度、コンサルに戻るといってますが、ファンタジスタさんは戻る可能性はありますか?
そうねぇ。将来のことはわからないけど、基本的にはそのつもりは一切ないわ。ただふつうの医師として働いているかというと、きっとコンサルタントとして築かったスキルを活用して医師+αのことをしている気はするの。気づいたら、コンサルみたいなこともしてるかもしれない。でも、コンサルファームに戻って完全に外部の存在として医療界に提言するということは無い気がするわね。。それなら医系技官になってる気がするもの。
Q29. 髙松さんはコンサルタントになって12キロ太ったらしいですが、ファンタジスタは太ったりしていないのですか?
じょ、、、女子に体系を聞くなんて!!!なんてデリカシーがないのかしらっ!!!!!
コンサル生活は不規則かつ、ファンタジスタはわりともりもり食べる+運動苦手、、もともと華奢な体つきだったのだけど、体重+7キロ・体脂肪率37%まで到達した瞬間があったわ。ある意味人生のピーク(と、信じたいわ)ね。
さすがに危機感を感じたファンタジスタは、そのあとパーソナルトレーナーの下筋トレを開始。ある程度体脂肪を絞ったところで軽い食事制限を開始、体重と体脂肪を戻したわ。。。
今またぷくぷくし始めていることは秘密よ
Q30. コンサルは高給取りだと思うのですが、貯金はどのくらいできましたか?
あ、、、あなた、、、。一応言っておくけど、それ、外で女子に聞いたらダメよ!絶対!!ファンタジスタと約束してね。
わたしの場合は、アソシエイト4年、コンサルタント2年間で、だいたい・・
おい!!危うくいうところだったじゃないか。
一般的にいえば、500万円くらいかしらね。あんまり貯金に意識はしてなくて、月々の収支はとんとん、ボーナスはそのままほぼまるっと貯金、という感じだったと思うわ。きちんとしてる人なら、もっと貯金できると思うわよ!!
Q31. タイムスリップして、また大学3年に戻ったら、もう一度BCGを受けますか?
人生ifはないっていうけど、あえてifを考えるとしたら、、、ね。大学3年に戻ったら、きっともう一度BCGを受けると思うわ。というか、どのステップに立ち戻っても、今の選択にたどり着いてしまうと思うの。それくらい今の人生に何の後悔もないわね!
医師としては約10年、遠回りをしたけれども、ファンタジスタ品川として、最高の経験を積んだ10年で、ナンバーワンかつオンリーワンな医師になれる遠回りだったと思ってるわ。
Q32. BCG新卒は数千倍といいますが、どうしたら受かりますか?
改めてそう言われると、すごい倍率なのね!よくも通ったものだと思うわ。わたしは海外大採用だったから、ジョブはやってないの。筆記と面接のみ。面接についてお話するから、ジョブについてはほかの方に聞いてね。
わたしがケース面接において大切だと思うことは2つね
- いろんな角度からアプローチすること
- 面接中とはいえ、相手から学ぶ姿勢を大切にすること
例えばエビアンの1年の売り上げは?と聞かれたとき、ものすごく一生懸命考えて懇親の計算方法を思い付いたとするわね。それをどや顔で披露した後、こう聞かれるの。
いいね。 ほ か に は ?
実際の仕事の現場でも、複数のアプローチを想定したうえで、ベストな試算を検討するのはよくあること。それだけでなく、いろんな可能性を想定するのは、上司とのディスカッションにおいて非常に求められるスキルでもあるわ。
なので、一つの答えに固執せず、ほかにはどんなアプローチがあるかを同時に考えながら思考をすすめること!
そして2点目。これは実際、わたしが面接時に行ったこと。
我ながらケース問題に手応えが全くなく、これは落ちたかなあと思ったの。だから素直に面接官に聞いたわ。
○○をこういう風に考えたんですけど、あまりよくないですよね。もっとどうしたらよかったですか?
面接官はパートナー。今まで何人もコンサルタントを育成してきてるの。素直に質問されたら、素直に答えてくれる。なんならプチディスカッションが開催される。
そして最後、面接終了時にこういったの。
今日は大変勉強になりました。ありがとうございました。
って。
必ずしも毎回いいアプローチができると限らないし、いいアプローチができたと思ってもパートナーから見れば噴飯ものかもしれない。
自分の考えをもっと昇華させるにはどうしたらいいか、学ぶ姿勢を見せれば、今はまだ原石でも、こいつは伸びると思ってもらえるとおもわない?
