戦略コンサルティングファームの重い扉
戦略コンサルティングファームの重い扉
不安の中BCGの扉をコジ開けようとする僕への手紙とは?
まずは、タカマツから慎 正宗さんのご紹介
BCGで出会った親友である「慎 正宗」=慎さんに、なんか、書いてよ!ってお願いしたら、書いてくれました。
戦略コンサルティングファームの重い扉
不安の中コジ開けようとする僕への手紙
内容は僕が説明しても薄くなるだけなんで、彼の凄さを思いつくままに。
- 「僕の事を嫌いじゃなければ、全員、好き」という心持ち。英語ペラペラで、ソロバンで足腰鍛えた「数字感」も小売プロと圧倒的にビジネスパーソンとして凄い。が、この心持ちこそ、圧倒的な「カリスマ」「チャーム」の源泉。
- 「人生、ネタ作り」という心持ち。“やるのやめようかな”と尻込みするとき、この言葉と、「命までは取られない」という慎さんの言葉を思い出す。踏み込むからこそ、人生は面白くなる。“コンサル、OUTになるかも”尻込みしている方、反省です。
- 「肩書きよりも面白さ」という心持ち。どうしても肩書きで、人を見てしまいがち。だが、見ない。というか、興味もない。から、真正面から人を見てる。から、本当の何かに気付いてくれる。
その最強の「心持ち」の天才、慎さんが、 コンサル、事業再生で何を感じ、何を学んだか?
そして、コンサルを目指す、皆さんに何を伝えたかったか? 私も読んで、ハッとしました。
では、慎さんを存分にお楽しみください。
はじめに
小売×戦略×事業再生を軸に事業会社及び戦略コンサルティングファームでキャリアを積み、2018年9月に三陽商会へ参画。経営戦略・企画、デジタル戦略のトップとして事業再生をリード。 事業会社では民事再生後の靴下メーカー福助の営業、イトーヨーカドーの衣料品MDとして現場レベルの事業再生を経験。またマネジメントレベルとしてファンド投資先の服飾雑貨メーカー(シカタ)の事業責任者、株式会社ジーユーでのMD責任者を歴任。戦略コンサルティングファームでは、BCGおよびKurt Salmonにおいて大手小売・流通クライアントを中心に経営戦略の立案・実行を支援やファンド投資案件に対するデューデリジェンスや投資後のハンズオンサポートをリードした。
僕が初めて戦略コンサルティングファームの扉を叩いたのは、前回のブラックスワン、リーマンショック勃発の直前2008年6月。当時、僕はイトーヨーカドーの衣料品のバイヤーで戦略コンサルティングファームとは一体どんな仕事をする企業なのかも知る由もなかった。ただ、ご紹介頂いた方の「30代を鍛えるには素晴らしい環境」と言う虎の穴感に妙に魅せられ、赤坂見附紀尾井町ニューオータニ・ガーデンコートの重たい扉をノックした。(実際には受付の原賀さんに面接官を呼んで貰った。その後計7回の面接を受けさせられた)
それから12年。その間に戦略コンサルを7年、事業会社を5年やっている。ここに書いてある言葉は全て僕のtwitterの2019/12/15から2020/3/9までの約3カ月間に呟かれた言葉だ(@shinmasamune)。それらをコンサルティングスキルの中でも基本であり最も重要とされる技術「構造化」により再編集されたものだ。
読み返してみると25歳で社会に出て早17年のキャリア中でも特に30-33歳までお世話になったBCGでの3年半が、如何に僕の仕事観ひいては人生観に大きな影響を与えているかがよく分かる。
これは12年前、戦略コンサルティングファームの重い扉を不安の中コジ開けようとする僕への手紙だ。コンサルティングファームには君が想像するような頭脳明晰、分析バリバリの冷徹なロボットみたいなつまらない人間だけじゃなく、義理・人情・浪花節を大切にするウェットでウィットに富んだ人間も沢山いる事を是非知ってもらいたい。
内容は下記の7項目にカテゴライズした。
- 戦略コンサルタントの仕事術
- プロフェッショナルの流儀
- 戦略と組織・人事
- リーダーの資質
- 挑戦者たれ
- 人間力の磨き方
- 修羅場の作法
もちろん全くMECEではない(それはMcK OBにお願いしよう)。最初の2章はとっつきやすい様にコンサルティングファームに限らずビジネス実務で使えそうな仕事術やプロフェッショナルとしての心得をまとめた。
割と長く戦略コンサルティングや事業再生の現場に携わる中で「キレイな戦略」以上に、それを実行する「組織と人」こそ成果に繋がるキードライバーであると痛感している。という事で3章に「戦略と組織・人事」についての呟きを集めてみた。
その先の4章-6章では更に一段踏み込んで“人”に関わる呟きをまとめてみた。そこでは、“リーダーであること”、“挑戦者であること”、そして優れたリーダーや果敢な挑戦者になるために“人間力をどう磨くか”についての呟きをまとめている。
果敢な挑戦者・リーダーであり続けると、時に火中の栗を拾い修羅場に立たされる事になる。そんな時の励ましとして最終章に「修羅場の作法」をまとめた。僕も相当回数の笑えない修羅場経験があるので、是非笑いながら読んでほしい。
全くもって書き下ろしではなく、呟きをユルく構造化しているため、文脈や背景も分からず、整合性もとれてないかも知れない。が、そんな事はあまり気にせず、こんな奴でもそれなりにコンサルティング業界でサバイブできる、強いてはその先に事業会社や事業再生の現場で割と活躍出来るんだなとボンヤリでも感じてくれれば良い。
まだ見ぬ未知の大陸、戦略コンサルティングファームの扉に手をかける君の背中を少しでも押す事が出来れば、まとめた甲斐があったってもんだよ。それでは始めよう。
1. 戦略コンサルタントの仕事術
「仕事が出来るってどういうことですか?」と聞かれる事がある。僕は仕事が出来るという事は“相手に対する少しの気遣いの総和が大きい事”だと思っている。それには、こんな些細な事も含まれている。
仕事が出来るってさ、
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 9, 2020
その資料、
その議事録、
そのロジ、
そのメール、
その議論の回し、
等々において、相手への小さな気遣いの差の総量なんだよね。
例えば、メールは送付前2回、送付後1回見直す。そこまでして、誤字脱字激しい俺?
