戦略コンサルタント転職必読書—BCG経営コンセプト 市場創造編
戦略コンサルタント転職必読書—BCG経営コンセプト 市場創造編
はじめに
この世には、ケース面接対策本、コンサル思考、コンサル業界に関する本まで「コンサル」の関連本が山のようにあります。そこで、世の中に溢れる「これ、コンサル関連本?」と思われるタイトルの本を全て “購入し”、自ら読んで、
- 「ケース面接対策」という意味で、この本を読んだ本が良いかどうか?
- 読むのであれば、どのページを読めば良いのか?
を丁寧に解説しました。当初、55冊を目指してご紹介しようとスタートしましたが、いつの間にか、どんどん増えておりますので、「どの本を読むべきなのか?」と迷われている方に、是非とも参考にして頂きたいです。
「BCG経営コンセプト 市場創造編」とは
概要
飛躍的な成長を達成する戦略メソッド。日本で設立50年を迎えたBCGの最新経営手法。
「BOOK」データベースより
内田 和成 (著), ボストンコンサルティンググループ
出版社 : 東洋経済新報社
発売日 : 2016/11/3
単行本 : 191ページ
著者について
早稲田大学ビジネススクール教授。東京大学工学部卒業。慶應義塾大学経営学修士(MBA)。日本航空を経て1985年ボストンコンサルティンググループ(BCG)入社。2000年6月から2004年12月までBCG日本代表、2009年12月までシニア・アドバイザーを務める。ハイテク、情報通信サービス、自動車業界を中心に、戦略などの策定・実行を支援するプロジェクトを数多く経験。2006年には「世界で最も有力なコンサルタントのトップ25人」(米コンサルティング・マガジン)に選出された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
「BOOK著者紹介情報」より
「BCG経営コンセプト 市場創造編」は戦略コンサル転職対策に必読か?
経営コンセプト
というのが、何ともセクシーなお言葉。フレームワークでもなく、経営コンセプト。私なりに解釈すれば、
経営コンセプト=コンサルティングを売りにいくときのテーマ
って感じで捉えています。
言い忘れましたが、ケース対策には読む必要はない。どう使うか?ですが、
コンサルタントとして【どこに自分の武器をもっていくか?】をここから選んでみたら?
だと思う。今後、コンサルタントの道を歩むとするならば、この領域のどれかに強味を持っていたほうがいいよ!と内田さんが語りかけてくれている気がしました。コンサルタントの方であれば、そういう意味で全部読まれたら良いかなと思います。
個人的に、自分が好きな章は、
109ページ~:4章シナリオプランニング
です。BCGアセットの【メガトレンド】は面白かったですね。
さいごに
ケース面接対策に欠かせない「フェルミ推定」について
コンサルタント転職に欠かせないケース面接対策といえば、まずは「フェルミ推定」です。
これはある意味、コンサル転職界の「センター試験」。基本・基礎ですので、徹底的にやってください。
「フェルミ推定」の最強対策本はこちらです。
ロジカルシンキングを超える戦略思考 フェルミ推定の技術
ソシム 高松 智史 (著) 2021/8/18
本書は、コンサルタントになる、サバイブする、そしてマネージャーになる為には必須の一冊となっています。新卒・中途コンサル転職の必読書です(読まないと落ちるかもしれません)。
同時に、最強の武器になる最高の思考法を身につけるためのビジネス書でもあります。
フェルミ推定の入り口を学ぶための軽い問題集ではありません。
楽しく、面白く、プラクティカルに、明日から使える形で書いてある実践のためのバイブル。
「フェルミ推定」から始まる問題解決の技術
ソシム 高松 智史 (著) 2022/2/26
ベストセラー『ロジカルシンキングを超える戦略思考 フェルミ推定の技術』から早6ヶ月、待望の新刊がついに登場! 前作が「テキスト&問題集」だったから、本作はがっつり実践問題集編です ・・・なんて単純な2冊目であるはずがない!
この2冊だけでも構いません。これ以外の本は不要です。
この2冊を繰り返しやり、暗記してください。
その上で、過去問をやる。模擬面接をやる。って感じになります。
でも、圧倒的に過去問や模擬面接をやるより、この2冊を繰り返しやるほうが受かります。
なので、まず、この2冊でフェルミ推定を克服するところからはじめてください。