戦略コンサルタント転職必読書—BCG経営コンセプト 構造改革編
戦略コンサルタント転職必読書—BCG経営コンセプト 構造改革編
はじめに
この世には、ケース面接対策本、コンサル思考、コンサル業界に関する本まで「コンサル」の関連本が山のようにあります。そこで、世の中に溢れる「これ、コンサル関連本?」と思われるタイトルの本を全て “購入し”、自ら読んで、
- 「ケース面接対策」という意味で、この本を読んだ本が良いかどうか?
- 読むのであれば、どのページを読めば良いのか?
を丁寧に解説しました。当初、55冊を目指してご紹介しようとスタートしましたが、いつの間にか、どんどん増えておりますので、「どの本を読むべきなのか?」と迷われている方に、是非とも参考にして頂きたいです。
「BCG経営コンセプト 構造改革編」とは
概要
戦略の実行能力を高める組織メソッド。日本で設立50年を迎えたBCGの最新経営手法。
「BOOK」データベースより
菅野 寛 (著), ボストンコンサルティンググループ
出版社 : 東洋経済新報社
発売日 : 2016/11/3
単行本 : 190ページ
著者について
東京工業大学工学部卒。同大学院修士課程修了。日建設計に勤務後、米国カーネギーメロン大学にて経営工学修士取得。その後、ボストンコンサルティンググループ(BCG)にて十数年間、日本およびグローバル企業に対してさまざまなコンサルティング・サービスを提供。BCGテクノロジー、メディアおよびテレコミュニケーション専門部会のアジア/パシフィック地区リーダーを経て2008年より一橋大学大学院国際企業戦略研究科(一橋ICS)教授。2016年より早稲田大学大学院経営管理研究科(早稲田ビジネススクール)教授に就任。現在、オムロンヘルスケア、WOWWOWなどの社外取締役を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
「BOOK著者紹介情報」より
「BCG経営コンセプト 構造改革編」は戦略コンサル転職対策に必読か?
BCG経営コンセプトの【構造改革編】を、これまたBCGのパートナーを卒業し、早稲田ビジネススクールや一橋ICSで教鞭をとられている菅野さん。
菅野さんとはお仕事をしたことは無いのですが、BCGに入社して、最初のトレーニング(通称、トレーニングX)の模擬ケースにおいて、むじゃきにお話しを聞きに行き、それも【1時間半】も教えてもらってしまった。
後で、トレーナーの木村さん(その時、プリンシパル。今は、パートナー)から、
え?菅野さんの時間を1時間半ももらったの?まじか。パートナーだぞ、お前。ある意味、すごいな、お前。あとで、菅野さんにお礼を言わないとだな。
と言われたのを今でも覚えています。ほんと、今思うと、トレーニングXごときに、1時間半もくれた菅野さん、神すぎる。ってか、モッタイナイ。
本題に戻すと、この本も、【BCG経営コンセプト 市場創造編】と同じく、
経営コンセプト=コンサルティングを売りにいくときのテーマ
として読んでもらうと面白味も100倍。
今、「考えるエンジン講座」など、教育カンパニーをやっているくらいなので、興味はやはり、
イネーブルメント
簡単にいえば、
「BCGと一緒に働くと、クライアントの社員が成長するっしょ」それが価値だ!
という考え方で、これは“手前味噌”的だが、本当にそう思うし、クライアントのエライ方から、本当に有難がられるのもこの付加価値である。
さいごに
ケース面接対策に欠かせない「フェルミ推定」について
コンサルタント転職に欠かせないケース面接対策といえば、まずは「フェルミ推定」です。
これはある意味、コンサル転職界の「センター試験」。基本・基礎ですので、徹底的にやってください。
「フェルミ推定」の最強対策本はこちらです。
ロジカルシンキングを超える戦略思考 フェルミ推定の技術
ソシム 高松 智史 (著) 2021/8/18
本書は、コンサルタントになる、サバイブする、そしてマネージャーになる為には必須の一冊となっています。新卒・中途コンサル転職の必読書です(読まないと落ちるかもしれません)。
同時に、最強の武器になる最高の思考法を身につけるためのビジネス書でもあります。
フェルミ推定の入り口を学ぶための軽い問題集ではありません。
楽しく、面白く、プラクティカルに、明日から使える形で書いてある実践のためのバイブル。
「フェルミ推定」から始まる問題解決の技術
ソシム 高松 智史 (著) 2022/2/26
ベストセラー『ロジカルシンキングを超える戦略思考 フェルミ推定の技術』から早6ヶ月、待望の新刊がついに登場! 前作が「テキスト&問題集」だったから、本作はがっつり実践問題集編です ・・・なんて単純な2冊目であるはずがない!
この2冊だけでも構いません。これ以外の本は不要です。
この2冊を繰り返しやり、暗記してください。
その上で、過去問をやる。模擬面接をやる。って感じになります。
でも、圧倒的に過去問や模擬面接をやるより、この2冊を繰り返しやるほうが受かります。
なので、まず、この2冊でフェルミ推定を克服するところからはじめてください。