戦略コンサルタント転職必読書—意思決定のための「分析の技術」
戦略コンサルタント転職必読書—意思決定のための「分析の技術」
はじめに
この世には、ケース面接対策本、コンサル思考、コンサル業界に関する本まで「コンサル」の関連本が山のようにあります。そこで、世の中に溢れる「これ、コンサル関連本?」と思われるタイトルの本を全て “購入し”、自ら読んで、
- 「ケース面接対策」という意味で、この本を読んだ本が良いかどうか?
- 読むのであれば、どのページを読めば良いのか?
を丁寧に解説しました。当初、55冊を目指してご紹介しようとスタートしましたが、いつの間にか、どんどん増えておりますので、「どの本を読むべきなのか?」と迷われている方に、是非とも参考にして頂きたいです。
「意思決定のための「分析の技術」」とは
概要
「分析」には確かな切り口と方法論がある。本書は、その整理・体系化を試みたものである。
「BOOK」データベースより
後 正武 (著)
出版社 : ダイヤモンド社
発売日 : 1998/12/1
単行本 : 263ページ
著者について
株式会社東京マネジメントコンサルタンツ 代表取締役 ○1942年生まれ。東京大学法学部卒業。ハーバード大学経営学修士 (MBA・ディスティンクション) 。新日本製鉄、マッキンゼー・アンド・カンパニー(パートナー)、ベイン・アンド・カンパニー取締役副社長/日本支社長を経て、1995年東京マネジメントコンサルタンツを設立。外資系の高額フィーを支払えないが真に改善・革新を必要とする会社に対して質の高いコンサルティングサービスを提供することを目指す。 ○事業戦略、販売・マーケティング戦略、収益改善計画、研究開発戦略、組織革新などの戦略系コンサルティングに豊富な実績を有し、大企業から中堅企業まで幅広い企業層に対してコンサルタント活動を行なっている。そのかたわら、コンサルタント会社の立て直し、社員の能力開発・教育訓練に携わった経験をもとにセミナー等で講師を務め、実務の体験に基づく具体的で成果重視の指導が受講者の好評を得ている。
「BOOK著者紹介情報」より
「意思決定のための「分析の技術」」は戦略コンサル転職対策に必読か?
コンサルタントになる方は100人いたら、100人読んでほしい、必読中の必読。「ケース対策」している人にとっては、これより先に読んでほしい本はあるが、それでも、時間があるなら、是非とも読んでほしいと思い、ご紹介します。
やはり、著者はマッキンゼー出身。そのあと、ベイン・アンド・カンパニー取締役副社長もやられている。すごい方ですね。
そういえば、ベインの方って本を書く文化はないのかしら?
本題に戻ると、読んでほしいのはここである。
目次
第1章「大きさ」を考える
第2章「分けて考える」
第3章「比較して」考える
第4章「変化/時系列」を考える
第5章「バラツキ」を考える
第6章「過程/プロセス」を考える
第7章「ツリー」で考える
第8章「不確定/あやふやなもの」を考える
第9章 「人の行動/ソフトの要素」を考える
「分析」の切り口が9つも紹介されている。この9つの切り口を意識して、分析するだけで、「ぐい、ぐいっと」成長を感じられるはず。
著者の名前も素敵だよね。後 正武=うしろ まさたけさん。
さいごに
ケース面接対策に欠かせない「フェルミ推定」について
コンサルタント転職に欠かせないケース面接対策といえば、まずは「フェルミ推定」です。
これはある意味、コンサル転職界の「センター試験」。基本・基礎ですので、徹底的にやってください。
「フェルミ推定」の最強対策本はこちらです。
ロジカルシンキングを超える戦略思考 フェルミ推定の技術
ソシム 高松 智史 (著) 2021/8/18
本書は、コンサルタントになる、サバイブする、そしてマネージャーになる為には必須の一冊となっています。新卒・中途コンサル転職の必読書です(読まないと落ちるかもしれません)。
同時に、最強の武器になる最高の思考法を身につけるためのビジネス書でもあります。
フェルミ推定の入り口を学ぶための軽い問題集ではありません。
楽しく、面白く、プラクティカルに、明日から使える形で書いてある実践のためのバイブル。
「フェルミ推定」から始まる問題解決の技術
ソシム 高松 智史 (著) 2022/2/26
ベストセラー『ロジカルシンキングを超える戦略思考 フェルミ推定の技術』から早6ヶ月、待望の新刊がついに登場! 前作が「テキスト&問題集」だったから、本作はがっつり実践問題集編です ・・・なんて単純な2冊目であるはずがない!
この2冊だけでも構いません。これ以外の本は不要です。
この2冊を繰り返しやり、暗記してください。
その上で、過去問をやる。模擬面接をやる。って感じになります。
でも、圧倒的に過去問や模擬面接をやるより、この2冊を繰り返しやるほうが受かります。
なので、まず、この2冊でフェルミ推定を克服するところからはじめてください。