【ケース面接問題例題】フェルミ推定=動画配信事業の市場規模 No.52 「ネットフリックス問題」
【ケース面接問題例題】フェルミ推定=動画配信事業の市場規模 No.52 「ネットフリックス問題」
はじめに
コンサルティングファームへの転職の際、実際にケース面接で出題された問題をご紹介。
コンサルタントへの転職をお考えであれば、ケース面接突破のために自分の「武器」を使いこなせるようになることを目指し、実践演習してください。
【ケース面接問題例題】フェルミ推定=動画配信事業の市場規模
弊社の転職エージェント『251CAReR (ニコイチキャリア) 』でもケース面接対策のテーマとしている良問です。
【ケース面接でのやりとり】No.52 「ネットフリックス問題」
早速なんですけど、ケース面接をしたいと思います。
ケース面接やったことありますか?
実は初めてです。
あ、初めてですか?わかりました。
それでは時間見ながらいくつかやっていきたいと思うんですけど、ご趣味って何かありますか?
趣味は何かというと、まじめ系になってしまうんですが、大きく二つありまして、一つは、2017年の1月ごろから勉強を始めたPythonというプログラミング言語の勉強をすることです。
二つ目は、英語の勉強の一環として、土日に海外ドラマをネットフリックスで見ることです。。
なるほど。じゃあ、後者にしましょうか。
えっと、市場調査というか、市場規模試算として、新聞社とかが、ネット動画配信事業を始めるもしくは、ネットフリックスとかを買うとなったときに、事業規模わからないから試算してくれ。と。
今の日本市場を見てもポテンシャルが分からないので、10年後くらいを見据えて、潜在事業も含めて、動画配信事業の市場規模を知りたいです。
可能であれば、事業規模、新規参入したときにどれくらいとれそうか。も試算してほしいんですけど、そっちは文脈が必要なので、一回市場規模を計算してくれという問題がきました。
調べりゃわかる系はさておき、一旦試算してみましょうか。
大丈夫ですか?
10年後のネットフリックスなどの動画配信の潜在市場規模でよろしいですか?
10年後はそこまで意識しなくていいんですけど、どちらかというと潜在事業という方を見てほしいです。
まだつかめてないですが、これから広がりうる範囲を含めて、ということですかね?
そうです。いくつか仮定が必要だと思うので、そこはいったん置きながら議論しましょう。
思いつきなので、難しくなるかもしれませんが。
どうしましょうか。時間とって発表してから議論するか、議論しながら進めるか。どちらでも構わないです。
時間を取って計算したいです。
分かりました。
紙とホワイトボードどちらがいいですか?
紙でお願いします。
わかりました。じゃあ、結論はでていなくていいので。5分後に戻ってきます。始めてください。
【このケース面接問題について】タカマツからヒトコト
この問題はADLで出題されたものの改訂。
ネットフリックスはまさに、「今」を表すサービスなだけに、一度は考えておきたい。
私のBCG時代の後輩がネットフリックスに転職したけど、最高の福利厚生らしい。出産すると、その1年間、フルで給料が出るとか。ほんと、そういう意味でも、イマドキ。
人が今まで以上に財産な時代。つ・ま・り、考える力が問われる時代。皆さん、考えるエンジン講座を。
コンサルタントになりたい!ケース面接の対策方法とは?
いかがでしたか?はじめからうまく解ける人はまずいません。
うまく解けなかったな。と感じた方に、ケース面接対策の方法をいくつかご紹介します。
【例題で対策】ケース面接問題を解いてみる
こちらに、ケース面接問題の例題として「良問」ばかりを集めました。
ケース面接突破を目指し、まずは、ケース面接ではどんな問題が出題されるのか?を知って、どれでも良いので解いてみましょう。
【本で対策①】ケース面接を突破する第一歩はフェルミ推定
コンサルタント転職に欠かせないケース面接対策といえば、まずは「フェルミ推定」です。
これはある意味、コンサル転職界の「センター試験」。基本・基礎ですので、徹底的にやってください。
「フェルミ推定」の最強対策本はこちらです。
『ロジカルシンキングを超える戦略思考 「フェルミ推定の技術」』
先の見えない世の中において、“積み上げる”ロジカルシンキングよりもパワフルであり、“もれなくだぶりなく”なMECEよりも、答えの無いゲームに強い思考法。それが、フェルミ推定です。
ロジカルシンキングの次は “フェルミ推定” の時代です。
コンサル転職でのケース面接に必須のフェルミ推定ですが、ビジネスパーソンにこそ絶対に必要な、ビジネススキル。本書から最強の戦略思考を手に入れてください。様々な視点から導き出した「フェルミ推定の技術」を詰め込んでいます。
高松 智史 (著)
出版社 : ソシム
発売日 : 2021/8/18
単行本 : 324ページ
『「フェルミ推定」から始まる問題解決の技術』
「フェルミ推定」は、市場規模推定や売上推定を算出する為だけの思考法じゃありません。成長戦略、新規事業などに幅広く応用できる、いわば戦略思考の原点とも言えます。そして、その考え方を丸っと凝縮して一冊にまとめたのが本書です。
今までの「ロジカルシンキング」や「問題解決」書とは全く違う、プラクティカルでわかりやすい、新しい問題解決本がここに誕生しました。
高松節が炸裂しまくりの、最高に読みやすくセクシーなビジネス書。ビジネススキルの新境地としてのフェルミ推定を、ぜひ堪能してください!
高松 智史 (著)
出版社 : ソシム
発売日 : 2022/2/26
単行本 : 320ページ
【本で対策②】ケース面接突破には「戦略思考」も欠かせない
フェルミ推定だけ理解しても、「コンサルタントの頭の使い方」がわかっていなければケース面接の突破は正直難しい難しいです。
面接官は『現役コンサルタント』であることを忘れずに。現役コンサルタントと議論をしていくためにコンサルタントの思考技術も学んでおきましょう。
『「暗記する」戦略思考』
「暗記する」戦略思考とは何か?
一言で表せば、 「プラクティカルに頭の使い方、面白い解の作り方」 が学べる本。
もう少し言うと、「戦略思考」 =「解、答え、意見、メッセージ」を作り出す考える技術を、「暗記する」=「考える際に自分に問う、声に出して唱える」フレーズを覚えるだけで身につけられる 「思考技術」の本となります。
違う表現をしますと、ベストセラーとなった 『コンサルが「最初3年間」で学ぶコト』では描かれていない、コンサルタントの武器、思考技術にフォーカスした、 秘伝の思考が学べる本です。
高松 智史 (著)
出版社 : かんき出版
発売日 : 2023/7/31
単行本 : 296ページ
【オンライン教材で対策】悪魔のケース対策
フェルミ推定を正しく理解できたら次は、いよいよ「ケース面接」の対策。
門外不出の解説を掲載した第3章の「知っておくべき7つの例題の解法」がこのコンテンツの目玉。
副題の “コンサル思考とは、こういうこと” は、“コンサル思考” を理解していなければケース面接は突破できないという現実を知っていただきたいという思いから。
違う言い方をすれば、”トップコンサルタントがケース問題を解いたら、こうなるよ!”ができれば、それが合格の近道だということです。
元BCGコンサルタントである高松智史が4万字を超える(スライド240ページ)傑作を、数か月にわたり、練りに練って書きおろしましたので、自信作です。
【受講して対策】「考えるエンジン講座」無料相談へ
とにかく、なにがなんでもコンサルタントになりたい!!という貴方は、「考えるエンジン講座」無料相談へ。