戦略コンサルタント転職必読書—コンサルは会社の害毒である
戦略コンサルタント転職必読書—コンサルは会社の害毒である
はじめに
この世には、ケース面接対策本、コンサル思考、コンサル業界に関する本まで「コンサル」の関連本が山のようにあります。そこで、世の中に溢れる「これ、コンサル関連本?」と思われるタイトルの本を全て “購入し”、自ら読んで、
- 「ケース面接対策」という意味で、この本を読んだ本が良いかどうか?
- 読むのであれば、どのページを読めば良いのか?
を丁寧に解説しました。当初、55冊を目指してご紹介しようとスタートしましたが、いつの間にか、どんどん増えておりますので、「どの本を読むべきなのか?」と迷われている方に、是非とも参考にして頂きたいです。
「コンサルは会社の害毒である」とは
概要
日本企業では、戦略は「現場の社員」が考え、実行しなければ意味がない!元コンサルにして事業調査業者である著者が、コンサル業界が産業として崩壊している現状を徹底的に告発する。コンサルの使う欧米の理論は日本にはまったく合っていないうえに、ツールそのものも時代遅れになっている。そう、コンサルは不要だ。会社を支えるのは、あなたの活躍しかないのだ。
「BOOK」データベースより
中村 和己 (著)
出版社 : KADOKAWA/角川書店
発売日 : 2015/11/10
新書 : 244ページ
著者について
1995年、東京工業大学を卒業後、新規事業の創造を求めて日本たばこ産業株式会社に入社。仙台たばこ工場にて原価削減調査に従事した後、株式会社バーガーキング・ジャパン立ち上げに参画し、国立大学との共同設備開発、機器の買い付け/輸入、FCライセンサーとの交渉に尽力。さらに飲料事業部にてM&Aを想定した自販機販路収益化をファイナンス面から検討し、営業改善施策立案および実行に取り組む。2000年、大手外資コンサルティング会社に転職し、事業戦略に関するコンサルティングに従事。03、中村事業企画を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
「BOOK著者紹介情報」より
「コンサルは会社の害毒である」は戦略コンサル転職対策に必読か?
「有害である」ではなく、「害毒である」(タイトル)とするあたり言葉のセンシティビティ。
マッキンゼーをはじめとする経営コンサルがいうところの“問題解決”の中身とは、実は“解雇”である
(35ページ)
といいきってしまうスタンス力。
「コンサルタントは筆記用具。」(174ページ)と書きながら、“NBI”というコンサル風な事をやるメンタルタフネス。
著者「中村和巳」さんは、私と同じくコンサルを愛しているんだろうなとつくづく思い、今回は少し、短めに終わらせていただきます。
ちなみに、NBIのHPはこちら
さいごに
ケース面接対策に欠かせない「フェルミ推定」について
コンサルタント転職に欠かせないケース面接対策といえば、まずは「フェルミ推定」です。
これはある意味、コンサル転職界の「センター試験」。基本・基礎ですので、徹底的にやってください。
「フェルミ推定」の最強対策本はこちらです。
ロジカルシンキングを超える戦略思考 フェルミ推定の技術
ソシム 高松 智史 (著) 2021/8/18
本書は、コンサルタントになる、サバイブする、そしてマネージャーになる為には必須の一冊となっています。新卒・中途コンサル転職の必読書です(読まないと落ちるかもしれません)。
同時に、最強の武器になる最高の思考法を身につけるためのビジネス書でもあります。
フェルミ推定の入り口を学ぶための軽い問題集ではありません。
楽しく、面白く、プラクティカルに、明日から使える形で書いてある実践のためのバイブル。
「フェルミ推定」から始まる問題解決の技術
ソシム 高松 智史 (著) 2022/2/26
ベストセラー『ロジカルシンキングを超える戦略思考 フェルミ推定の技術』から早6ヶ月、待望の新刊がついに登場! 前作が「テキスト&問題集」だったから、本作はがっつり実践問題集編です ・・・なんて単純な2冊目であるはずがない!
この2冊だけでも構いません。これ以外の本は不要です。
この2冊を繰り返しやり、暗記してください。
その上で、過去問をやる。模擬面接をやる。って感じになります。
でも、圧倒的に過去問や模擬面接をやるより、この2冊を繰り返しやるほうが受かります。
なので、まず、この2冊でフェルミ推定を克服するところからはじめてください。