添付資料付きメールは、サマリーを本文に書くだけで少し出来る人になるよ。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 9, 2020
相手はスマホで見るんだよ。
特にエクセルは添付だけだと見てもらえないよ。
パワポとワードは見づらいからPDFが◯、インプット欲しい時は両方つけると◎。
その一手間と気遣いで差がつくよ。
さぁ今日からやってみよう!
レスの速さは重要ですね。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) January 28, 2020
相手のレスが遅れてる時、
「相手が出来ない人」と勘違いせず、
「自分の案件の重要度が伝わらなかった」と考えられると、工夫が出来るようになります。
大事な案件はメール後に、メッセ、電話で念押し確認する事を我々は、
「オムニチャネル」と呼んでました。
コンサルタントはインタビューしたり、分析したり、スライド書いたり、ファシリテーションしたり、色々やるのだけど、最も重要な基礎スキルは何かと言われると僕は間違いなく“議事録”であり“ワード”(当時ストーリーラインは全てOutlookで書いていた)と信じている。ここで覚えて欲しいメッセージは一つだけで、それは“議事録を制する者は会議を制す”だ。
「議事録を制する者は会議を制す」
— 慎 正宗 (@shinmasamune) December 22, 2019
断言する。
議事録のない会議は無駄。
そんな会議運営してる奴は無能。
議論事項・決定事項・積み残し/ネクストステップを明確にすれば良い。
時系列の逐語録・会話集はいらない。
若いうちは立候補してでも議事録係をやるべき。必ず目に止まるし、力になる。
皆さんのクライアントは、
— 慎 正宗 (@shinmasamune) January 28, 2020
1日最低5件、週25件、月100件のミーティング。割と重たい意思決定案件を多数同時に抱えてる方々です。
議事録での明確な決定事項・ネクストステップ(いつまでに、誰が、何する)は、どれ位助けになるか是非考えててみて下さい。
議事録を制す者は会議を制す。
議事録は意志込めてスタンスとると、武器になるので、自動化しない方が良いですね。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) January 28, 2020
グレーな時にあえて白黒つけて、参加者に流し、違和感・クレームつかなきゃ、白か黒なんですよ。
次のミーティングからは議事録が正です。
議事録を制する者は会議を制する。
逐語録は自動化です。 https://t.co/0bQvg156H7
決定事項とネクストステップ書くだけなら割と易しいんですね。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) January 28, 2020
白でも黒でもないグレーが殆どなので、寄せたい色に少しでも近づける努力が重要だったりします。
改竄と解釈の隙間を埋める想像力。 https://t.co/jaAIyzZJSs
道具使いされるならエクセル
— 慎 正宗 (@shinmasamune) March 3, 2020
人を動かす側になりたいならワードですね。
ワードが出来れば、パワポはお絵描き
ワードが出来なきゃ、それはそれでパワポはお絵描き https://t.co/fKKoOpeRHQ
それ以外にも色々な仕事術TIPSがあるから頭の片隅に置いておくともしかしたら役に立つことがあるかもしれない。
リサーチのコツ
出来る限り一次情報を持って判断し行動する。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 3, 2020
二次情報は出来る限りソースに直接あたり一次情報に変える。
ソースすらわからん三次情報は反応するに値しない。
仕事の基本だよ。
インタビュー/質問のコツ
「ガイドの範囲のインタビューは0点」
— 慎 正宗 (@shinmasamune) January 28, 2020
インタビューは中途コンサル組が価値出しやすい種目です。ガイドを埋めるのは作業、その外に価値があります。
あれ位これ位と、誘導し、推定し、指値して世にない事実(ポイもの)を掘り出すと価値出易いです。
難しいPJこそインタビューがチームを救います。
インプットの貰い方
「なぜ」を質問する時は「自分はこう思う」と仮説をセットで言うと、筋の良し悪しは別として成長が早い。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 5, 2020
自分の思考レベルを晒すリスクへのご褒美として、全員の思考を自分の仮説に集めてインプットが貰える。
「お前はどう思う?」に答えに行こう。
沈黙は金、なぜはダイヤ、仮説はプライスレス。
ホワイトボードの使い方
ホワイトボードの使い方で議論慣れ度わかるよね。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 6, 2020
大きめ1文字目真ん中に書く人は金八先生。それは説教用。
流儀はあるけど、僕は左1/4位に縦線いれてアジェンダを書き込む。右3/4はコンサル時代は9マス、今はサブ論点や決定事項。1/4縦切はスマホ写真も撮りやすく割とお勧め。
一筆目は1/4縦線で!
