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リモートワーク時代のコンサルタントが立ち上がる5つの基本戦略

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コロナ禍を経て、リモートワークは多くの企業やプロフェッショナルにとって新たな働き方のスタンダードとなりました。

特に、課題解決と戦略提案を担うコンサルタント業界でも、柔軟な働き方を取り入れる動きが加速しています。

クライアントとのコミュニケーションやプロジェクトの進め方がオンラインへとシフトする中、従来の枠組みにとらわれないアプローチが求められている傾向にあります。

本記事では、リモートワークが広がる現代において、リモートワークのメリット/デメリットを改めて振り返った上で、スタートダッシュをしたいコンサルタントがどのような働き方をしていくべきかについて書きました。これまでオフィスワークを中心としていたコンサルタントも、リモート環境の特性を活かせば、より生産性の高い働き方を実現できるでしょう。

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目次
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コンサルタントがリモートワークをするメリット

リモートワークの最大のメリットは、時間や場所の制約が大きく緩和されることです。通勤時間を削減できるだけでなく、地理的な制限がないため、国内外を問わず多様なクライアントやチームメンバーと協業しやすくなります。また、オフィスの環境に左右されず、自宅やカフェなど自分が最も集中しやすい場所で仕事を進めることができるため、生産性の向上が期待できます。こうした柔軟な働き方は、ワークライフバランスを整えやすくし、プライベートな時間をより有効に活用するうえでも大きな利点となります。

さらに、オンラインツールの発達に伴い、多様なコミュニケーション手段を選択できるようになったことも見逃せません。チャットやビデオ会議、クラウド上の共同作業ツールなどを駆使することで、情報共有の効率を高めたり、国内外との時差を超えてリアルタイムに業務を進めたりできます。コンサルタントのように高度な調査・分析を行う場面でも、自分のペースを大切にしながら集中して作業する環境を整えやすい点は大きな魅力と言えるでしょう。

コンサルタントがリモートワークをするデメリット

一方、リモートワークの導入により、コミュニケーション不足や孤独感に陥るリスクが高まる点は大きな課題です。オフィスであれば自然と発生する雑談や情報交換の機会が減り、チーム内での意思疎通が滞ったり、雑談レベルでキャッチできていた問題の早期発見が難しくなったりするケースがあります。特に、対面であれば感じ取れる微妙な表情やトーンを共有できないため、誤解やミスコミュニケーションが生じやすくなります。

また、上司や同僚の目が届きにくい環境では、自己管理能力が強く求められます。スケジュールの組み立てやモチベーション維持、タスクの進捗管理などを自分でコントロールできないと、業務効率が落ち、信頼を損ないかねません。チームビルディングの面でも、オンラインだけのやり取りでは一体感を醸成しにくく、目的意識がバラバラになりがちです。このように、リモート環境では「自ら動くこと」「こまめに情報を発信すること」が一層重要になります。

コンサルタントがリモートワークで成果を出すための5つの基本戦略

仕事で成果を出すためには、具体的な行動指針や意識改革が欠かせません。次に、リモートワークの恩恵を最大化し、デメリットを最小限に抑えるための5つの基本戦略をご紹介します。

リモートワークだからこそ即レスを徹底する

リモートワークで成功するためには、「即レス」が重要です。リモートワーク環境では、上司や同僚が直接あなたの働きを確認できないため、迅速な応答で信頼を築くことが求められます。

特に新人時代には、アウトプットが不安定なことが多いため、即時対応することで「この人はちゃんと働いている」と認識してもらうことが大切です。また、即レスはチームの円滑なコミュニケーションをサポートし、問題の早期解決につながるため、プロジェクトの進行をスムーズにします。

迅速な応答が求められる背景には、リモートワーク特有のタイムラグのあるコミュニケーションがあるため、即レスを心がけることで、業務の効率化に貢献することができます。加えて、即座の応答は、顧客やクライアントに対する信頼感の向上にも寄与し、ビジネスの成長を加速させる要素となります。

