戦略コンサルタント転職必読書—考える技術・書く技術
戦略コンサルタント転職必読書—考える技術・書く技術
はじめに
この世には、ケース面接対策本、コンサル思考、コンサル業界に関する本まで「コンサル」の関連本が山のようにあります。そこで、世の中に溢れる「これ、コンサル関連本?」と思われるタイトルの本を全て “購入し”、自ら読んで、
- 「ケース面接対策」という意味で、この本を読んだ本が良いかどうか?
- 読むのであれば、どのページを読めば良いのか?
を丁寧に解説しました。当初、55冊を目指してご紹介しようとスタートしましたが、いつの間にか、どんどん増えておりますので、「どの本を読むべきなのか?」と迷われている方に、是非とも参考にして頂きたいです。
「考える技術・書く技術」とは
概要
マッキンゼーをはじめ、世界の主要コンサルティング会社、さらにペプシコ、オリベッティ、AT&Tシステム、ユニリーバなどでライティングのコースを教えているバーバラ・ミントが、コミュニケーション力を高める文章の書き方を紹介。
「BOOK」データベースより
バーバラ ミント (著)
出版社 : ダイヤモンド社
発売日 : 1999/3/1
単行本 : 289ページ
著者について
ハーバード・ビジネススクール卒業後、マッキンゼー社に初の女性コンサルタントとして入社。文書作成に関する能力が認められ、ヨーロッパスタッフのレポート作成指導責任者となった。1973年に独立し、ピラミッド原則を用いたレポート作成、分析、プレゼンテーションなどの方法を教えている。世界の主要コンサルティング会社、さらにペプシコ、オリベッティ、AT&Tシステム、ユニリーバなどでライティングのコースを教えている。
「考える技術・書く技術 ワークブック 下」より
「考える技術・書く技術」は戦略コンサル転職対策に必読か?
この本は名著中の名著である。でも、読みづらい。私の師匠の「加藤広亮さん」のBCG時代の部屋にも一冊置いてあるほど。でも、読みづらいのが、バーバラミント。
ケース対策にも、コンサルタントとして成功するためにも、非常に有益な本なのだが、弱点は、
「良薬、口に苦し」的に、読みづらく、ちょっと眠くなる
なので、一冊目に読むことは勧めない。
6カ月くらいかけて、他の本=スウィーツをちょいちょい間に挟みながら、読む感じ。このバーバラミントさんもご多分に漏れずマッキンゼー出身。逆にいえば、この本を「さらり」と読めちゃうひとは、BCGよりマッキンゼーに向いているというリトマス試験紙的な本かもしれない。
本題に戻ると、全部読んでほしいが、あえてここを読んでほしいというのをあげれば、
171ページ:第8章問題を定義する
めずらしく?問題定義のフレームワーク(R1とR2)を提唱・説明してくれているので、必読箇所だ。
この章だけは、私も“飽きずに、眠くならずに”読むことができた。
さいごに
ケース面接対策に欠かせない「フェルミ推定」について
コンサルタント転職に欠かせないケース面接対策といえば、まずは「フェルミ推定」です。
これはある意味、コンサル転職界の「センター試験」。基本・基礎ですので、徹底的にやってください。
「フェルミ推定」の最強対策本はこちらです。
ロジカルシンキングを超える戦略思考 フェルミ推定の技術
ソシム 高松 智史 (著) 2021/8/18
本書は、コンサルタントになる、サバイブする、そしてマネージャーになる為には必須の一冊となっています。新卒・中途コンサル転職の必読書です(読まないと落ちるかもしれません)。
同時に、最強の武器になる最高の思考法を身につけるためのビジネス書でもあります。
フェルミ推定の入り口を学ぶための軽い問題集ではありません。
楽しく、面白く、プラクティカルに、明日から使える形で書いてある実践のためのバイブル。
「フェルミ推定」から始まる問題解決の技術
ソシム 高松 智史 (著) 2022/2/26
ベストセラー『ロジカルシンキングを超える戦略思考 フェルミ推定の技術』から早6ヶ月、待望の新刊がついに登場! 前作が「テキスト&問題集」だったから、本作はがっつり実践問題集編です ・・・なんて単純な2冊目であるはずがない!
この2冊だけでも構いません。これ以外の本は不要です。
この2冊を繰り返しやり、暗記してください。
その上で、過去問をやる。模擬面接をやる。って感じになります。
でも、圧倒的に過去問や模擬面接をやるより、この2冊を繰り返しやるほうが受かります。
なので、まず、この2冊でフェルミ推定を克服するところからはじめてください。