外資系コンサルティングファームの新卒アソシエイト仕事術 episode.06
外資系コンサルティングファームの新卒アソシエイト仕事術 episode.06
はじめに
外資系コンサルティングファームBCG(ボストン・コンサルティング・グループ)に新卒で入社した女子 “ファンタジスタ品川” さんが、コンサルティングファームに新卒で入社するも、活躍できていない。とお悩みの皆さんの為に、センスたっぷりな、コンテンツを書いてくれました!
「外資系コンサルティングファームの新卒アソシエイト仕事術」とは
について外資系コンサルティングファームBCG(ボストン・コンサルティング・グループ)に新卒で入社した女子 “ファンタジスタ品川” さんが大いに語ってくれています。
こちらのコンテンツは、episode.0からスタートし、episode.20まで、徐々にレベルが上がっていくように仕立てられていますので、順番にご覧いただくのがおすすめです。
また、それぞれのテーマをもとに、考えるエンジン講座代表の高松智史とファンタジスタ品川さんが、解説している「動画」もyoutubeにUPしておりますので併せて、お楽しみください。
記事から見ても、動画から見ても、楽しめると思います。
外資系コンサル新卒入社女子、”ファンタジスタ品川” とは?
海外大学から、新卒でBCG(ボストン・コンサルティング・グループ)に入社の素敵女子。
その後、6年?くらいBCGで戦い、突如、医者の道に。BCG時代の私のお気に入りであり、今でも何かと頼りにしている人物こそが「ファンタジスタ品川」
海外大学で専攻していたのは・・・「生化学」。あ~なるほど、だから「医者」目指してるんだ!という納得感以上に、「え?理系なの?」という思いが充満しております。そんな、彼女が今回の主人公。
もう少しちゃんと聞こうとファンタジスタに聞いたら、
最初の大学での専攻は生化学でした。生化学とは、生体内の化学物質(タンパク質やコレステロールなど)の機序を、勉強します。 わたしは、セレノシステインという21番目のアミノ酸を含んだタンパク質についての研究室にいました。(タンパク質はアミノ酸で構成されている。ヒトタンパク質のアミノ酸は20種だが、セレノシステインは21番目のアミノ酸) 超ちなみにですが、その研究室はボスがロシア人で、旧ソ連系の国出身の研究員ばっかりでしたw
だとさ。
コンサル用語/BCG用語
本文に入る前に、コンサルティング業界やBCG(ボストン・コンサルティング・グループ)で使われている、コンサル用語/BCG用語について少し補足しておきます。
UP or OUT
アップ or アウト。「昇格するか、さもなければ、辞めて頂きます。」という、プロフェッショナルを表す言葉。であり、「コンサルティングファームに転職したくない!」と思わせるお言葉。
ではありますが、みなさんが一般的なイメージと実際は少し違います。
役職
コンサルティングファームごとに少し呼び方は違いますが、BCGではこんな感じです。
- A(アソシエイト):入社3年目まで
- C(コンサルタント):入社5年目くらい
- PL(プロジェクトリーダー):入社8年目くらい
- PP(プリンシパル):入社10年目くらい
- P(パートナー/MD):入社12年目くらい
テニュア
テニュアとは、A1、A2、C1、C2のように、「役職+何年目か?」で括った階層のこと。評価は、この単位で行われる。例えば、「高松さんは、A1として、全然だめだよ」とか「品川さんは、A2でぐっと伸びたね」的に使います。
PL(ピーエル)
プロジェクトリーダーのこと。アソシエイトとコンサルタントを2-3名従え、パートナーと戦い、顧客に価値を出す勇者のこと。
プロジェクトが燃える
これは世にいう“案件が火をふいている”というのと同じ。うまくいってない案件を指す。しかし、コンサルの場合、貰っている額が額であるのもそうですが、それ以上に “付加価値はあくまで、単なる紙” であること。だから、燃える燃える。ケースがうまくいかなかったら、まさに大炎上です。
空パック(カラパック)
パワーポイントの各スライドにタイトルだけを書いた資料のこと。一見、仕事終わった感だけを生む、この世で私が大嫌いであり、無意味だと思うモノ。
アソシエイト仕事術 episode.06 エクセル、パワーポイントを極めよ
コンサルタントとして立ち上がるための仕事術—エクセルとパワーポイント
アソシエイトのみならず、コンサルには必須のエクセルとパワーポイント。
使いこなすための基本的な「コツ」を4つご紹介いただきました。
え?結局マイクロソフトオフィスって話なの?そりゃあかっこよくパワポ作れたりエクセル使いこなせたりできたらいいんだけど、結局時間かかるんだよなぁ。ていうか今どきパワポ以外のツールもいっぱいあるじゃん。てか作業マンになりたくないんだわー。
と、鼻くそほじくっているあなた。背筋を伸ばして座りなさい。
一つ一つ突っ込んでいきたいところであるが、まずはエクセル、パワーポイントを使いこなせるメリットを説明する。
最近はパワーポイントに代わるツールが出ていたり、そもそもパワーポイントを無理して使わなくてもいいのではという風潮も出てきている。 だがしかし、法人におけるマイクロソフトの国内シェアは圧倒的であり、今も多くの企業がパワーポイント、エクセルを使ってコミュニケーションを図っている。多くのクライアントはパワーポイントやエクセルを基とした思考プロセスを行っているのだ。ならば我々もその土俵に乗ってあげる必要がある。 そしてたとえどんな他ツールを使いたくなったとしても結局パワーポイントやエクセルの考え方、使い方を習得することは無駄にはならない。
よっしゃわかりました!!今からPC教室申し込んできます!!ウオオオオオアアアーーーッ!