スライドライティング
資料作りTIPS(構造化前)
— 慎 正宗 (@shinmasamune) December 18, 2019
・メッセージ入れる
・メッセージ・ボディの整合性
・文章は最大2行
・レベル合わせ
・優先順位で並び替え
・同じ言葉まとまる
・可能な限り体言止め
・左から右、上から下
・ハイライト最大3つ
・色は3色まで
・定量と定性のバランス
・イメージと文章のバランス
等々
続)
資料作りTIPS(まとめ)
— 慎 正宗 (@shinmasamune) December 18, 2019
・メッセージ
・構造化
・簡潔さ・見易さ
・強調
・バランス
・網羅性の担保
とはいえ、資料で大事なのは体裁より中身です。(メッセージとボディーの非整合)
朝から長文・駄文失礼致しました。
完)
プレゼンのコツ
1時間の商談なら提案時間は20分だよ。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 11, 2020
残り10分で箸棒なら30分で終われば時間節約で両方ハッピー。
反応が良ければ、残り30分で詰めれば良い。
自分が言いたい事を喋るのではなく、相手が知りたい事を探るんだよ。
どのページのどこを見てるか、頷いてるか、ペン動かしてるかを良く見るんだよ。
等々、色々とやる事多いので基本的には最初は間違いなくパンパンになる。どれ位パンパンになるかと言うと
僕は30の時コンサルに入って、その頃は仕事が楽しくて、
— 慎 正宗 (@shinmasamune) January 17, 2020
3時まで働いて、5時まで飲んで、帰ってシャワー浴びて仮眠して8時に出社してたよ。
今は6時まで働いて、7時には家帰って娘と風呂入って、早く寝て8時には出社してるよ。
amとpmが無ければ近い生活だよね。 https://t.co/3iKAc1wUZj
仕事が回らなくなると生活と心が荒み、更に仕事のパフォーマンスが落ちるという負のサイクルに入るので、それを防いで正のサイクルをブン回すのに大切な事は、“正しい問いを立てる”、“優先順位を決めて取組む”、そして“何をやらないかを決める” ということ。
本日はBCG時代からの恩師・師匠達と久々に。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) January 14, 2020
往年パートナー&現役パートナ。
僕みたいな跳返りを今でも面倒を見てくれる大恩人。
本日の名言は、
「マッキンゼーは答えを売る、BCGは問いを売る」
に決定。マッキンゼー憧れる!
凄く元気でました。
いつも本当に感謝です。
明日も頑張ろう!
「問い」です。 https://t.co/lmTKBVQqd9
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 12, 2020
正しい「問い」の価値は、
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 12, 2020
正しい「解」より高い。
なぜなら、解を作るプロセスにこそ価値があるから。
正宗 心の詩 https://t.co/z0lKz6G9K3
全部は出来ないわけだから、優先順位を決める事にセンスが問われるよね。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 6, 2020
僕がやってるのは、毎朝犬の散歩しながら(通勤中でも良し)
「本当に大事な事は何か?」
と言う質問を30回位頭の中で繰り返す。いちいち答えは考えなくても、会社着くまでには割と勝手に脳が考えてくれてる。
やってみて!
僕もコンサル時代に、翻訳依頼が続けて来たので、
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 20, 2020
「翻訳なら外注のが安いし早いし正確だからそっちに出せ」
って突き返したら、暫く何の仕事も来なくなりました? https://t.co/5cMFeclXDQ
2. プロフェッショナルの流儀
なんとなく戦略コンサルタントの仕事術のイメージがついただろうか?戦略コンサルタントは良くプロフェッショナルファームなんて呼ばれている。君が戦略コンサルタントであろうとなかろうと、お客様からお金をもらっている以上、プロフェッショナルである事を常に意識しなくてはならない。ということで、この章では事業会社・コンサルに関わらず、プロフェッショナルとして周りから頭一つ抜きんでるための心構えや所作ついての呟きをまとめてみた。
まず大きな仕事を成すためには、社内のみならず外部パートナーも含めて回りを動かさなくてはならない、特に新しい事や難しい事を仕掛ける場合、社内にはリソースやケイパビリティーが圧倒的に不足している。だからこそ、組織内にとどまらず外部パートナーをどのように選び、交渉し、付き合っていくかが成果に直結する。コンサルタントも当然外部パートナーなので、どんなクライアントであれば、共に成果を出せる・出しやすいかという見極めにも役立つと思う。
外部パートナーとの交渉術
会社の看板で外部パートナーを選ぶのは愚の骨頂。必ず顔の見える、そして信頼できる個人を指名して選ばないといけない。逆に言うと、コンサルタントの君がクライアントから看板名で呼ばれているとしたら、それは働き方を変えた方が良い。
その道の大手のエースが独立した初期にパートナーとなるメリットは絶大。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) December 22, 2019
・共に成功し成長する意欲。
・業界ルールや高水準への理解。
・企業内政治や落とし所への配慮ある提案。
・独立初期を併走する事での太い信頼関係構築。
等
パートナーは人とコンテクスト(背景・文脈)で選ぶと間違いがない。
