最新著書『コンサルが「マネジャー時代」に学ぶコト』ご購入はこちらから

戦略コンサルタント転職必読書—ロジカル・シンキング~論理的な思考と構成のスキル

ロジカル・シンキング~論理的な思考と構成のスキル

戦略コンサルタント転職必読書—ロジカル・シンキング~論理的な思考と構成のスキル

目次
考えるエンジン無料相談はこちらから

はじめに

この世には、ケース面接対策本、コンサル思考、コンサル業界に関する本まで「コンサル」の関連本が山のようにあります。そこで、世の中に溢れる「これ、コンサル関連本?」と思われるタイトルの本を全て “購入し”、自ら読んで、

  • 「ケース面接対策」という意味で、この本を読んだ本が良いかどうか?
  •  読むのであれば、どのページを読めば良いのか?

を丁寧に解説しました。当初、55冊を目指してご紹介しようとスタートしましたが、いつの間にか、どんどん増えておりますので、「どの本を読むべきなのか?」と迷われている方に、是非とも参考にして頂きたいです。  

「ロジカル・シンキング~論理的な思考と構成のスキル」とは

概要

本書の狙いは、体系立った、しかもシンプルで実践的なロジカル・コミュニケーションの技術を習得することにある。あえてこれを「技術」と呼ぶのは、これまでの経験から訓練を積めば誰でも身に付けられると確信するからだ。

「BOOK」データベースより

照屋 華子 (著), 岡田 恵子 (著)
出版社 ‏ : ‎ 東洋経済新報社
発売日 ‏ : ‎ 2001/4/1
単行本 ‏ : ‎ 227ページ

著者について

照屋華子
東京大学文学部社会学科卒業。(株)伊勢丹業務部広報担当を経て、1991年、経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーにコミュニケーション・スペシャリストとして入社。現在、同社と嘱託契約にて、顧客企業へのコンサルティング・レポートや提案書、記事等、さまざまなビジネス・ドキュメントを対象に、論理構成と日本語表現の観点からアドバイスを提供するエディティング・サービスに従事。また、論理構成をはじめ、ビジネス・ライティング、口頭説明についての多数のトレーニングを顧客企業やコンサルタントを対象に実施するとともに、ロジカル・コミュニケーションの手法の開発や論文執筆に関するエディティング等にも取り組んでいる

岡田恵子
慶応義塾大学法学部法律学科卒業。(株)日本交通公社出版事業局を経て、1989年、経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。コミュニケーション・スペシャリストとして、顧客企業向けコンサルティング・レポートの論理構成や表現に関するエディティング・サービスやコミュニケーション戦略の立案・実施支援に従事。また、コンサルタントや顧客企業への論理構成のトレーニング等に携わる。1998年に独立。現在、マッキンゼー社をはじめとする企業への各種コミュニケーション・サービスの企画・提供、研修プログラムの開発・実施、論文や書籍の執筆サポート、取材・編集業務等を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

「BOOK著者紹介情報」より

「ロジカル・シンキング~論理的な思考と構成のスキル」は戦略コンサル転職対策に必読か?

巨匠「照屋・岡田」コンビの名著であることは言うまでもない。

さっそく本題にいくと、ここを読んでほしい。

89ページ:第4章 話の飛びをなくす

これをタイトルにしているのは、読者に刺さると思うが、要するにこの章は、

So-what?(=示唆とは?)

について、教えてくれている。この世でSo-what?(=示唆とは?)を教えてもらえるのは、この本か、「考えるエンジン講座」くらいだから、貴重だ。逆にいえば、その他の章は他の本にも書いてあることが多いともいえる。

ケース面接にに示唆がつきもの。なので、第4勝だけでも目を通してもらいたい。

示唆の問題を一つ出しておこう。

このショートストーリーの示唆はなんだろうか?