Q33. 髙松さんは「論点」「論点」言ってますが、 そういう大切にしていることってありますか?
すっごく、いい質問ね。いろんな人の働く上での大切にしていることには、彼ら彼女らの学びが凝縮されているものね。
私の場合は、「愛」、ね。
お客様が何を求めているか、それを実現するために上司、部下とどう働いたらベストか、愛をもって行動するようにしているわ。そうするといろんな人にかわいがられて、すべてがうまくまわるの。
女性的って思う?そんなことはないのよ。
かわいがられる男の子もたくさんいるでしょう?立ち回りがうまいだけの男も多いって?そういう底の浅い人は、どこかでつまずくわ。絶対よ。
わたしだってはじめは、愛を持って仕事をしてたわけじゃないの。
でも、お客様と一緒に一生懸命お仕事をしているうちに、そのお客様が喜ぶには、目先ではなく長期的に考えてどうしたらいいかを気持ちをいれて考えるようになれたの。そうするとだんだん、お客様からも信頼を得ていったわ。
上司も、わたしがあまり優等生でなかったとしても、上司からのインプットを素直に受け入れたり、どんな成長をしたいのか、どこでつまずいているのかを相談したりすることで、いろんなことから守ってくれるようになったの。
高松さんが大切にしている「論点」とは、少し軸が違うかもしれないわね。「愛」はその「論点」にアプローチする手段だから。
こういう考え方もあるって、覚えておいてくれるとうれしいわ。
まさに、大切なのは「愛と想像力」
Q34. 医者は人の中身、コンサルは会社の中身を治す仕事で似ているところもあるのかもと思うのですが、具体的な仕事上の考え方で共通している点はどんなところですか?逆に1番大きく違う点は何ですか?
そうねえ~。わたしはまだ医学生で、医師として働いたことはないから、予想で答えちゃう部分あるけど、許してね。
一般的な企業だと、大きな仕事の一部の部分をまかされるんだと思うの。企画をする人、商品を制作する人、それを営業する人、、、
医師とコンサルは、一つ一つの案件、ひとりひとりの患者さん、それぞれベストとなる回答を探して、それにどうアプローチするかをトータルで解決しにいく点は、とても似ているわ。
そしてそのために、チームで案件にあたるという点も似ているわね。
逆に一番大きく異なる点は、お金の匂いに対する嗅覚が求められるかどうか、かしらね。どの業界、業態でも、お金の匂いにたいして敏感であることは、大切な資質であると思うの。特にコンサルタント時代はその嗅覚を求められたわね。一方医師は、むしろお金をいかに儲けるかに軸を置くことを避ける傾向にあると思うわ。ただ近年は、患者さんに金銭的な負担をかけすぎないよう、また病院としても経費を圧迫しすぎないように、無駄な検査を抑えようとするコスト意識が浸透し始めているみたいよ。
Q35. 周りの人間の性質について、医者とコンサルどんな相違点、共通点がありますか?
人としての性質の違い、、ね。なかなか難しい質問だわ。
一言でいうと、
医師はスーパースペシャリスト、コンサルタントはスーパージェネラリスト
になっていくんじゃないかしらね。
もちろん、医師にだって広い視野が必要だし、コンサルタントだって専門性が求められるわ。でも、医師は職人に近い性質があると思うわね。その分野において一人者であれば、一風変わった人でも認められる風潮があると思うわ。
一方、コンサルタントは幅広い業界、業態の知識だけでなくビジネスマンとしてスマートな立ち居振る舞い、気配りも求められるの。そうするとどんな業界に転職しても通用するビジネスマンになっているわね。
共通点は、プロフェッショナルを追求するところかしらね。コンサルタントは一つ一つの案件の解決、医師は一人ひとりの患者を救うことに対してありとあらゆる手を使ってアプローチをするの。このプロフェッショナリズムはとても似ているんじゃないかしら。
ふと考えたけど、これって全てのビジネスマンの共通点かもしれないわね!
