Day1の事例調査タスクの進め方/方法
Day1の事例調査タスクの進め方/方法
目次
事例調査の基本的な考え方
生徒さんから事例調査を進める際には、論点ワードを出すだけでなく、ワークプランも合わせて1.5時間で作成するのがベターかどうか、という質問がありましたので、Day 1で事例調査のタスクが振られた際の進め方について解説します。
アウトプットを出す6ステップ【ロ→サ→T→ス→作→ア】
この点について考える際には、常に以下の6ステップを意識することが重要です。

この、アウトプットを出す6ステップと大いにかかわってきます。
「頭文字」だけ表記していますが、それぞれの意味はこちら。

論点 → サブ論点 → TASK → スケジュール → 作業 → アウトプット
このように「T=TASK設計」前に、「ロ → サ=論点、サブ論点」をちゃんと工程を挟んで考えることを論点思考といいます。事例調査もこれを使って、論点ベースの働き方をしましょう。
事例調査でありがちなミス
新人コンサルタントがよく陥るミスとして、調査を始める前に論点を整理せず、Google検索や文献調査をやみくもに始めてしまうケースがあります。 このような進め方では、情報を集めること自体が目的化し、結果的にアウトプットの質が低くなりがちです。
質の低い事例調査の特徴
- 情報収集に時間をかけすぎる
- 論点が不明確なまま進める
- 資料が膨大になるが、結論が薄い
効果的な事例調査の進め方/方法
1.5時間での進め方(ベターなアプローチ)
STEP
論点整理(30分)
- 論点、サブ論点、サブサブ論点を整理
- 調査すべき内容を明確化
STEP
ワークプラン作成(30分)
- どの情報ソースを使うかを決める
- タスクを細かく分解し、調査の方向性を固める
STEP
レビュー依頼(10分)
- マネージャーや上司にワークプランをメールで共有
- 可能であれば5分程度のフィードバックをもらう
STEP
本格的な調査開始(40分)
- 確認が取れたら、実際の情報収集を進める
- 必要な場合は適宜調整
この方法を取ることで、事例調査の質を高めると同時に、無駄な調査時間を減らせます。
まとめ
事例調査で成功するためのポイント
- まず論点整理を行い、やみくもな調査を避ける
- ワークプランを作成し、方向性を明確にする
- 可能であればマネージャーのレビューを受ける
- 調査開始後も、計画通り進んでいるか確認しながら進める
新人のうちは、どの情報が重要かを見極めるスキルが不足しているため、論点を狭める力を意識的に鍛えることが大切です。事例調査の精度を上げ、最初のタスクをしっかりこなせるようにしましょう。 これから戦略ファームに入る方や、新人コンサルタントの方は、この方法を参考にして、良いスタートを切ってください!
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