【ケース面接問題例題】フェルミ推定からの売上2倍 No.40「病児保育問題」
【ケース面接問題例題】フェルミ推定からの売上2倍 No.40「病児保育問題」
はじめに
コンサルティングファームへの転職の際、実際にケース面接で出題された問題をご紹介。
コンサルタントへの転職をお考えであれば、ケース面接突破のために自分の「武器」を使いこなせるようになることを目指し、実践演習してください。
【ケース面接問題例題】フェルミ推定からの売上2倍
テーマはマイナーですが、「フェルミ推定からの売上2倍」の問題はケース面接としては典型的なパターンです。
【ケース面接でのやりとり】No.40「病児保育問題」
今日はNPO関連の実際に担当したケースをモデルにケース面接やっていきましょう。病児保育って知ってますか?保育園って熱が37.5度以上とか出ると預かってくれないんで親が休むしかないんですけど、そんなに休んでられないって家庭を助けるための団体で時間単位でシッターが家を訪ねて子供の面倒を見るってサービスです。
これまで売上が伸びてきたのに急に成長が止まってしまったという相談を受けたと思ってください。NPOですが普通の会社と一緒と思ってもらって結構です。
2つのことをしていただきたくて、まずはこのサービスの年間の売上を出してもらって、その上で売上向上の施策を出してください。売上を出すときはまずどういう構造になるかを考えてもらえればOKで、計算は一緒にやっていきましょう。では2分ほどでやってみてください。
どうでしょうか?
売上の構造ですが、会員数×(子供が病気になる確率×1回の単価×年利用回数+年会費)で求められると思います。
んー。なんか惜しい。とりあえず年会費は忘れてください。病気になる確率と年利用回数ってMECEですか?
MECEじゃないです・・。2回かけてしまっていて、会員数×年利用回数でOKです。
そうですね。あとこれだと病気になったら必ずサービス使ってることになりますよね?それなりに単価高いので利用をためらう人っていませんかね?
おっしゃるとおりです。病気になった上で利用する割合が必要になってきます。
【このケース面接問題について】タカマツからヒトコト
この系統の問題はマスターしちゃいましょ。
この問題はDIの問題ですが、ベインでも、RBでも、ATカーニーでも出ておかしくないので、意識して対策しちゃいましょう。
コンサルタントになりたい!ケース面接の対策方法とは?
いかがでしたか?はじめからうまく解ける人はまずいません。
うまく解けなかったな。と感じた方に、ケース面接対策の方法をいくつかご紹介します。
【例題で対策】ケース面接問題を解いてみる
こちらに、ケース面接問題の例題として「良問」ばかりを集めました。
ケース面接突破を目指し、まずは、ケース面接ではどんな問題が出題されるのか?を知って、どれでも良いので解いてみましょう。
【本で対策①】ケース面接を突破する第一歩はフェルミ推定
コンサルタント転職に欠かせないケース面接対策といえば、まずは「フェルミ推定」です。
これはある意味、コンサル転職界の「センター試験」。基本・基礎ですので、徹底的にやってください。
「フェルミ推定」の最強対策本はこちらです。
『ロジカルシンキングを超える戦略思考 「フェルミ推定の技術」』
先の見えない世の中において、“積み上げる”ロジカルシンキングよりもパワフルであり、“もれなくだぶりなく”なMECEよりも、答えの無いゲームに強い思考法。それが、フェルミ推定です。
ロジカルシンキングの次は “フェルミ推定” の時代です。
コンサル転職でのケース面接に必須のフェルミ推定ですが、ビジネスパーソンにこそ絶対に必要な、ビジネススキル。本書から最強の戦略思考を手に入れてください。様々な視点から導き出した「フェルミ推定の技術」を詰め込んでいます。
高松 智史 (著)
出版社 : ソシム
発売日 : 2021/8/18
単行本 : 324ページ
『「フェルミ推定」から始まる問題解決の技術』
「フェルミ推定」は、市場規模推定や売上推定を算出する為だけの思考法じゃありません。成長戦略、新規事業などに幅広く応用できる、いわば戦略思考の原点とも言えます。そして、その考え方を丸っと凝縮して一冊にまとめたのが本書です。
今までの「ロジカルシンキング」や「問題解決」書とは全く違う、プラクティカルでわかりやすい、新しい問題解決本がここに誕生しました。
高松節が炸裂しまくりの、最高に読みやすくセクシーなビジネス書。ビジネススキルの新境地としてのフェルミ推定を、ぜひ堪能してください!
高松 智史 (著)
出版社 : ソシム
発売日 : 2022/2/26
単行本 : 320ページ
【本で対策②】ケース面接突破には「戦略思考」も欠かせない
フェルミ推定だけ理解しても、「コンサルタントの頭の使い方」がわかっていなければケース面接の突破は正直難しい難しいです。
面接官は『現役コンサルタント』であることを忘れずに。現役コンサルタントと議論をしていくためにコンサルタントの思考技術も学んでおきましょう。
『「暗記する」戦略思考』
「暗記する」戦略思考とは何か?
一言で表せば、 「プラクティカルに頭の使い方、面白い解の作り方」 が学べる本。
もう少し言うと、「戦略思考」 =「解、答え、意見、メッセージ」を作り出す考える技術を、「暗記する」=「考える際に自分に問う、声に出して唱える」フレーズを覚えるだけで身につけられる 「思考技術」の本となります。
違う表現をしますと、ベストセラーとなった 『コンサルが「最初3年間」で学ぶコト』では描かれていない、コンサルタントの武器、思考技術にフォーカスした、 秘伝の思考が学べる本です。
高松 智史 (著)
出版社 : かんき出版
発売日 : 2023/7/31
単行本 : 296ページ
【オンライン教材で対策】悪魔のケース対策
フェルミ推定を正しく理解できたら次は、いよいよ「ケース面接」の対策。
門外不出の解説を掲載した第3章の「知っておくべき7つの例題の解法」がこのコンテンツの目玉。
副題の “コンサル思考とは、こういうこと” は、“コンサル思考” を理解していなければケース面接は突破できないという現実を知っていただきたいという思いから。
違う言い方をすれば、”トップコンサルタントがケース問題を解いたら、こうなるよ!”ができれば、それが合格の近道だということです。
元BCGコンサルタントである高松智史が4万字を超える(スライド240ページ)傑作を、数か月にわたり、練りに練って書きおろしましたので、自信作です。
【受講して対策】「考えるエンジン講座」無料相談へ
とにかく、なにがなんでもコンサルタントになりたい!!という貴方は、「考えるエンジン講座」無料相談へ。