即レスを意識することで、チーム内での信頼関係が築かれ、プロジェクトの進行が円滑になり、最終的な成果にも影響を与えます。迅速な対応は、日々の業務をスムーズに進め、チーム全体の生産性を向上させるための鍵となります。

言われなくても進捗報告/報連相をする

リモートワークでは、積極的な進捗報告が成果を出す鍵となります。自分から情報を発信しないと、他者があなたの進捗を把握できず、信頼を失う可能性があります。

定期的に進捗を報告することで、迅速な問題解決にもつながり、チーム全体の効率を高めることができます。進捗報告は、単なる現状の共有にとどまらず、次のステップへの提案や課題の明確化にもつながります。

これにより、チームメンバー間での協力体制が強化され、プロジェクトの成功率が向上します。リモート環境では、進捗を適切に管理し、常に情報をオープンにすることで、チームの一体感を保つことが重要です。さらに、進捗報告を通じて意識改革を促し、全員が同じ目標に向かって進むためのモチベーションを維持することも可能です。進捗をこまめに共有することで、チームメンバーの理解が深まり、共通の目標に向けて一丸となって取り組むことができる環境が整います。

上司や同僚にプレゼント感覚で記事検索をして共有

マネージャーへの信頼を築くためには、関連する情報を積極的に共有することが有効です。業務に関連する記事や研究を調べ、休日を利用して情報提供することで、常に前向きな姿勢を示すことができます。

これは、単に知識を増やすだけでなく、マネージャーや同僚とのコミュニケーションを活性化させる効果もあります。さらに、情報を共有することで、チーム全体の知識レベルを向上させ、プロジェクトの質を高めることができます。

情報提供は、対話のきっかけを作るだけでなく、協力体制の強化にも寄与します。それにより、チーム全体が一丸となってプロジェクトに取り組むことで、さらなる成果を生み出すことが期待できます。情報共有を通じて、チームの連携が深まり、成果を上げるための基盤が築かれます。


たまには対面でのコミュニケーションを提案する

リモートワークが主流でも、時には対面でのコミュニケーションが重要です。週末に短時間でも直接会って作業することで、関係が深まり、仕事の質も向上します。

フェイス・トゥ・フェイスの時間は、信頼関係を築くための貴重な機会となります。対面でのコミュニケーションは、非言語的なサインを理解するためにも重要で、オンラインでは感じ取れない微妙なニュアンスをキャッチすることができます。

また、対面での交流は、チームの絆を深め、モチベーションを高める効果もあります。定期的に顔を合わせることで、チーム全体の士気を向上させ、プロジェクトの成功に貢献します。

さらに、対面の場で得られる洞察は、新たなアイディアの創出や問題の根本的な解決につながることもあり、プロジェクトの長期的な成功を支える要素となります。対面でのコミュニケーションを取り入れることで、個々のメンバーの意識が高まり、チーム全体のパフォーマンスが向上します。

相手のセンシティビティに合わせた対応をする

コロナ禍以降では、相手の考え方に合わせた柔軟な対応が求められます。

例えば、マスクです。マスクの着用については、相手に合わせて行動することが無難です。相手のスタンスに合わせることで、無駄な摩擦を避け、円滑な関係を築くことができます。

特にビジネスシーンでは、お互いの価値観を尊重しながら、共通の目的に向かって協力することが重要です。こうした配慮が、信頼関係を構築し、長期的なビジネスパートナーシップを築く基盤となります。

また、相手に寄り添う姿勢は、チーム内外での調和を生み出し、プロジェクトの成功につながります。相手の意見を尊重し、柔軟に対応することで、より深い信頼を築き、持続可能な関係を育むことが可能です。柔軟な対応を心がけることで、相手との関係がよりスムーズに進み、最終的にはプロジェクトの成功につながるでしょう。

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