戦略コンサルタント転職必読書—実践型クリティカルシンキング
戦略コンサルタント転職必読書—実践型クリティカルシンキング
はじめに
この世には、ケース面接対策本、コンサル思考、コンサル業界に関する本まで「コンサル」の関連本が山のようにあります。そこで、世の中に溢れる「これ、コンサル関連本?」と思われるタイトルの本を全て “購入し”、自ら読んで、
- 「ケース面接対策」という意味で、この本を読んだ本が良いかどうか?
- 読むのであれば、どのページを読めば良いのか?
を丁寧に解説しました。当初、55冊を目指してご紹介しようとスタートしましたが、いつの間にか、どんどん増えておりますので、「どの本を読むべきなのか?」と迷われている方に、是非とも参考にして頂きたいです。
「実践型クリティカルシンキング」とは
概要
ロジカルシンキングだけでは世界で戦えない。結果を出す人の思考法はこれだ。
「BOOK」データベースより
佐々木裕子 (著)
出版社 : ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日 : 2014/6/27
単行本(ソフトカバー) : 197ページ
著者について
株式会社チェンジウェーブ代表。東京大学法学部卒業後、日本銀行を経て、マッキンゼーアンドカンパニー入社。シカゴオフィス勤務の後、同社アソシエイトパートナー。8年強の間、金融、小売、通信、公的機関など数多くの起業の経営変革プロジェクトに従事。マッキンゼーを退職後、企業の「変革」デザイナーとしての活動を開始。ChangeWave(株式会社チェンジウェーブ)を創立し、変革実現のサポートと変革リーダー育成に携わる傍ら、自らの出産と同時に、子どもの可能性を引き出す託児サービス事業・creche bebeも立ち上げている。愛知県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
「BOOK著者紹介情報」より
「実践型クリティカルシンキング」は戦略コンサル転職対策に必読か?
21st CENTURY BUSINESS PROFESSIONAL シリーズの第一弾。まずは、「クリティカルシンキングとは?」から、おさらい。
つまり、実践型クリティカルシンキングとは、
- 「目指すもの」を達成するために、
- 「自分の頭」で考え、行動し、
- 「周りを動かす」ための実践的な思考技術
なのです。
と、偉そうにいってみたものの、私も初めて、この本で、クリティカルシンキングというのを正しく理解しました。
さて、本題に戻ると、ぜひ、ここを読んでもらいたい。
162ページ:「打ち手を考える」ための5つのステップ
演習5:21歳の大学生がエベレストに登るためには?
丁寧に、どのように「打ち手」(対策)を練れば良いか?を説明してくださっています。
「考えるエンジン」とは当然、違うアプローチではありますが、この打ち手ドリブンで掘り下げていくのも、手としてはあり。なので、ものすごく勉強になりますし、「思考が深くなっていく」感を体感できるはず。
あと、もう一つ読んでほしいのが、
190ページ:実践型クリティカルシンキングを身に着ける4つのコツ
- とにかくひたすら考え続ける
- 紙と鉛筆を湯水のように使う
- 自分だけで考えず、人と壁打ちをする
- 現地現物・百閒は一見にしかず-事実に当たる
1は、精神論ちっくなので、さておき、2-4は、うんうん。まさに、湯水のごとく「紙」を使う。なので、コンサルタントはノートではなく、ノートパッドを使いまくるのでしょう。
さいごに
ケース面接対策に欠かせない「フェルミ推定」について
コンサルタント転職に欠かせないケース面接対策といえば、まずは「フェルミ推定」です。
これはある意味、コンサル転職界の「センター試験」。基本・基礎ですので、徹底的にやってください。
「フェルミ推定」の最強対策本はこちらです。
ロジカルシンキングを超える戦略思考 フェルミ推定の技術
ソシム 高松 智史 (著) 2021/8/18
本書は、コンサルタントになる、サバイブする、そしてマネージャーになる為には必須の一冊となっています。新卒・中途コンサル転職の必読書です(読まないと落ちるかもしれません)。
同時に、最強の武器になる最高の思考法を身につけるためのビジネス書でもあります。
フェルミ推定の入り口を学ぶための軽い問題集ではありません。
楽しく、面白く、プラクティカルに、明日から使える形で書いてある実践のためのバイブル。
「フェルミ推定」から始まる問題解決の技術
ソシム 高松 智史 (著) 2022/2/26
ベストセラー『ロジカルシンキングを超える戦略思考 フェルミ推定の技術』から早6ヶ月、待望の新刊がついに登場! 前作が「テキスト&問題集」だったから、本作はがっつり実践問題集編です ・・・なんて単純な2冊目であるはずがない!
この2冊だけでも構いません。これ以外の本は不要です。
この2冊を繰り返しやり、暗記してください。
その上で、過去問をやる。模擬面接をやる。って感じになります。
でも、圧倒的に過去問や模擬面接をやるより、この2冊を繰り返しやるほうが受かります。
なので、まず、この2冊でフェルミ推定を克服するところからはじめてください。