2人の王子!の話
ある王様に2人の王子がありました。王様は老いを自覚して、王国を2人の王子のどちらかに継がせたいと考えました。王様は国中の賢い男の人と女の人を集めて、その前に2人の王子を立たせました。そして2人のそれぞれに5枚の銀貨を与えて言いました。
「日が暮れるまでに、広間全体にあふれるだけのものを手に入れてまいれ。どんなものを選ぶかは、お前たちに任せる。銀貨を使う必要があれば、残らず使っても構わない。」
「よい思い付きでございます」と賢い人々は口々に言いました。
長男の王子は農家の働き手たちがサトウキビを取り入れているところに通りかかりました。ある者はサトウキビを圧搾機にかけて甘い汁を絞り出していました。絞ったかすは惜しげもなく捨てられていました。王子は働き手たちの頭に掛け合って、しぼりかすを5枚の銀貨と引き換えてもらいました。
王子は王様に、弟を待つ必要はないと言いました。
「この通り、サトウキビの茎で広間はいっぱいになりました。」
けれども王はいいました。「まあ、待ちなさい。時間はまだある。」
弟の王子は戻ってくると、サトウキビの絞りかすをどけさせました。彼の手には1本のろうそくが握られているだけでした。
広間がもう一度、からっぽになったとき、弟の王子はろうそくを持って広間の真ん中に進み出て、灯心に火をともしました。
広間はたちまち明るくなりました。ろうそくの光は広間の隅々まで照らしました。
王様は弟の王子に言いました。「お前に王国を継いでもらおう。お前の兄は銀貨5枚を使って、役にも立たないかすで広間をいっぱいにした。それに引き換え、お前は1枚の銀貨も使わずに、広間を光で満たした。それこそ、わたしの民が何にもまして必要としているものなのだ」

さて、示唆は分かっただろうか?勢いで、もう一題出しましょう。

教授と壺!の話
ある大学でこんな授業があったという。
 「クイズの時間だ」 教授はそう言って、大きな壺を取り出し教壇に置いた。
その壺に、彼は一つ一つ岩を詰めた。壺がいっぱいになるまで岩を詰めて、彼は学生に聞いた。
「この壺は満杯か?」 教室中の学生が「はい」と答えた。
「本当に?」 そう言いながら教授は、教壇の下からバケツいっぱいの砂利をとり出した。
 そしてじゃりを壺の中に流し込み、壺を振りながら、岩と岩の間を砂利で埋めていく。 そしてもう一度聞いた。「この壺は満杯か?」 学生は答えられない。
 一人の生徒が「多分違うだろう」と答えた。 教授は 「そうだ」と笑い、
今度は教壇の陰から砂の入っ…たバケツを取り出した。 それを岩と砂利の隙間に流し込んだ後、三度目の質問を投げかけた。
「この壺はこれでいっぱいになったか?」 学生は声を揃えて「いや」と答えた。
 教授は水差しを取り出し、壺の縁までなみなみと注いだ。
彼は学生に最後の質問を投げかける。
「僕が何を言いたいのかわかるだろうか」 

さいごに

ケース面接対策に欠かせない「フェルミ推定」について

コンサルタント転職に欠かせないケース面接対策といえば、まずは「フェルミ推定」です。
これはある意味、コンサル転職界の「センター試験」。基本・基礎ですので、徹底的にやってください。

「フェルミ推定」の最強対策本はこちらです。

ロジカルシンキングを超える戦略思考 フェルミ推定の技術

ソシム 高松 智史 (著) 2021/8/18

本書は、コンサルタントになる、サバイブする、そしてマネージャーになる為には必須の一冊となっています。新卒・中途コンサル転職の必読書です(読まないと落ちるかもしれません)。
同時に、最強の武器になる最高の思考法を身につけるためのビジネス書でもあります。
フェルミ推定の入り口を学ぶための軽い問題集ではありません。
楽しく、面白く、プラクティカルに、明日から使える形で書いてある実践のためのバイブル。

Amazon 経営学ランキング1位獲得!

「フェルミ推定」から始まる問題解決の技術

ソシム 高松 智史 (著) 2022/2/26

ベストセラー『ロジカルシンキングを超える戦略思考 フェルミ推定の技術』から早6ヶ月、待望の新刊がついに登場! 前作が「テキスト&問題集」だったから、本作はがっつり実践問題集編です ・・・なんて単純な2冊目であるはずがない!

この2冊だけでも構いません。これ以外の本は不要です。
この2冊を繰り返しやり、暗記してください。

その上で、過去問をやる。模擬面接をやる。って感じになります。

でも、圧倒的に過去問や模擬面接をやるより、この2冊を繰り返しやるほうが受かります。
なので、まず、この2冊でフェルミ推定を克服するところからはじめてください。

ロジカル・シンキング~論理的な思考と構成のスキル

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次