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戦略コンサルタント転職必読書—本業再強化の戦略

本業再強化の戦略

戦略コンサルタント転職必読書—本業再強化の戦略

目次
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はじめに

この世には、ケース面接対策本、コンサル思考、コンサル業界に関する本まで「コンサル」の関連本が山のようにあります。そこで、世の中に溢れる「これ、コンサル関連本?」と思われるタイトルの本を全て “購入し”、自ら読んで、

  • 「ケース面接対策」という意味で、この本を読んだ本が良いかどうか?
  •  読むのであれば、どのページを読めば良いのか?

を丁寧に解説しました。当初、55冊を目指してご紹介しようとスタートしましたが、いつの間にか、どんどん増えておりますので、「どの本を読むべきなのか?」と迷われている方に、是非とも参考にして頂きたいです。  

「本業再強化の戦略」とは

概要

過去40年にわたって年20%の成長を可能にしたものは何か?企業の買収や合併の成否を分けるものは何か?ベイン&カンパニーが膨大なデータから発見した答えは、本業の境界線の見極め方にあった。

「BOOK」データベースより

クリス ズック (著), ジェームズ アレン (著), 須藤 実和 (翻訳)
出版社 ‏ : ‎ 日経BP
発売日 ‏ : ‎ 2002/2/23
単行本 ‏ : ‎ 190ページ

著者について

ズック,クリス
世界的な戦略系コンサルティング会社、ベイン・アンド・カンパニーのディレクター。ベインのワールドワイド戦略プラクティスのリーダー。最近では、IT関連企業の成長戦略立案やスキル・ギャップ充足のための実行支援に携わっている。大規模コンピュータ企業、技術系企業、スタートアップ企業、そしてベンチャー・ファンドに至るまで支援クライアントは多岐にわたる。利益を伴う成長機会を見出すためのプロセスや実現を担保するビジネスシステムの構築は現在も社内プロジェクトとして手がけている

アレン,ジェームス
ベイン・アンド・カンパニー、ディレクター。これまでに、20カ国以上の技術、消費財、メディア企業における世界戦略プロジェクトを支援してきており、特に、成長戦略、新市場へのエントリー戦略、企業再建といったテーマに深く携わってきた。ベイン参画前には米政府に勤務した経験をもち、米ソの貿易や安全保障問題に取り組んでいた

「BOOK著者紹介情報」より

「本業再強化の戦略」は戦略コンサル転職対策に必読か?

2002年に発売された本ですが、これは珍しくベイン・アンド・カンパニーの本、だから、“とりあえず、読んでみた”というだけなので、「ケース対策」という意味では全く読む必要はない。

本題にいくと、この本のここを読んでほしい。


188ページ:経営者への10の質問

  1. 自社の利益を生み出すコアを明確に定義すると、それは一体何か?そのコアの強みは増しているか、衰退しているか?
  2. 自社が競争を繰り広げている事業領域の境界線を決めているのは何か? そしてこの境界線は将来どのように移動すると考えられるか?
  3.  自社のコアにとって長期的な脅威となり得る新しい競合企業が自社事業の周辺領域に存在するか?
  4.  自社のコア事業は売り上げ、コストの両面でフルポテンシャルを確実に達成しているか? コアに埋没している潜在価値はないか?
  5. 自社のコア事業周辺に広がる領域の全体像はどうなっているか?周辺領域への進出シナリオとして(複数の布石の組み合わせも含めて)どのようなものが考えられるか? これらは論理的な順番で計画すべきか、あるいはそれぞれ独立したものとして把握すべきか?
  6.  業界の将来についてどのように考えているか? それに関してチームとしてのコンセンサスを得ているか? それは自社の周辺領域拡大戦略と自社の将来像にどのように反映されるのか?
  7. 新しい成長のための対策はどのような組織が受け持つべきか。コア内部か、コアに隣接する別組織か、あるいはコアの外部の独立組織なのか? これをどう決定したらよいのか?
  8. 業界の変化によって将来の競合優位性の源泉は変わりつつあるか?それはどのように変わるのか? 新しいモテルが登場するのか?新しいセグメントの登場はあるのか? 新しい競合相手の登場はあるか? 自社は何を定期的にモニタリングすればよいのか?
  9.  組織の中の成長促進要素と抑制要素は、変革を実行する上で適切なバランスで存在しているか?
  10. 主要な戦略的意思決定、オペレーション上の意思決定のすべてに対して、常に適用すべき戦略的行動指針とは何か? 

正直、コンサルタントにとっては超ウルトラ良い本。

本の内容がそのまま「コンサル」に生きるということは殆どないのだが、この本はレア中のレアでそのまま、スライドにして持っていける。この10個の質問も、その一つだ。

さいごに

ケース面接対策に欠かせない「フェルミ推定」について

コンサルタント転職に欠かせないケース面接対策といえば、まずは「フェルミ推定」です。
これはある意味、コンサル転職界の「センター試験」。基本・基礎ですので、徹底的にやってください。

「フェルミ推定」の最強対策本はこちらです。

ロジカルシンキングを超える戦略思考 フェルミ推定の技術

ソシム 高松 智史 (著) 2021/8/18

本書は、コンサルタントになる、サバイブする、そしてマネージャーになる為には必須の一冊となっています。新卒・中途コンサル転職の必読書です(読まないと落ちるかもしれません)。
同時に、最強の武器になる最高の思考法を身につけるためのビジネス書でもあります。
フェルミ推定の入り口を学ぶための軽い問題集ではありません。
楽しく、面白く、プラクティカルに、明日から使える形で書いてある実践のためのバイブル。

Amazon 経営学ランキング1位獲得!

「フェルミ推定」から始まる問題解決の技術

ソシム 高松 智史 (著) 2022/2/26

ベストセラー『ロジカルシンキングを超える戦略思考 フェルミ推定の技術』から早6ヶ月、待望の新刊がついに登場! 前作が「テキスト&問題集」だったから、本作はがっつり実践問題集編です ・・・なんて単純な2冊目であるはずがない!

この2冊だけでも構いません。これ以外の本は不要です。
この2冊を繰り返しやり、暗記してください。

その上で、過去問をやる。模擬面接をやる。って感じになります。

でも、圧倒的に過去問や模擬面接をやるより、この2冊を繰り返しやるほうが受かります。
なので、まず、この2冊でフェルミ推定を克服するところからはじめてください。

本業再強化の戦略

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