Q36. 35歳のとき、40歳のとき、50歳のとき、どんな仕事を誰としてますか?
ロングタームでの将来の展望、、ね。その時々で少しずつ変わってくると思うのだけど、今の時点で何を考えているか整理するのは大切だわね!
35歳
研修医になったところだわね!このときは研修病院で基本手技を学んでいることになるわね。医師としての基本を築く時期になるわ。
40歳
後期研修が終わるころね。この頃には専門医資格を取得してると思うわ。と同時に、その領域の大きな課題の解決に関わる仕事をしてると思うの。例えば今は臨床病理医を専門にしたいとなんとなく思っているのだけど、臨床病理は人が少なすぎるという現状があるの。今後、この領域はさらに求められていく中、人材不足では早晩行き詰まってしまうわ。だからその人材不足を解消するようなプロジェクトを立ち上げていたり、参加させてもらっていると思うの。例えば遠隔診断可能なシステムを構築したり、、とかね。ファンタジスタのことだから、本とか出しちゃってる気がするわねえ。。。
50歳
さすがにこの年までは想像が行き届かないわねえ。。
医師としての道に軸足を置いているか、もしくは医療業界の発展の道に軸足を置いているか、それによるわね。理想としてはどちらの道でも、何か後世に残るものを残せているか、その足がかりが出来ている状態だわね。
ただ、結婚もしたいし、子供も育てたいし、、、こういう相手あってのことも楽しみたいから、そんな中どこまで自分の理想のキャリアプランを追求できるかは、未知数だわね。
Q37. 「ロングタームでの将来の展望」のような、そういった想像っていつもされてますか?
どれくらいの頻度でロングタームの将来像を考えるか、ね。なかなか将来について考えられない系男子が多い中、良い質問だと思うわ!
わたしがそういう想像をするときは、
- 仕事で作業をした後や、テスト勉強の息抜きで考えるときと、
- 興味のある診療科が出来たとき、彼氏ができたとき、、といった大きな変化があったときに
いろんなことを調べて、ざっくり将来どんなことを出来るか妄想しちゃうわ~~!
こういう妄想って楽しいわよね。大なり小なり、月に数回は考えちゃうかも!
Q38. 変化へ突き進むモチベーションは何ですか?
もしかして、ファンタジスタはだいぶ変わった人生を歩んでいるから、変化が好きって思ってる?大きな間違いよ!
わたしは保守的な人間で、変化なんてあんまり好きじゃないの。…。本当よっ!!
ただ、自分が人生で大きな決断をするときは、たいていロングタームでの将来像を描きなおしたとき、、ね。
(英語が苦手なのに)海外の大学行くのを決めたときも、BCG入社を決めたときも、医学部に行くと決めたときも、こんな人生にしよう!って考えをまとめなおしたときなの。
だから変化のモチベーションは、未来への期待ね。こんな道を歩んだら、将来こんなイケてる人生になるんじゃないかしら!ていう期待がモチベーションにつながっているわ!
Q39. コンサルとして1番楽しかったことは何ですか?
やっぱり、コンサルとして一番楽しいのは、うんうんぬんぬん考えに考えて考え抜いた結果、光明が見えて、それがアウトプットとなり、お客様に納得いただけたときね!!!あのピースがハマッタ感はアドレナリンがばんばん出ちゃうわっ!!
Q40. コンサルの仕事して、自分が変わったと思うことは?
たっっっっっっっっっっっっっくさんあるわよ!!とっても小生意気な娘だったわたしが、まあるい女(身体じゃないわよ)になったのだもの!敢えて1つに絞るとしたら…うーん
「今、考えなきゃいけないことは何か」を一歩引いて考えられるようになったってことかしらね。
なぁんだ、かんたーん!って思う?でもこれ、仕事でもプライベートでもとっても難しいわよ。上司に言われたことを、ただ唯々諾々と作業して終わってしまったり、つい議論で白熱して考えるべき論点から外れていってしまったり、
プライベートでだって、彼氏・彼女にやめてほしいって思うことをただ正論をおしつけてしまったりしてない?やめさせるためにどういう言動をすれば最善か、を考えられてる?
これが出来るようになって、いい意味で大きく変われたわ!ぜひ意識してみて。