セミナーやら勉強会やらのお誘いDM等が沢山来ますが99%行かない。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 17, 2020
ただし、優秀だと思う人から紹介は100%会う。紹介者も責任を持って紹介してくれてるし、特別な事情がない限り出来る限り一度は一緒に仕事してみる。
信頼・信用に勝る営業はない。
外部パートナーの選び方
会社の看板で外部パートナーを選ぶのは愚の骨頂。必ず顔の見える、そして信頼できる個人を指名して選ばないといけない。逆に言うと、コンサルタントの君がクライアントから看板名で呼ばれているとしたら、それは働き方を変えた方が良い。
「指値で買え」
— 慎 正宗 (@shinmasamune) December 21, 2019
ヨーカドーバイヤー時代の商売の師匠からは、必ず指値で買えと言われた。自分が欲しい物や提案の相場感位は勉強しろと。
指値は自分の知見・経験・持ち玉を相手に晒す事になる。フェアな指値はリスペクトを受け、的外れな指値は笑われるかカモにされる。
まず、ビビらず指値を言え。
外部パートナーとの付き合い方
指名して、指し値して、腹落ちして共に戦う事を決意したのはベンダー・業者・先生ではなく“パートナー“だ。だからこそ、どんな時もリスペクトを忘れず対等なパートナーとしてお付き合いをしなければならない。
外部パートナーに対して、
— 慎 正宗 (@shinmasamune) January 15, 2020
・先生として奉るでもなく、
・業者として雑に扱うでもなく、
・殻に閉じ仕事を振らないでもなく、
・丸投げし依存するでもなく、
・不足する部分を謙虚に学び、
・気持ち良い関係と新たな機会作りをリードする。
そんな人を「仕事が出来る人」と、私は高く評価します。
本当に優秀な方はスコープ定義からパートナーの脳を最大限使いますよね。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 8, 2020
PJはクライアントとの共同作業なので当然優秀な方とやる方が、圧倒的に良いアウトプットが出ます。
面白いか、面白くないかは個人差ある気がしますが、価値が出るのは断然優秀なクライアントと思います。 https://t.co/r1QfyMpGmA
一言で言うと、
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 8, 2020
「外部パートナーの能力を最大限引き出せないビジネスパーソンは優秀ではない」
と言う事ですね。
もちろん大きな事を成すためには、外部パートナーだけではなく上下左右含め組織内の多くの人間を巻き込み動かす必要がある。「聞いてねぇ」「総論賛成・各論反対」「過去の失敗経験」 ありとあらゆる出来ない理由を並び立て、挑戦を阻む輩が沢山いる。そういう輩は指一つ動かさなくても反対だけはする。古い・重い・硬い組織ほど、こういう輩が多い。でも怯んではいけない。どんな状況でも、誰が何を言おうが、プロフェッショナルは“Get the job done(仕事を完遂)”しなくてはならない。
「聞いてねぇ」とか下らない理由で物事止める人いますね。待ってれば情報が来るなんて相当な勘違いで、
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 3, 2020
・自分から取りに行く
・来た情報に対し価値出して返す
を意識しないと聞いてない情報が増える一方だよ。情報は価値が増える場所に集まるから、言う価値ないと思われてる事を恥じた方が良い。
総論賛成を枕言葉に、総論以上に各論の反対を言いたがる人いますが、
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 2, 2020
総論賛成なんだから後に続くのは、
「いずれにせよやる」
です。間違えないでね。
各論は動かしながら詰めましょう。
さぁ、今週も頑張って行きましょう。
できない理由をどれだけ熱く語っても、評価されないよ。だって、それ簡単じゃん。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) December 24, 2019
誰でも出来る事はもうやってるし、議論にすらならない。
今考えている、出来ない理由をどうやったら潰せるか、どういう条件であれば出来るかを考える癖をつけると良い。
失敗を恐れ挑戦しない組織を動かすには、一定程度の影響力を持たなきゃ行けない。自分の立場やフェイズに併せて、組織内での影響力をつけて行くために、こんな言葉を覚えておいてほしい。
何を言うか・誰が言うか・どう言うか議論は良くあるが、
— 慎 正宗 (@shinmasamune) December 17, 2019
・何を言うかは、閃きやロジック(=知性)
・誰が言うかは、経験や実績(=信用)
・どう言うかは、根回しや気遣い(=品性)
人間知性に大差はないので、何を言うかだけで物事は決まらない。むしろ、誰がどう言うかで多くの物事は決まる。
おまけの考察ですが、
— 慎 正宗 (@shinmasamune) December 17, 2019
・若手は「何を言うか(閃き・ロジック)」にもがき、
・中間管理職は「どう言うか(根回し・気遣い」に苦闘し、
・結果として、経営陣として「誰が言うか(経験・実積)」に至る
大きな物事を動かすためには、各ステップをもがきながらも、学び乗り越えて行く必要がある気がする。 https://t.co/5wPCKfCa84
3. 戦略と組織・人事
戦略コンサルタントになってしばらく経つと、筋の良さそうな戦略提言を行い、クライアントに評価され実行フェイズに入って行く事になるだろう。実行フェイズに入り暫く経つと気づく事になる。
- あれ、おかしい?全く計画通りに進んでない、それどころか決まった事が現場にまともに共有すらされてない
- これは誰がリードしていて、どうやって意思決定するんだろうか?
