戦略コンサルタント転職必読書—イシューからはじめよ
戦略コンサルタント転職必読書—イシューからはじめよ
はじめに
この世には、ケース面接対策本、コンサル思考、コンサル業界に関する本まで「コンサル」の関連本が山のようにあります。そこで、世の中に溢れる「これ、コンサル関連本?」と思われるタイトルの本を全て “購入し”、自ら読んで、
- 「ケース面接対策」という意味で、この本を読んだ本が良いかどうか?
- 読むのであれば、どのページを読めば良いのか?
を丁寧に解説しました。当初、55冊を目指してご紹介しようとスタートしましたが、いつの間にか、どんどん増えておりますので、「どの本を読むべきなのか?」と迷われている方に、是非とも参考にして頂きたいです。
「イシューからはじめよ」とは
概要
MECE、フレームワーク、ピラミッド構造、フェルミ推定…目的から理解する知的生産の全体観。「脳科学×戦略コンサル×ヤフー」トリプルキャリアが生み出した究極の問題設定&解決法。コンサルタント、研究者、マーケター、プランナー…「生み出す変化」で稼ぐ、プロフェッショナルのための思考術。
「BOOK」データベースより
安宅和人 (著)
出版社 : 英治出版
発売日 : 2010/11/24
単行本(ソフトカバー) : 248ページ
著者について
1968年、富山県生まれ。東京大学大学院生物化学専攻にて修士号取得後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。4年半の勤務後、イェール大学・脳神経科学プログラムに入学。3年9カ月で学位取得(Ph.D.)。マッキンゼー復帰に伴い帰国。マーケティング研究グループのアジア太平洋地域における中心メンバーの1人として、飲料、小売り・ハイテクなど幅広い分野におけるブランド立て直し、商品・事業開発に関わる。また、東京事務所における新人教育のメンバーとして「問題解決」「分析」「チャートライティング」などのトレーニングを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
「BOOK著者紹介情報」より
「イシューからはじめよ」は戦略コンサル転職対策に必読か?
マッキンゼー出身の安宅さん、ねぇねぇ、安宅さん。ここはBCGに譲ろうよ。ロジカル系はマッキンゼー、論点系はBCGって流れと思いきや、そうは問屋が卸さない。世界のマッキンゼーも、やっぱり「論点ラバー」はいらっしゃる。
さて、本題に戻ると、ここを読んでほしい。
48ページ:「スタンスをとる」ことが肝要
ケース面接でも「スタンスをとる」ことは、すごく大切。スタンスをとる!とは、簡単にいえば、
イロイロわかんないことあるが、とりあえず、答えを作ること
ケース問題にしても、十分情報が渡されることは少ない。ので、分からないことは、すべて、自分で“勝手に”決めていい!と考え、ガンガン思考を前に進める感じ。
この本は「論点ベースの働き方」について書かれた本で、コンサルタントにとっては、途轍もなく為になりすぎる本。しかしながら、「ケース対策」という意味では、この本だけを読んで、“できるようになる”まではきっとたどりつかないだろう。
論点の世界観を感じる
に留まってしまうように思える。
コンサルタントでの業務や、「考えるエンジン講座」などのわかっている人から教わった後でこれを読んだら、たぶん、こう叫ぶはずだ
安宅先生、すげー!!!!!
と。この本をすげーと鳥肌を立てることができたら、もうあなたは、論点の世界の住人だ。
さいごに
ケース面接対策に欠かせない「フェルミ推定」について
コンサルタント転職に欠かせないケース面接対策といえば、まずは「フェルミ推定」です。
これはある意味、コンサル転職界の「センター試験」。基本・基礎ですので、徹底的にやってください。
「フェルミ推定」の最強対策本はこちらです。
ロジカルシンキングを超える戦略思考 フェルミ推定の技術
ソシム 高松 智史 (著) 2021/8/18
本書は、コンサルタントになる、サバイブする、そしてマネージャーになる為には必須の一冊となっています。新卒・中途コンサル転職の必読書です(読まないと落ちるかもしれません)。
同時に、最強の武器になる最高の思考法を身につけるためのビジネス書でもあります。
フェルミ推定の入り口を学ぶための軽い問題集ではありません。
楽しく、面白く、プラクティカルに、明日から使える形で書いてある実践のためのバイブル。
「フェルミ推定」から始まる問題解決の技術
ソシム 高松 智史 (著) 2022/2/26
ベストセラー『ロジカルシンキングを超える戦略思考 フェルミ推定の技術』から早6ヶ月、待望の新刊がついに登場! 前作が「テキスト&問題集」だったから、本作はがっつり実践問題集編です ・・・なんて単純な2冊目であるはずがない!
この2冊だけでも構いません。これ以外の本は不要です。
この2冊を繰り返しやり、暗記してください。
その上で、過去問をやる。模擬面接をやる。って感じになります。
でも、圧倒的に過去問や模擬面接をやるより、この2冊を繰り返しやるほうが受かります。
なので、まず、この2冊でフェルミ推定を克服するところからはじめてください。