待て待て待て。まてい。
やる気になってくれた気持ちはうれしいが、PC教室はあなたたちのようなエリートサラリーマンを対象にしていない。ではどうすればいいのか。
その1。マウスを極力使うな。
今後はエクセル、パワーポイントを作るとき、オブジェクトのサイズを変える以外ではマウスを使わないことを心がけよ。エクセルの鬼である外資証券会社に入社した新入社員は、まずマウスを裏返せと言われている。
その2。ショートカットを極めよ
マイクロソフトオフィスの機能はほぼ全てにショートカットがあると言っても過言ではない。カーソルを合わせたらショートカットキーが表示される。それらをどんどん覚えていくのだ。
え?いちいちめんどくさい?マウスでピッとカーソル合わせてクリックしたほうが早い?黙って聞け。急がば回れなのだ。
その3。アンテナを広げよ
どんな機能があるのかアンテナを広げる。エクセル、パワーポイントではどんなことができるのか。それをふんわりでも知っておくことが大切だ。もし周りにエクセル博士、パワーポイント博士がいたら便利・おすすめ機能を軽く聞いておこう。自分よりうまく使えてそうな人であれば博士である必要すらない。どんな機能があるかを頭に入れてさえおけばよく、その時点でマスターする必要はない。実際に必要になったとき、使い方を調べれば事足りる。
その4。グーグル先生に聞け
困ったことがあったらグーグル先生に聞く。「あー、エクセルにこんな機能あったらなぁ」「パワポでこういう事できたら便利なのに!」そう思ったらすぐググってみることだ。あなたが悩んだり迷ったことは、とっくに他の人が悩みどこかの知恵袋で相談している。それをどんどん拾い上げるのだ。
今回お伝えしたのはあくまでエクセル、パワーポイントの技術的な使いこなし方である。
本当に大切なのはどんなエクセルを組むのか、どんな資料をパワーポイントで作るのかについて頭を使うことである。だがそこに技術が伴えば強力な武器になる。
ぜひ素手で戦う戦士ではなく、はがねのつるぎを装備して戦いに出てもらいたい。
コンサルが「最初の3年間」で学ぶコトを本で学ぶなら
コンサルティングファームに入社したものの、なかなかパフォーマンスできない。。。という方だけでなく世の中のビジネスパーソンなら身に付けておくべきことが詰まった1冊を。
考えるエンジン講座代表であり、BCG(ボストン・コンサルティング・グループ)で8年過ごした高松智史の著書『コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト』は、BCGに入社して、3年間で学んだことがギッシリ詰め込まれています。
アソシエイトのうちに、外資系戦略コンサルティングファームに入社してからの3年間を先回りしてみてはいかがですか?
『コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト』概要
累計発行部数10万部突破!ORICON【2023上半期本ランキング】ランクイン!とベストセラーとなった高松智史5冊目の著書。上司が部下に勧めたい本としても話題になりました。若手のビジネスマンにこそ身につけてもらいたいコンサルタントが最初の3年間で学ぶ104のことが詰まった1冊。
コンサルの思考と作法。
それは、業界も業種も関係なく、ビジネスパーソンとして身につければ間違いなく圧勝できる究極かつ普遍的なスキルです。
BCGで過ごした、2度はできない「濃すぎた、怒られた」最初の3年間。そこで叩き込まれた全てを皆さまに伝授させていただきたい。
もちろん、「ただ普通に解説する」なんてことはいたしません。
全ての真髄を「VS」形式で鋭角に科学していきます。
更に言うと、3年目で終わることなく「4年目の高み」を味わう資格も皆さんに得てもらいたい。ぜひ挑戦して欲しい。そんな想いと野望が詰まった一冊です。学生も新人もベテランも、行き詰まっている人も調子こいている人も。 次のステージへ上がるための「何か」を探している人は、ぜひ!
高松 智史 (著)
出版社 : ソシム
発売日 : 2023/2/1
単行本 : 340ページ
さいごに
【解説動画】アソシエイト仕事術 episode.06 エクセル、パワーポイントを極めよ
今回のテーマをもとに、考えるエンジン講座代表の高松智史とファンタジスタ品川さんが、対談しながら解説している動画も併せて、お楽しみください。
【イッキ読み】外資系コンサルティングファームの新卒アソシエイト仕事術
こちらのコンテンツは、episode.0からスタートし、episode.20まで、徐々にレベルが上がっていくように仕立てられていますので、順番にご覧いただくのがおすすめです。