外資系コンサルティングファームの新卒アソシエイト仕事術 episode.08
外資系コンサルティングファームの新卒アソシエイト仕事術 episode.08
はじめに
外資系コンサルティングファームBCG(ボストン・コンサルティング・グループ)に新卒で入社した女子 “ファンタジスタ品川” さんが、コンサルティングファームに新卒で入社するも、活躍できていない。とお悩みの皆さんの為に、センスたっぷりな、コンテンツを書いてくれました!
「外資系コンサルティングファームの新卒アソシエイト仕事術」とは
について外資系コンサルティングファームBCG(ボストン・コンサルティング・グループ)に新卒で入社した女子 “ファンタジスタ品川” さんが大いに語ってくれています。
こちらのコンテンツは、episode.0からスタートし、episode.20まで、徐々にレベルが上がっていくように仕立てられていますので、順番にご覧いただくのがおすすめです。
また、それぞれのテーマをもとに、考えるエンジン講座代表の高松智史とファンタジスタ品川さんが、解説している「動画」もyoutubeにUPしておりますので併せて、お楽しみください。
記事から見ても、動画から見ても、楽しめると思います。
外資系コンサル新卒入社女子、”ファンタジスタ品川” とは?
海外大学から、新卒でBCG(ボストン・コンサルティング・グループ)に入社の素敵女子。
その後、6年?くらいBCGで戦い、突如、医者の道に。BCG時代の私のお気に入りであり、今でも何かと頼りにしている人物こそが「ファンタジスタ品川」
海外大学で専攻していたのは・・・「生化学」。あ~なるほど、だから「医者」目指してるんだ!という納得感以上に、「え?理系なの?」という思いが充満しております。そんな、彼女が今回の主人公。
もう少しちゃんと聞こうとファンタジスタに聞いたら、
最初の大学での専攻は生化学でした。生化学とは、生体内の化学物質(タンパク質やコレステロールなど)の機序を、勉強します。 わたしは、セレノシステインという21番目のアミノ酸を含んだタンパク質についての研究室にいました。(タンパク質はアミノ酸で構成されている。ヒトタンパク質のアミノ酸は20種だが、セレノシステインは21番目のアミノ酸) 超ちなみにですが、その研究室はボスがロシア人で、旧ソ連系の国出身の研究員ばっかりでしたw
だとさ。
コンサル用語/BCG用語
本文に入る前に、コンサルティング業界やBCG(ボストン・コンサルティング・グループ)で使われている、コンサル用語/BCG用語について少し補足しておきます。
UP or OUT
アップ or アウト。「昇格するか、さもなければ、辞めて頂きます。」という、プロフェッショナルを表す言葉。であり、「コンサルティングファームに転職したくない!」と思わせるお言葉。
ではありますが、みなさんが一般的なイメージと実際は少し違います。
役職
コンサルティングファームごとに少し呼び方は違いますが、BCGではこんな感じです。
- A(アソシエイト):入社3年目まで
- C(コンサルタント):入社5年目くらい
- PL(プロジェクトリーダー):入社8年目くらい
- PP(プリンシパル):入社10年目くらい
- P(パートナー/MD):入社12年目くらい
テニュア
テニュアとは、A1、A2、C1、C2のように、「役職+何年目か?」で括った階層のこと。評価は、この単位で行われる。例えば、「高松さんは、A1として、全然だめだよ」とか「品川さんは、A2でぐっと伸びたね」的に使います。
PL(ピーエル)
プロジェクトリーダーのこと。アソシエイトとコンサルタントを2-3名従え、パートナーと戦い、顧客に価値を出す勇者のこと。
プロジェクトが燃える
これは世にいう“案件が火をふいている”というのと同じ。うまくいってない案件を指す。しかし、コンサルの場合、貰っている額が額であるのもそうですが、それ以上に “付加価値はあくまで、単なる紙” であること。だから、燃える燃える。ケースがうまくいかなかったら、まさに大炎上です。
空パック(カラパック)
パワーポイントの各スライドにタイトルだけを書いた資料のこと。一見、仕事終わった感だけを生む、この世で私が大嫌いであり、無意味だと思うモノ。
アソシエイト仕事術 episode.08 セルフブランディングを極めよ
コンサルタントとして立ち上がるための仕事術—正当に評価されるコツ
正当に評価されない。と感じる方は、風評被害にあってるかも。あなたはまわりからどう評価されていますか?ご紹介いただいた3つの項目ができているかチェックしてみてください。