- どう考えてもヒト・モノ・カネのリソースが足りてないぞ?
- どうして、この人達は自分の会社の事なのに、丸投げなんだろうか?
この章のキーメッセージは一つ、それは“戦略と人事は両輪”。戦略とはやる事(やらない事)を決め、それを実現するために適正にリソース(ヒト・モノ・カネ・情報等)を配置する事だ。ハンズオンをどっぷりやればやるほど、“何はともあれ人”と言うことに気づく。“正しい人“を配置出来れば、モノもカネも情報も必ずブン取れる。逆に配置出来ないと、モノもカネも情報も流れが止まりプロジェクトは息詰まる。何をやるか・どうやるかも大事だが、圧倒的に大事なのは“誰とやるか”だと言う事を覚えておいて欲しい。
組織は戦略に従う。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 21, 2020
戦略に沿ってデザインされた組織以外は、組織とは呼ばない。
それは烏合の衆。 https://t.co/VnBXTJcd9L
遠藤さん
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 20, 2020
おっしゃる通りですね。
戦略と人事は両輪で、
人事は経営のメッセージで、
人事は組織のカルチャーを作ります。
人事トップには社内で最もモラルが高く、戦略への理解がある、柔軟な人間を置く必要があります。
人事トップは経営者の最強の盾? https://t.co/XFbl9oqpjc
戦略や方針はちっとも浸透しない組織に限って、人の評価や異動話は隠しても漏れ拡がる。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) December 26, 2019
人事こそ最強の戦略メッセージ。
戦略を理解しない人事は改革における最大のボトルネック。
戦略と人事は両輪。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 12, 2020
「人事のトップに戦略を理解する人間を置かないと会社は変わらない」
とウチの7歳の娘が言ってました。 https://t.co/MpLnKtdTY5
組織・人事において特に重要なのはリーダーの任命。戦略コンサルタントは得てして戦略を描く事に注力しがちだが、その戦略・施策を誰が実行するのかにこそ細心の注意と根回しをする必要がある。実行フェイズでは組織における“実質のキーマン”を出来る限り早く見極め、そのキーマンをどのようにプロジェクトに関わらせるかがプロジェクトの成否を決める鍵になる。
「押しちゃいけないボタン」の最大は人事。戦略はそこまで外す事ないし、施策レベルで命は取られない。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 20, 2020
直近数年の組織人事の推移を外部視点で眺めて非合理で違和感ある変更。それが「押しちゃいけないボタン」だよ。
コンサルの皆さん。
組織図人事は推移と歪みを見るんだよ。手を突っ込め! https://t.co/57jFQjs6NQ
組織が機能硬直してる場合、組織人事は現政権に都合良く描き変えられてる可能性が高い。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 20, 2020
一つ前、二つ前から何がどう変わったのか?その箱・役職が出来た意図は?不自然に抜擢された奴は誰で、不自然に消された人は誰か?
丁寧に紐解くと組織の闇が見えます。そして、真理に一歩近づきます。 https://t.co/gSMKG9xxgJ
「狡兎死して走狗煮らる」
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 20, 2020
組織にとっては全くの悲劇でしかないですが2300年前から繰り返しある話なんですよね。
諫言を受け止める器、己の保身より組織の未来を考える健全な思考、あらゆる長に必要ですね。 https://t.co/0Gbbc5JcHD
任命責任は重大ですね。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 29, 2020
僕のメンバーは、上げたレベルでトップクラスの力量、どの会社に移ってもそのレベルで活躍出来る力量がないと昇進させません。
昨年1年で僕の直メンバー3名は全員部長・課長に昇進しました。
僕のチームに入るって事はそう言う事です。鬼鍛えますし、責任持って任命します。 https://t.co/JcJ8eKEUI0
功には禄、徳には職。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) January 29, 2020
成果は客観、評価は主観。
見てる人は見てる。
地味に地道にやる。 https://t.co/yenxpNOIkg
4. リーダーの資質
戦略を成果に繋げるために如何にリーダーの存在が重要かは伝わったと思う。4章~6章では自分自身が戦略実行をリードしやり切る人材になるための心得や心構えについての呟きをまとめてみた。立てた戦略は誰でもない君がやらなくてはいけない日が近くやってくる。その時に準備を始めたのでは遅い、今日からでもリーダーになる準備を始めよう。
リーダーの最低限の仕事は3つで、
— 慎 正宗 (@shinmasamune) March 4, 2020
①意思決定をする
②メンバーを育てる
③責任を取る
意思決定から逃げ、
仕事も丸投げし、
梯子を外し、
背中から斬りつけるような輩は、
リーダーとは言わない。
そいつはケチな給料泥棒だよ。
決められないのは殆どの場合、材料が足りないからじゃない、覚悟が足りないんだよ。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 17, 2020
