戦略コンサルタント転職必読書—問題解決 プロフェショナル
戦略コンサルタント転職必読書—問題解決 プロフェショナル
はじめに
この世には、ケース面接対策本、コンサル思考、コンサル業界に関する本まで「コンサル」の関連本が山のようにあります。そこで、世の中に溢れる「これ、コンサル関連本?」と思われるタイトルの本を全て “購入し”、自ら読んで、
- 「ケース面接対策」という意味で、この本を読んだ本が良いかどうか?
- 読むのであれば、どのページを読めば良いのか?
を丁寧に解説しました。当初、55冊を目指してご紹介しようとスタートしましたが、いつの間にか、どんどん増えておりますので、「どの本を読むべきなのか?」と迷われている方に、是非とも参考にして頂きたいです。
「問題解決 プロフェショナル」とは
概要
戦略コンサルタントのスキルを盗め!問題解決の基本的考え方はここにある。問題解決理論をチャートを駆使してわかりやすく説明。シンプルで明快な解説はそのままに、企業事例を刷新。
「BOOK」データベースより
齋藤 嘉則 (著)
出版社 : ダイヤモンド社; 新版
発売日 : 2010/4/16
単行本 : 211ページ
著者について
株式会社ビジネスコラボレーション代表。東京大学工学部卒業。英国ロンドン大学ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)校にて経済学修士(MSc)を取得。マッキンゼー・アンド・カンパニーの経営コンサルタント、米国大手家庭用品メーカーのゼネラル・ディレクター等を経て、’96年より現職。大手企業を中心に経営戦略やマーケティング戦略のコンサルティング、企業の戦略プラットフォーム強化のための戦略スキル開発、新規事業開発のためのナビゲーション、幹部教育、問題解決技法や状況マネジメント力強化のトレーニングなどの指導を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
「BOOK著者紹介情報」より
「問題解決 プロフェショナル」は戦略コンサル転職対策に必読か?
コンサル本を読んで「マッキンゼー」と「BCG」を比較すると、マッキンゼーの方が「論理的な正しさ」=ロジカルシンキングを重視している気がする。
- 問題解決 プロフェショナル「思考と技術」=斎藤嘉則さん
- ロジカルシンキング=照屋華子さん、岡田恵子さん
- マッキンゼー式ロジカルシンキング=大嶋祥誉さん
みんな、マッキンゼーの方が書かれた本。
私の記憶では、BCG出身の方で「ロジカルシンキング」みたいな本を書いた人はたぶんいない。
さらっと並べてみると、
- 仮説思考= 内田和成さん
- 論点思考= 内田和成さん
- 戦略「脳」を鍛える= 御立尚資さん
- BCG戦略コンセプト= 水越豊さん
こんな感じ。確かに、ロジカルの「ロ」の次も見当たらない。面白いものです。
本題に戻ると、ここを読んでもらいたい。
4ページ:初版時の序文
私はアメリカの経営コンサルティング会社マッキンゼー勤務時代に、問題解決のために3つの行動規範「ポジメン」「ロジシン」「パラテン」を定めていた。
それぞれの意味は、
ポジメン=ポジティブ・メンタリティ
ロジシン=ロジカル・シンキング
パラテン=パラダイム転換
って、ロジシンはわかるけど、あとの2つは定着しなかっただろうなー。なんか、言いにくいもんね。でも、本当にこの3つは重要なスキル。
「お前、ポジメンが足らん。ポジメンでいこうぜ」
「パラテンして考えてみようぜ。」
ね、言いにくいよね。パラテン起こしていこうぜ。
さいごに
ケース面接対策に欠かせない「フェルミ推定」について
コンサルタント転職に欠かせないケース面接対策といえば、まずは「フェルミ推定」です。
これはある意味、コンサル転職界の「センター試験」。基本・基礎ですので、徹底的にやってください。
「フェルミ推定」の最強対策本はこちらです。
ロジカルシンキングを超える戦略思考 フェルミ推定の技術
ソシム 高松 智史 (著) 2021/8/18
本書は、コンサルタントになる、サバイブする、そしてマネージャーになる為には必須の一冊となっています。新卒・中途コンサル転職の必読書です(読まないと落ちるかもしれません)。
同時に、最強の武器になる最高の思考法を身につけるためのビジネス書でもあります。
フェルミ推定の入り口を学ぶための軽い問題集ではありません。
楽しく、面白く、プラクティカルに、明日から使える形で書いてある実践のためのバイブル。
「フェルミ推定」から始まる問題解決の技術
ソシム 高松 智史 (著) 2022/2/26
ベストセラー『ロジカルシンキングを超える戦略思考 フェルミ推定の技術』から早6ヶ月、待望の新刊がついに登場! 前作が「テキスト&問題集」だったから、本作はがっつり実践問題集編です ・・・なんて単純な2冊目であるはずがない!
この2冊だけでも構いません。これ以外の本は不要です。
この2冊を繰り返しやり、暗記してください。
その上で、過去問をやる。模擬面接をやる。って感じになります。
でも、圧倒的に過去問や模擬面接をやるより、この2冊を繰り返しやるほうが受かります。
なので、まず、この2冊でフェルミ推定を克服するところからはじめてください。