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外資系コンサルティングファームの新卒アソシエイト仕事術 episode.11

episode.11 外資系コンサルティングファームの新卒アソシエイト仕事術---質問力を極めよ

外資系コンサルティングファームの新卒アソシエイト仕事術 episode.11

目次
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はじめに

外資系コンサルティングファームBCG(ボストン・コンサルティング・グループ)に新卒で入社した女子 “ファンタジスタ品川” さんが、コンサルティングファームに新卒で入社するも、活躍できていない。とお悩みの皆さんの為に、センスたっぷりな、コンテンツを書いてくれました!

「外資系コンサルティングファームの新卒アソシエイト仕事術」とは

新卒で外資系コンサルティングファームに入社したら、どうやって、1人前として立ち上がるのか?

アソシエイトとしてどのような仕事術を駆使して強者揃いの外資系コンサルティングファームで戦い、上司や仲間から評価を得てきたのか?

について外資系コンサルティングファームBCG(ボストン・コンサルティング・グループ)に新卒で入社した女子 “ファンタジスタ品川” さんが大いに語ってくれています。

こちらのコンテンツは、episode.0からスタートし、episode.20まで、徐々にレベルが上がっていくように仕立てられていますので、順番にご覧いただくのがおすすめです。

また、それぞれのテーマをもとに、考えるエンジン講座代表の高松智史とファンタジスタ品川さんが、解説している「動画」もyoutubeにUPしておりますので併せて、お楽しみください。
記事から見ても、動画から見ても、楽しめると思います。

対談形式の解説動画は記事の最後に掲載しています

外資系コンサル新卒入社女子、”ファンタジスタ品川” とは?

海外大学から、新卒でBCG(ボストン・コンサルティング・グループ)に入社の素敵女子。
その後、6年?くらいBCGで戦い、突如、医者の道に。BCG時代の私のお気に入りであり、今でも何かと頼りにしている人物こそが「ファンタジスタ品川」

海外大学で専攻していたのは・・・「生化学」。あ~なるほど、だから「医者」目指してるんだ!という納得感以上に、「え?理系なの?」という思いが充満しております。そんな、彼女が今回の主人公。
もう少しちゃんと聞こうとファンタジスタに聞いたら、

ファンタジスタ品川

最初の大学での専攻は生化学でした。生化学とは、生体内の化学物質(タンパク質やコレステロールなど)の機序を、勉強します。 わたしは、セレノシステインという21番目のアミノ酸を含んだタンパク質についての研究室にいました。(タンパク質はアミノ酸で構成されている。ヒトタンパク質のアミノ酸は20種だが、セレノシステインは21番目のアミノ酸) 超ちなみにですが、その研究室はボスがロシア人で、旧ソ連系の国出身の研究員ばっかりでしたw

だとさ。

コンサル用語/BCG用語

本文に入る前に、コンサルティング業界やBCG(ボストン・コンサルティング・グループ)で使われている、コンサル用語/BCG用語について少し補足しておきます。

UP or OUT

アップ or アウト。「昇格するか、さもなければ、辞めて頂きます。」という、プロフェッショナルを表す言葉。であり、「コンサルティングファームに転職したくない!」と思わせるお言葉。
ではありますが、みなさんが一般的なイメージと実際は少し違います。

役職

コンサルティングファームごとに少し呼び方は違いますが、BCGではこんな感じです。

役職(BCGの場合)
  • A(アソシエイト):入社3年目まで
  • C(コンサルタント):入社5年目くらい
  • PL(プロジェクトリーダー):入社8年目くらい
  • PP(プリンシパル):入社10年目くらい
  • P(パートナー/MD):入社12年目くらい

テニュア

テニュアとは、A1、A2、C1、C2のように、「役職+何年目か?」で括った階層のこと。評価は、この単位で行われる。例えば、「高松さんは、A1として、全然だめだよ」とか「品川さんは、A2でぐっと伸びたね」的に使います。

PL(ピーエル)

プロジェクトリーダーのこと。アソシエイトとコンサルタントを2-3名従え、パートナーと戦い、顧客に価値を出す勇者のこと。

プロジェクトが燃える

これは世にいう“案件が火をふいている”というのと同じ。うまくいってない案件を指す。しかし、コンサルの場合、貰っている額が額であるのもそうですが、それ以上に “付加価値はあくまで、単なる紙” であること。だから、燃える燃える。ケースがうまくいかなかったら、まさに大炎上です。

空パック(カラパック)

パワーポイントの各スライドにタイトルだけを書いた資料のこと。一見、仕事終わった感だけを生む、この世で私が大嫌いであり、無意味だと思うモノ。

アソシエイト仕事術 episode.11 質問力を極めよ

コンサルタントとして立ち上がるための仕事術—「質問力」を磨く

あなたは、ムダなプライドを捨てて、上司に質問できていますか?百戦錬磨のコンサルタントと比べれば、わからないことが多いことは恥ずかしいことではありません。ただ、質問の方法を間違えると恥ずかしい思いをすることも。上司に質問するときの、「正しい質問の方法」をご紹介いただきました。

小学生のときから優秀!優秀!と拍手を浴び、大学は誰もが羨む一流校。激戦をくぐり抜けて就職活動Tire1(もしくはTire2)のコンサルファームに入社し、自身の優秀さにうっとりしていることだろう。 あとは横一列に並んだ同期。彼らから一歩抜きん出たい。常に優秀道を歩んできた貴方がそう思うのは当然である。

だが貴方はちょっぴり緊張の面持ちで臨んだ最初のミーティングで驚愕するだろう。

みんなが何を言っているか、、、わからない

日本語を話しているはずなのに、何も頭に入ってこない。。。中学時代の英語のリスニングのほうが何を言っているかわかった。 後でメモを見返しても、理解できた会話の断片を記しているだけで、結局何の話をしていたのかはサッパリで、論点の「ろ」の字もない。

―――――――どうしよう。

このように、ケース初日に途方にくれるアソシエイトのなんと多いことか。 そして「こんなアホな質問したら、バカと思われるのではないか」と思って黙ってしまうアソシエイトのなんと多いことか。「忙しい上司の時間を自分のくだらない質問タイムで潰してしまうのは良くないのでは」と考えるアソシエイトの、なんと多いことか!!