一刻を争う状態で決められないのは、慎重なんて綺麗な言葉じゃなくて、状況認識か覚悟のどちらか、または両方が欠けてるんだよ。
シンドイのは大きな課題に取り組んでいる時ではなく意思決定不在の宙ぶらりん状態。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 17, 2020
相互の信頼関係が低い状態では、意思決定は手続き・形式重視になり、宙ぶらりん状態が増える。
チームの相互理解と信頼関係が最速の意思決定の鍵。それを作り出すのが優秀なリーダーの資質。
これは、自分だけでなく上手く行くチームとそうでないチームを比較して気づいた事ですね。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 17, 2020
相互信頼関係の強いチームは建前無しで安心して本音の意見を交わせるので、意思決定スピードが速い。かつ意思決定の質も実行力も高いです。
優秀なリーダーはその関係性を作るのが早いし上手い。 https://t.co/0Jy3Xgv3Vw
器を遥かに超えるポジションについちゃう人って、
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 28, 2020
一見運が良さそうに見えて、実は本人にも組織にとっても凄く運が悪かった事にすぐに気付く事になる。
悲劇であり、喜劇でもあり、間違いであり、残念でしかない。
僕から伝えられるのは一言だけで、
「お大事に」
5. 挑戦者たれ
戦略を実行するリーダーは必ず果敢な挑戦者でなくてはならない。挑戦や失敗を恐れる人間に変革を起こす事は出来ない。この不確実性の高い世界において、「唯一生き残る事が出来るのは変化出来る者である」とダーウィンは言ったと、みんな言ってる。僕の大好きな長州力は「誰も行かないなら、俺がフライングしてやるよ」と言っている。挑戦者たれ。
「どうせやるなら思い切り振り切れ」
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 16, 2020
打席に入る前からベンチのサインばかり見て、見逃し三振で下向いて帰ってくる奴より、
尻餅つく位のフルスイング三振でも、胸張って帰ってくるようなズ太い奴に、勝負の場面は任せたい。
そういう輩が集まるチームにしたい。
チャレンジした失敗は取り返せば良いし経験は残る。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) January 30, 2020
チャレンジしなければ残るのは悔しさしかない。
やらずに後悔より、やって反省。
1番練習する人が1番上手くなって、
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 13, 2020
1番接客する人が1番販売して、
1番挑戦する人は沢山失敗するけどいつか成功する。
結局のところ、
「量のない質はない、ただそれだけなんですよ」
って写真家の森山大道さんが言ってました。
ところで、バレンタインって制度まだ生きてます?
提案はいくらしても良いけど、誰もやらないなら自分一人でもやる位の覚悟がない提案は時間の無駄だからしない方が良い。覚悟ある提案には周りが自然とついてくる。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) December 17, 2019
座右の銘は、
「誰も行かないなら、俺がフライングしてやるよ」 by 長州力
石橋は叩く事や、
— 慎 正宗 (@shinmasamune) March 6, 2020
壊す事が目的じゃなくて、
渡る事が目的だよ。
つまり、ちょっと位崩れてても、
渡れるならガンガン渡れと言ってます。
孫さんみたく「ガンガンに叩いてからダンプカーで全速力で渡る」みたいな人は特別ね。
責任というのは結果に対し他人が押し付けるのではなく、本来はチャレンジや、やりきる姿勢という道中において自発的生まれるべき概念と思う。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) December 16, 2019
なので、チャレンジした結果に対して他人が責任を押し付けるなどヘソ茶沸く話で、チャレンジしない・やりきらない事にこそ責任を問うべきと思う。
どんな場所・状況・仕事であっても自分なりの挑戦は出来る。“記憶に残る挑戦”と“失敗の繰り返し”が強いリーダーを育てる。だからこそ、目に見える結果や記録にだけ拘るのではなく、誰かの、何より自分の記憶に残る仕事に挑みやりきって欲しいと願っている。
事業会社でもコンサルでも、
— 慎 正宗 (@shinmasamune) March 3, 2020
靴下屋の営業でも、
量販店のバイヤーでも、
記録に残らなくても、誰かの、何よりも自分の記憶に残る仕事は出来る。
それはやらされ仕事じゃなく、自分で決めてやり切った仕事だ。
だから、
・打席入る前にベンチ見るな。
・尻餅つく位振り切れ。
と言っている。
二十代前半はインディアナの片田舎。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) January 25, 2020
三十代前半はBCG。
四十代前半は今。
いつも右も左も分からず飛び込んだ環境に鍛えてもらった。雑草は頑丈だな。
増税・天災・暖冬・斜陽産業・4期連続赤字。我ながらチャレンジングな土俵を選んだもんだ。最高じゃん。
地味に地道に攻め続ける。
「結果が全て」よく聞く。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) January 26, 2020
その結果はスナップショットであり通過点。その結果に至る道のりと歩き方を見てる人は見てる。
次のステージに連れて行ってくれるのは、スナップショットを評価する他人じゃない。その道のりを一緒に歩いた身近な人だよ。
