戦略コンサルタント転職必読書—戦略参謀 経営プロフェッショナルの教科書
戦略コンサルタント転職必読書—戦略参謀 経営プロフェッショナルの教科書
はじめに
この世には、ケース面接対策本、コンサル思考、コンサル業界に関する本まで「コンサル」の関連本が山のようにあります。そこで、世の中に溢れる「これ、コンサル関連本?」と思われるタイトルの本を全て “購入し”、自ら読んで、
- 「ケース面接対策」という意味で、この本を読んだ本が良いかどうか?
- 読むのであれば、どのページを読めば良いのか?
を丁寧に解説しました。当初、55冊を目指してご紹介しようとスタートしましたが、いつの間にか、どんどん増えておりますので、「どの本を読むべきなのか?」と迷われている方に、是非とも参考にして頂きたいです。
「戦略参謀 経営プロフェッショナルの教科書」とは
概要
紳士服チェーン「しきがわ」の営業マン高山昇は、ある発言から古株の阿久津専務の逆麟に触れ、新設の経営企画室に異動させられる。だが、高山は持ち前の正義感と行動力を武器に、外部コンサルタントらの助力を得ながらトップの補佐役=戦略参謀として成長していく―。会社再生にまい進する主人公を描く企業改革ノベル。
「BOOK」データベースより
稲田 将人 (著)
出版社 : 日本経済新聞出版社
発売日 : 2017/11/2
文庫 : 544ページ
著者について
株式会社RE‐Engineering Partners代表、経営コンサルタント。早稲田大学大学院理工学研究科修了。豊田自動織機製作所よりの企業派遣で米国コロンビア大学大学院コンピューターサイエンス科にて修士号を取得した後、マッキンゼーアンドカンパニーに入社。マッキンゼーでは、総合家電企業、建設業、流通業などの戦略策定や経営改革などに携わる。その後は、企業からの依頼を受け、大手企業の代表取締役社長、役員、事業・営業責任者として売上V字回復、収益性強化などの企業改革を行う。2008年8月に株式会社RE‐Engineering Partnersを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
「BOOK著者紹介情報」より
「戦略参謀 経営プロフェッショナルの教科書」は戦略コンサル転職対策に必読か?
「戦略参謀の仕事」でもご紹介した「稲田さん」の本。こちらの小説を最初に書き、そのあとに、「戦略参謀の仕事」を書いたとのこと。
で、結論からいうと、
こっちの方が、めちゃくちゃ、面白い
んです。
ビジネス小説に仕立てることで、臨場感もわき、分かりやすいし、読み進めやすい。紳士服チェーン「しきがわ」を舞台に教えてくれている。本当に読むなら、こっちです。
ケース面接対策というより、コンサルティングファームを知るために、ですが、頭の使い方・仕事の仕方的な学びもある。
さいごに
ケース面接対策に欠かせない「フェルミ推定」について
コンサルタント転職に欠かせないケース面接対策といえば、まずは「フェルミ推定」です。
これはある意味、コンサル転職界の「センター試験」。基本・基礎ですので、徹底的にやってください。
「フェルミ推定」の最強対策本はこちらです。
ロジカルシンキングを超える戦略思考 フェルミ推定の技術
ソシム 高松 智史 (著) 2021/8/18
本書は、コンサルタントになる、サバイブする、そしてマネージャーになる為には必須の一冊となっています。新卒・中途コンサル転職の必読書です(読まないと落ちるかもしれません)。
同時に、最強の武器になる最高の思考法を身につけるためのビジネス書でもあります。
フェルミ推定の入り口を学ぶための軽い問題集ではありません。
楽しく、面白く、プラクティカルに、明日から使える形で書いてある実践のためのバイブル。
「フェルミ推定」から始まる問題解決の技術
ソシム 高松 智史 (著) 2022/2/26
ベストセラー『ロジカルシンキングを超える戦略思考 フェルミ推定の技術』から早6ヶ月、待望の新刊がついに登場! 前作が「テキスト&問題集」だったから、本作はがっつり実践問題集編です ・・・なんて単純な2冊目であるはずがない!
この2冊だけでも構いません。これ以外の本は不要です。
この2冊を繰り返しやり、暗記してください。
その上で、過去問をやる。模擬面接をやる。って感じになります。
でも、圧倒的に過去問や模擬面接をやるより、この2冊を繰り返しやるほうが受かります。
なので、まず、この2冊でフェルミ推定を克服するところからはじめてください。