そんなアソシエイトたちに伝えたい。

あなた達は、紛うことなき「バカ」なのである。まずそれを認めよ。

おかしい、優秀なはずだ!小学校の時から神童と呼ばれ、一流校、一流ファームに入れたのだから!!

―――――――比較の問題である。

猿の軍団に紛れれば、どんな人間でも相当のIQの持ち主である。 あなたがいる世界は、全員が小学校の時から神童と呼ばれ、一流校に入学し、一流ファームに入社し、そしてさらにそのファームで鍛えられた人たちなのだ。 まずは今の環境で自分は一番の「アホ」であることを認めよ。かっこつけるな。 わからないことは徹底的に聞け。前回のミーティングでわからなかったことは全部潰せ。そして上司の時間を潰してしまうのがもったいないと思うのなら、何がわからないのかをきちんと整理してくればいい。

それでもまだ躊躇う人は多いだろう。あまりに当たり前な質問をしてしまうことで、「バカ」と思われたくないだとか、やっぱり上司の時間を取りづらいだとか考えてしまうのだ。

だが、上司からしたらわからないことはどんなことでも質問してきてほしいのだ。なぜなら、アソシエイトがどこまで理解できているかを常に把握しておきたいからである!これは仕事の効率を考える上で非常に重要な情報であり、どこをどう調べても出てこない類のものである。本人から「わかりません」と自己申告してくれれば、部下の理解度を把握でき、さらにその理解度を引き上げることができるという一石二鳥なのだ。

せめて、せめて少しでも「バカ」と思われないようにはできませんか・・・!

なくはない。知らないことは隠せない。だとしたらあとは聞き方の問題である。

まずは自分の理解度を示す。
次に、何がわかれば自分は全体を把握できるのかを示す。
そして具体的な質問に入っていくのである。

2点目は、自身で整理する必要があり、ここがきちんとできていると『わからないなりに考えてきたな』と思ってもらえるだろう。 質問をされた側は、この2点目の「何がわかれば全体が把握できそうか」を常に考え、効率よく理解してもらうにはどうしたらいいかを考える。そこを先に伝えてもらえると、『お、やるやん』と思うだろう。

例えばこのようなケースを示そう。 

○○さん、先程のミーティングのことなのですが、恥ずかしながら議論内容が全く理解できなくて。ちょっとお時間いただいてわからないところを質問させていただいていいですか? 人事制度策定の具体論について、どうクライアントの佐藤さんに詰めていくか、という話なのはわかるのですが、先方の人間関係が全く把握できてないのと、どういう具体論なのかがわかっていないのと、今回やろうとしている具体論での課題がわかっておらず。そうですね、議論内容のほぼ全部といっても過言ではないですね(苦笑)。今申し上げた3点を把握できれば、前回のミーティング内容は理解できると思うんです。 あ、お時間いただけますか!では人間関係から、、具体的には一番話に出ていた鈴木さんと、高橋さん、あとたまに出てくる田中さんの所属組織と今回の人事制度についてどう考えている方たちなのか教えてもらえますか。(続)

と、このように聞いてもらえると、質問される側も回答しやすく、『お、こいつちゃんと考えているな』と思ってもらえやすいだろう。

わからないことを隠さず、そして答えやすい質問の仕方を心がけよ。

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考えるエンジン講座代表であり、BCG(ボストン・コンサルティング・グループ)で8年過ごした高松智史の著書『コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト』は、BCGに入社して、3年間で学んだことがギッシリ詰め込まれています。

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コンサルの思考と作法。
それは、業界も業種も関係なく、ビジネスパーソンとして身につければ間違いなく圧勝できる究極かつ普遍的なスキルです。
BCGで過ごした、2度はできない「濃すぎた、怒られた」最初の3年間。そこで叩き込まれた全てを皆さまに伝授させていただきたい。
もちろん、「ただ普通に解説する」なんてことはいたしません。
全ての真髄を「VS」形式で鋭角に科学していきます。
更に言うと、3年目で終わることなく「4年目の高み」を味わう資格も皆さんに得てもらいたい。ぜひ挑戦して欲しい。そんな想いと野望が詰まった一冊です。学生も新人もベテランも、行き詰まっている人も調子こいている人も。 次のステージへ上がるための「何か」を探している人は、ぜひ!

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さいごに

【解説動画】アソシエイト仕事術 episode.11 質問力を極めよ

こちらの解説動画は準備中です。

【イッキ読み】外資系コンサルティングファームの新卒アソシエイト仕事術

こちらのコンテンツは、episode.0からスタートし、episode.20まで、徐々にレベルが上がっていくように仕立てられていますので、順番にご覧いただくのがおすすめです。

episode.11 外資系コンサルティングファームの新卒アソシエイト仕事術---質問力を極めよ

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