「結果が全て」ただし、
「全ての結果は通過点」
6. 人間力の磨き方
人間力の磨き方は二通りあって、一つは“自分自身の心がけ”、もう一つは“身を置く環境”で決まる。一つ目の“自分自身の心がけ”で最も大切なことは、“素直さ”でありその素直さから生まれる“チャーム”だと思う。
兎にも角にも、素直さって大事だよな。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) January 12, 2020
先人や仲間のアドバイスを素直に聞いてとりあえずやってみる人と、やらない人だと、半年・1年で凄い差になるんだよな。
やる人には更に良いアドバイスが来て、やらない人にはもうアドバイスは来ない。そしてまた差が拡がる。
素直にやってみるって大事だよ。
兎にも角にも素直さは大事と言う話はしたけど、
— 慎 正宗 (@shinmasamune) January 14, 2020
歳を重ねる毎に素直になる人と、歳を重ねる毎に頑固になる人がいる。
その違いは多分、「チャレンジと失敗の数の差」だと思う。
チャレンジして、失敗して、そこで終わりじゃなく、またチャレンジする時に周りに感謝し、素直になるじゃないかな。
尊敬する人や仲間から、
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 11, 2020
やった事が良いと勧められた事、
あった方が良いと勧められた人、
読んだ方が良いと勧められた本、
はとりあえずトライした方が良い。
合えば続ければ良い、
合わなければやめれば良い、
でもトライすらしないなら、
まず「尊敬」と「参考」の違いから勉強した方が良いよ。
仕事を円滑に回すための重要な資質の一つに「チャーム」がある。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 12, 2020
チャームがある人の特徴は
・挨拶が気持ち良い
・良く笑い、良くうなづく
・割と声大きい
・ポジティブ
等。
多くはウチの7歳の娘でも出来る事で、割と誰でも出来る事だと思う。
まずは挨拶のボリュームから少し変えてみようか。
「挨拶を制する者は1日を制す」
— 慎 正宗 (@shinmasamune) December 22, 2019
顔見知りには、必ず挨拶しろ。
領地内であれば、全員に挨拶しろ。
自分を知ってるかは関係ない。
知って貰えるチャンスは増える。
「おはようございます」に
「最近どうですか?」を付ける
「なにがだよ?」への回答が君を磨く。
必ず目に止まるし、世界が広がる。
以前、7歳の娘が
— 慎 正宗 (@shinmasamune) March 7, 2020
「雨の日は好きだよ、花がキレイに育つから」
と言ったのを聞いて、なんて良い子に成長したんだと驚いた。
同じ事を40過ぎた俺が言ったら、ちょっと痛い奴だと驚かれるだろう。
やはり、
何を言うかも重要だが、
誰が言うかも重要だな。
“自分自身の心がけ”と並び、“身を置く環境”も重要。人間力を鍛えるのに適した環境は、これまた二つあって①自分より圧倒的に優れた人が集まる虎の穴、②火中の栗に溢れた修羅場。そんな虎の穴や修羅場では、生涯付き合う事になる師匠や戦友との出会いが多くあり、その出会いが更に君を成長させる。
サッカーが上手くなったのはユース時代。仕事を覚えたのはBCG時代。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) March 8, 2020
「鶏口牛後」とは言うが、
一定レベルの力をつけるまでは、自分より遥かに優秀な人に囲まれる環境、またはド級の修羅場、で揉まれた方が圧倒的に伸びる。
ということで、「虎穴鶏口牛後」という六字熟語を提案したい。
有能な人の周りには有能な人が集まる。集めるというのもあるし、育つというのもあるし。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) March 5, 2020
逆も然りで、無能な人の周りには…だね。
その人の周りを見ると、その人を見る以上に、その人が見え事があるよね。
25歳。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 9, 2020
民事再生中の福助に入社。自己紹介前に当時社長の藤巻さんに呼ばれ、
「今日からお前の座右の銘は、”一か八か”だ」
とアドバイスを頂いた。
アレから17年。
初心忘れず、今も火中の栗拾い。
いつかは、1→10。
7. 修羅場の作法
君がこの先、果敢な挑戦者でありリーダーを目指すならば、近い将来に多くの火中の栗が転がる修羅場に身を置くことになるだろう。僕も本当に笑えない修羅場を数多く経験してきた。そんな修羅場の中で覚えた「修羅場の作法」をまとめておいたので、「あ、これが修羅場か」と思った時は是非読み返して欲しい。
豊富な火中の栗拾いで得た修羅場の戦い方
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 27, 2020
①迷わない。動かしながらtodoの全体像を組みあげる・組み替える。初動・スピード命。
②味方を見極める。背中から斬られない土俵を作る。
③まずは守りを固める。そこから攻めに転ずる仕掛けを巻く。
④徹底的にやる
詳しくは映画ランボーをご覧下さい。
追い込まれると焦り、短期的な視野・施策に囚われる。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) January 13, 2020
中長期への布石を片目に入れつつ足元の戦いを回すバランス感覚。
書いた絵を実行に移す為の突破力と巻込む力。
思い通りには出来ない、想定通りには行かない焦りに耐え前向く胆力。
どれも得難い・有難い経験。
さぁ、今週も頑張って行こう!