噂話。 人は常に誰かのことを噂している。
あの人は、出来るらしい
○○さんってイマイチらしいよ
全く女々しいなぁ。いちいち噂話しているなんて、案外コンサルタントも暇だな。
そんなのんきに構えているあなた。わかりやすい営業成績のような客観的数値で評価が出来ないコンサルタントの世界においては、風評というのは意外と馬鹿にできない。
チームメンバーをアサインするとき、評判のいい人をアサインしようとするだろう。そのためになら、積極的に噂を聞きに行くかもしれない。
ケース終了時、評価をつけるとき「出来ない」とされている人に積極的に高評価をつけるだろうか?リーダーとしては特に文句なかったとしても、周りの評判と異なる高評価をつけることはそれなりなリスクであるため、結局無難な点数をつけて終わらそうとしてしまうだろう。
また、出向や留学といった社内の様々なチャンスがあったとき、会社としては評判のいい人に声をかけるだろう。
評判がいいということは、ハッピーサイクルを回し始められるということなのだ。
ではセルフブランディングとはどうしたらいいのか。
それはだらしなさの徹底排除、である。
デスクが汚いだけで、「この人は頭の中も整理されてないんだろうな」と思われる。
襟が曲がっているだけで、「この人はパッケージスライドのクリッピングバラバラなんだろうな」と思われる。
デスクで居眠りしていたら、「この人はすぐ手を抜いたりサボったりするんじゃないか」と思われる。
仕事は出来るけどプライベートはちょっとだらしないほうがかっこいいと勘違いしている若手が散見される。
それは悪評判につながり、ハッピーサイクルどころかヴィシャスサイクルに足を突っ込んでいく行為に他ならない。
デスクが汚れがちなら、「とりあえず置いとくエリア」や「機密書類ごみばこ」を設置し、デイリーもしくはウィークリーでそこをリセットする。
玄関に姿見をおいて、家を出る前に3秒確認する。
デスクで居眠りなど言語道断。眠かったらトイレで寝る。
全くコンサルスキルに関係ないように思われるが、それだけでセルフイメージがグッとあがり、いろんなチャンスが回ってきやすくなるのだ。
コンサルが「最初の3年間」で学ぶコトを本で学ぶなら
コンサルティングファームに入社したものの、なかなかパフォーマンスできない。。。という方だけでなく世の中のビジネスパーソンなら身に付けておくべきことが詰まった1冊を。
考えるエンジン講座代表であり、BCG(ボストン・コンサルティング・グループ)で8年過ごした高松智史の著書『コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト』は、BCGに入社して、3年間で学んだことがギッシリ詰め込まれています。
アソシエイトのうちに、外資系戦略コンサルティングファームに入社してからの3年間を先回りしてみてはいかがですか?
『コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト』概要
累計発行部数10万部突破!ORICON【2023上半期本ランキング】ランクイン!とベストセラーとなった高松智史5冊目の著書。上司が部下に勧めたい本としても話題になりました。若手のビジネスマンにこそ身につけてもらいたいコンサルタントが最初の3年間で学ぶ104のことが詰まった1冊。
コンサルの思考と作法。
それは、業界も業種も関係なく、ビジネスパーソンとして身につければ間違いなく圧勝できる究極かつ普遍的なスキルです。
BCGで過ごした、2度はできない「濃すぎた、怒られた」最初の3年間。そこで叩き込まれた全てを皆さまに伝授させていただきたい。
もちろん、「ただ普通に解説する」なんてことはいたしません。
全ての真髄を「VS」形式で鋭角に科学していきます。
更に言うと、3年目で終わることなく「4年目の高み」を味わう資格も皆さんに得てもらいたい。ぜひ挑戦して欲しい。そんな想いと野望が詰まった一冊です。学生も新人もベテランも、行き詰まっている人も調子こいている人も。 次のステージへ上がるための「何か」を探している人は、ぜひ!
高松 智史 (著)
出版社 : ソシム
発売日 : 2023/2/1
単行本 : 340ページ
さいごに
【解説動画】アソシエイト仕事術 episode.08 セルフブランディングを極めよ
こちらの解説動画は準備中です。
【イッキ読み】外資系コンサルティングファームの新卒アソシエイト仕事術
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