戦略コンサルタント転職必読書—コンサル100年史
戦略コンサルタント転職必読書—コンサル100年史
はじめに
この世には、ケース面接対策本、コンサル思考、コンサル業界に関する本まで「コンサル」の関連本が山のようにあります。そこで、世の中に溢れる「これ、コンサル関連本?」と思われるタイトルの本を全て “購入し”、自ら読んで、
- 「ケース面接対策」という意味で、この本を読んだ本が良いかどうか?
- 読むのであれば、どのページを読めば良いのか?
を丁寧に解説しました。当初、55冊を目指してご紹介しようとスタートしましたが、いつの間にか、どんどん増えておりますので、「どの本を読むべきなのか?」と迷われている方に、是非とも参考にして頂きたいです。
「コンサル100年史」とは
概要
何のためにコンサルは存在し、何をもたらしてきたのか?世界の企業・政府に影響を及ぼし続ける強大な力の正体とは?経営コンサル100年の歴史を一気読み!
「BOOK」データベースより
並木裕太 (著)
出版社 : ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日 : 2015/1/29
単行本(ソフトカバー) : 352ページ
著者について
フィールドマネージメント代表取締役。1977年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。ペンシルベニア大学ウォートン・スクールでMBAを取得。2000年、マッキンゼー・アンド・カンパニー入社、アジア太平洋地区航空グループリーダー、マッキンゼー・スクール・オブ・リーダーシップ校長などを歴任。2009年、フィールドマネージメントを設立。エレクトロニクス、自動車、航空、インターネットなどの産業で日本を代表する企業の経営コンサルタントを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
「BOOK著者紹介情報」より
「コンサル100年史」は戦略コンサル転職対策に必読か?
今、どこの会社に行きたいですか?
と聞かれたら、脊髄反射で答えてしまうのが、並木裕太さんが作られた会社フィールドマネジメントである。BCGの仲間たちも何人か、フィールドマネジメントにジョインしており、嫉妬を覚える。
この会社を作られたのが、この本の著者である“並木裕太”さん。面識もないし、ただただ憧れているだけなので、そもそもこういうとき“さん”付けで呼んでいいものか、迷う。
並木さんってどんな経歴か?を雑に説明しますと、
マッキンゼーに入り、さくっと偉くなって、プロ野球やJリーグなどスポーツのコンサルもしていて、自ら、社会人野球のオーナー兼GMだったり、アパレルもやっちゃている方
ほんと、すごい。年齢見てみると、1977年・・2歳差。私もがんばります。
と、本題に戻ると、ぜひ、読んでもらいたいのは、
232ページ:実際の「ケース式」面接はこんなふうに行われた!
ケース面接と言わずに、「ケース式」面接と呼ぶ、並木さんのこだわりに心惹かれつつ、説明していくと、1対4の新卒のケース式面接ながら、面接官⇔候補者!とのやりとりが、臨場感たっぷりに描写されている。
加えて、読んでもらいたいのが、各コンサルティングファームの出自がわかる箇所。
60ページ:BCG =イノベーションが成長の原動力
70ページ:ベイン&カンパニー =革新的なコンサルティング・ビジネスモデルの提唱
84ページ:AT・カーニー =コンサル揺籃期の業界掲載に貢献
マッキンゼーについては至るところに書いてあります。
さいごに
ケース面接対策に欠かせない「フェルミ推定」について
コンサルタント転職に欠かせないケース面接対策といえば、まずは「フェルミ推定」です。
これはある意味、コンサル転職界の「センター試験」。基本・基礎ですので、徹底的にやってください。
「フェルミ推定」の最強対策本はこちらです。
ロジカルシンキングを超える戦略思考 フェルミ推定の技術
ソシム 高松 智史 (著) 2021/8/18
本書は、コンサルタントになる、サバイブする、そしてマネージャーになる為には必須の一冊となっています。新卒・中途コンサル転職の必読書です(読まないと落ちるかもしれません)。
同時に、最強の武器になる最高の思考法を身につけるためのビジネス書でもあります。
フェルミ推定の入り口を学ぶための軽い問題集ではありません。
楽しく、面白く、プラクティカルに、明日から使える形で書いてある実践のためのバイブル。
「フェルミ推定」から始まる問題解決の技術
ソシム 高松 智史 (著) 2022/2/26
ベストセラー『ロジカルシンキングを超える戦略思考 フェルミ推定の技術』から早6ヶ月、待望の新刊がついに登場! 前作が「テキスト&問題集」だったから、本作はがっつり実践問題集編です ・・・なんて単純な2冊目であるはずがない!
この2冊だけでも構いません。これ以外の本は不要です。
この2冊を繰り返しやり、暗記してください。
その上で、過去問をやる。模擬面接をやる。って感じになります。
でも、圧倒的に過去問や模擬面接をやるより、この2冊を繰り返しやるほうが受かります。
なので、まず、この2冊でフェルミ推定を克服するところからはじめてください。