人生には想像以上にとんでもない事が起きる。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 18, 2020
その時にどんな対応を取るかでその人の本質が出ると思う。
色々な仲間と相談しながら、最後は自分の思う道を貫けば良い。
「そのレベルにハメられるオレのレベル」
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 19, 2020
誰かにハメられたらさ、
脇の甘さも含めて実力不足。
と認めて、次に進むしかないよね。
見てる人は見てる。
相手は信用を失い、
君はまた一つ学び成長する。
「火中の栗は買ってでも拾う」ですね。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 9, 2020
あくまで経験上ですが、必ず誰かが見てて、ダメでも骨は拾って貰えます。
火中の栗は実はノーリスク。
サンドのノーカロリーみたいですね… https://t.co/gvPiKSuEzY
バブルボン?は、
— 慎 正宗 (@shinmasamune) February 12, 2020
蓋を開けた時の期待値と現実のギャップに対する失望の総和。
常に期待値と現実のギャップはあるので、
・いつ蓋開けんのか?
・期待値と現実のギャップはどれ位あるか?
・ギャップに失望する人がどれ位いるか?
が問い。早く蓋開けた方がギャップも失望も少ない。蓋開けに行こう。
これまで事業再生の現場で沢山の修羅場を体験して来た。改めて最近気づいた真実も良い機会なので君に伝えておきたい。それは“再生=再び生み出す事”。今後、君が戦略コンサルタントとして、または事業会社のリーダーとして事業再生という修羅場に挑む時には是非この呟きを思い出してほしい。
散々再生案件やってきてわかってきたけど、ほぼ確信ね。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) March 2, 2020
無駄を削る効率化。今ある物を良くする改善や高度化。そんな事は周りも当たり前にやってんだよ。
結論。新しい物を生み出す力、育てる力、それをやりきる強い意志が無かったら、再生なんてないよ。
再生=再び生み出す事だよ。
とどのつまりが、
— 慎 正宗 (@shinmasamune) March 2, 2020
コスト削減だとか、既存事業の改善だけで、新しいチャレンジが何一つないなら、それは全く「再生プラン」じゃないんだよ。
それは、単なる「延命措置」だよ。
そこ間違えんなよ。 https://t.co/LuhNbB1qwN
おわりに
これだけを読むと僕をあまり知らない人は、ひたすら前向きで、どんな修羅場でもファイト一発・気合で乗り超えてきたゴリゴリの漢だと思うかもしれない。全くそんなことない。BCGの最初のプロジェクトで「お前には明日はない」と言われ、修羅場の事業再生案件では背中から斬り付けられ、傷だらけになり凹むし、失敗して落ち込みお腹痛くなる事も頻繁にある。
そんな時も必ず家族・仲間・師匠が助けの手を差し伸べてくれて、その支えがあってなんとか乗り越えているというのが本当の所だと思う。最初に飛び込んだ民事再生の靴下屋。仕事が出来ずに半年で部署移動にされた時、先輩の大戸さんからのこんな温かい言葉が無ければ、社会人としてスタートすらまともに切れてなかったと思う。
民事再生の靴下屋、百貨店営業。ろくな引継ぎもなく14売場を渡された。何も出来ず半年で異動。口だけと笑われた。
— 慎 正宗 (@shinmasamune) March 1, 2020
量販店部へ。先輩は「元気な奴が欲しかった」と。何しても褒められた。得意な提案だけ任された。売りまくった。そこから俺のキャリアが始まった。
人は期待で育つ。
今週も頑張ろう。
失敗や修羅場をなんとか乗り越えた後には、経験がつき、強くなり、周りに感謝し、素直になり、少し優しくなるのだと思う。つまり、僕みたいな無茶苦茶な人間が人並みに社会人として活躍が出来るようになったのは、沢山挑戦して、失敗して、助けて貰ってを繰り返しているからだろうと本気で考えている。
ここまで長くとりとめのない、オヤジの呟きに付き合ってくれて本当にありがとう。“はじめに”で語った目的“まだ見ぬ未知の大陸、戦略コンサルティングファームの扉に手をかける君の背中を少しでも押すこと”が果たして出来ただろうか。出来ていれば嬉しいし、出来ていなければ、他の人に話を聞くのも良いし、別のキャリアを考えて見るのも良いだろう。決めるのは君だ。一つだけ確かな事は、もし12年前に僕がこの手紙を貰っていたならば、戦略コンサルテォングファームの重い扉をあの頃よりも少しだけ自信を持って開く事が出来たと思う。今後もとりとめのないオヤジの呟きを続けて行くので、もし少しでも心に引っかかる部分があれば是非僕のTwitter(@shinmasamune)をフォローして、時には話しかけてみてください。
最後に、これから戦略コンサルタントを目指し、その先に日本を支えていく人材を目指す君に僕の大好きな座右の銘10選を贈ります。
座右の銘 十選
- 誰も行かないなら、俺がフライングしてやるよ
- 打席入る前にベンチ見んな
- 一か八か
- 1勝9敗
- ダメでも前に倒れろ
- やらずに後悔よりやって反省
- 踏み出せば、その一歩が道となる
- 失敗こそ胸張れ
- 常在戦場
- 殿は戦の華
近い将来、大きなステージで一緒に仕事が出来る事を楽しみにしてます。
君の盛大な人生を心から祈る!
2020/3/23 慎 正宗
慎正宗さん関連動画
考えるエンジンちゃんねるで考えるエンジン講座代表高松智史と対談!こちらもぜひ。